2017年05月22日

残業規制 医師は5年猶予

【政府は22日、働き方改革の焦点となっている罰則付きの残業規制について、厳しい労働環境になりがちな病院勤務の医師への適用を法律の施行から5年後に遅らせる検討に入った。医師は患者の数や診療時間などの業務量を自分で調整しにくいため、適用までの猶予期間を設け、その間に労働時間の短縮など勤務環境の改善を急ぐ。】

(日本海新聞・朝刊 2017323日 記事引用)


まずこの「働き方改革」って皆さん知っているでしょうか。

去年1回だけとりあげたことはあったのですが、

皆さん忘れた方もいると思いますので、簡単に説明したいと思います。

引用するのは首相官邸のホームページから…。

【働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。】

うーん、これだけではわからないですよね。

具体的にどんな改革なのかを言いましょう。

一番の目玉は同一賃金同一労働でしょう。

今回のテーマとははずれるので、今回は説明しませんが、いずれとりあげたいと思います。

サブ目玉としては、長時間労働是正です。

(他にも60歳定年退職の問題、解雇の賃金保障ルールなど)


長時間労働是正は、ブログ管理者も賛成です。

しかし政府で進めている長時間労働是正はほとんど是正になっていません。

基本は月45時間、年間360時間の上限なのですが、

特例として月100時間未満、年間720時間というものがあるのです。

今まで厚生労働省は月45時間以上が警戒ラインと言い、

80時間〜100時間は危険水域と評していたのです。

ところが今度は今までの基準を覆すものになっています。


さて記事にある医師の問題、これはなかなか複雑です。

例えば医師がほとんどいない僻地の医師は、

その医師だけが、その地域住民の健康を支えており、

そのことから昼も夜もなくなってしまう医師たちが存在します。

そのような医師たちが長時間労働で健康を損ねている現状は確かに打開する必要はあるものの、

そうなると地域の医療をどう進めていくのか、ということが問われてくるのです。

ゆえにこの働き方改革を医師に当てはめると、

医師の偏在に対しての対応や、もしくは遠隔診療の技術開発などなど

もっと幅広く医療改革を行う必要があるのでしょう。

記事にある5年の猶予でそのことが準備できるのか、注目して見続けたいと思います。

posted by リハ技師 at 20:11| 山形 | Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月19日

第11回平和活動交流集会

16日に当院の2年目PTから、
第11回平和活動交流集会での出張報告を行いました。
特に核兵器についての歴史の報告は、
ブログ管理者も知らないところが多く、とても勉強になりました。

ただ現実的に核兵器廃絶の道のりは困難だとは思います。
大国のエゴが錯綜してぶつかる中、核兵器はどうしても手放さないことでしょう。
しかし、昨年前進はありました。
オバマ大統領が日本に来て、頭を下げたことです。
もちろん言葉としての謝罪はしませんでしたが、
ブログ管理者は事実上の謝罪だと勝手にとらえています。
ここまできたのは、
その思いをつなげてきた人たちがいたからです。
そのような人たちの歴史も報告してもらいました。

北朝鮮問題がまだまだきな臭いなか、
平和が大きく後退していくことがないように、
リハ技士部も様々な知識をえて、議論し、できうる限りの行動をしていきたいと思います。
posted by リハ技師 at 17:48| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月18日

サウジでHAL活用へ

【医療・介護用の装着用ロボット「HAL」を開発製造するサイバーダイン(つくば市、山海嘉之社長)は、サウジアラビアの医療機関でHALを使った治療に乗り出す。サウジは、交通事故で脊髄を損傷する患者が世界でも突出して多い。現地の大手企業と協定を締結し、夏ごろにも現地で運用を始める。】

(茨城新聞・朝刊 2017322日 記事引用)


当院も今年度このHAL単関節タイプを購入する予定になっています。

企業の方が何度もデモで貸し出してもらい、

実際に何度も同じ患者で使用し、その効果をみていきました。

ただその効果がどの程度HAL単関節タイプのものであったかは判断が難しかったのですが、

当院の院長が強く薦めてくれたことから、今年度使用することになったのです。

HALというと下肢だけのイメージがありますが、

この単関節タイプは上司にも下肢にも応用できるものになっています。

詳しくは会社のホームページを見てもらえればと思いますが、

目的としては、

皮膚表面からでる生体電位信号をHALが読み取り、その関節の動きをアシストするものです。

そしてそのことを反復して繰り返すことで、

脳内の神経回路網に新たな神経回路網を構築することもできる…、と聞いています。


さて、サウジにサイバーダインが進出しているとは………

医療用としてサウジでは使用するようなので(ほかに福祉用と作業支援用)

そこでも様々なデータが得られて、エビデンス構築の一助にもなるでしょう。

まだこのHALを使用した学会での報告は少ないようなので、

当院でも積極的に使用し、何かの全国の学会で発表できればと考えています。

posted by リハ技師 at 19:57| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月17日

秋田ふるさと村へ

本大会(東北高血圧脳卒中友の会in秋田)の後では、そのあと観光にする予定です。

今回は(東北高血圧脳卒中友の会拡大理事会出席)その下見ということで、

行ったところは秋田ふるさと村。

会場が私たちのところから行くとかなり時間がかかるため、

買い物も、食事も、楽しむところも、写真も一か所で楽しめるところということで選択しました。

福祉車両が駐車できる場所がいくつかあり、

トイレも車いすでも入れるところもありましたし、

食事をするところも大きな会場だったので窮屈でもなく、車いすも入れるような机でもありました、

(ただ今回はその会場が貸し切りだったので外からみただけ、

私たちは横手やきそばを食べました、

B-1グランプリと言うB級グルメの大会で優勝・準優勝した料理です、

またこの焼きそばは日本の三大やきそばと言われているそうです)

エレベーターも何台かあったので2階、3階に行くことも可能だったので、

おおむね満足でした。

下の写真は秋田ふるさと村の正面玄関にある展示物(おそらく記念写真用の展示物)で撮ったものです。

CIMG0347.JPG
posted by リハ技師 at 18:19| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月16日

仮設に自治会 3割未満 熊本地震10か月

【熊本地震で熊本県内に建設された110の仮設団地のうち、自治会が組織された団地は30か所にとどまることが、読売新聞の調べでわかった。役員のなり手がいないことが主な理由で、自治会設置率は30%に満たず、東日本大震災から10か月後の被災3(岩手、宮城、福島)の設置率約65%を大幅に下回った。熊本地震の発生から10か月。自治会は高齢入居者の孤立化を防ぐ役割も担っており、各市町村は入居者に設置を促している。】

{読売新聞(福岡)2017215日 記事引用}


ブログ管理者、今年度町内会の組長を担当することとなりました。

つい先日、町内会費の徴収・酒田祭り募金の徴収という初仕事があり、

今まで見えてこなかった近所の人たちの様子を少しだけうかがうことができました。

(それほど近所づきあいしていなかったブログ管理者、

初めての町内会費の徴収に関して緊張していたのですが、

持ち回りで組長を経験しているからか、皆さんの対応が温かかったのが嬉しかったです)

今回の訪問で、

大家族から1人暮らし、裕福そうな人から結構生活が厳しそうな家まで、

家の玄関だけをみてもなんとなくその各々の暮らしの雰囲気を感じとれるものがあります。

町内会という小さなコミュニティであれば、

頻繁ではないにしろ一定程度確認することは可能だとも思います。


昔はよくこのようなことわざを使いました。

「遠い親戚より近くの他人」

この意味は、

いざというときに頼りになるのは、遠く離れて暮らす親類ではなくて、

近所に住んでいる他人のほう、ということです。

これはことわざなので、

このような考え方は昔から言われていたことなのでしょう。

それだけ近所間の付き合いの大切さを説いたことわざとオーバーかもしれませんが考えてしまいます。

熊本地震ではなおさらその近くのコミュニティが壊れました、

特に高齢者はそのことから孤立化まですすみ、身体的にも精神的にも健康悪化する報告が多数でたのです。

(熊本地震の震災関連死では、214日現在144人もいたとのこと)

ただこの自治会(町内会)設立には、責任者に手を挙げる人がいないという問題があり、

そう簡単に進められるものでもないようです。


松尾芭蕉の句で、下記のようなものがあります。

「秋深き隣は何をする人ぞ」(芭蕉最後の句と言われているようです)

この句を聞いて勘違いをしている人がたまにいます。

勘違いをする人は、この句を、

隣に住んでいる人は何をしている人か解らない、というふうにとらえている人がいます。

しかし本来は、

病気で寝たきりになって人恋しくなった松尾芭蕉、

隣から聞こえる生活音、こぼれる灯りから、

隣の人は何をしているのかな、と思いを馳せている姿をよんだ句なのです。

(ただしこの句の解釈は他にもあるようで、上記のものは1解釈なので誤解のないように…)

つまり人間的ぬくもりを求めた句でもあるのです。


自治会は少しでもそのぬくもりを与えてくれるところかもしれません。

ハードルは高いのですが、

少しでも熊本の仮設団地の自治会設立が広まることを祈りたいと思います。

posted by リハ技師 at 16:14| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

高齢者踏切事故 繰り返される悲劇

【高齢者が踏切内に取り残され死亡する事故が相次いでいる。東京都内では2月だけで3件発生。平成17年度以降で踏切事故の発生は激減しているが、死傷者は横ばいが続く。事故を防ごうと、鉄道各社は車だけでなく人まで感知する高精度の障害物検知装置の導入を進めているが、対策が追いついていない。警視庁も事業者に高精度装置導入を求める異例の要請をした。】

{産経新聞(東京)・朝刊 2017228日 記事引用}


ブログ管理者の家の近く(歩いて10数秒程度)に踏切があります。

子どもの頃から住んでいるので、

踏切の「カンカン🎶❗」という音、

列車の通る音など、

人によっては騒音かもしれませんが、

もうブログ管理者も含めて、

この踏切近くの近所の家の人たちには日常的な音風景なのです。

ただ音はいいのですが、

近くの踏み切りは、家のほうから進むと上り坂になっていること、

また踏切のスペースが狭く、車1台がやっと進める幅のため、

1台が踏切を通っているときは、対向車の車は通り切るまで待っていなくてはならないなど、

かなり環境的には問題のあるところです。

近所には高齢な方も急増し、その踏切を通り、転倒してしまうケースもあると近所の方から聞いたことがあります。


全国的にも踏切内での事故は2015年度で236件あったのですが、

そのうち60歳以上は約120件程度だったとのこと(朝日新聞・朝刊 2017314日の記事から)

全てに記事のような高精度の障害物検査装置を設置するのは財政的にも困難だと思いますが、

環境的に様々なバリアがあり、踏切事故が多いと思われるところに関しては優先的に整備していくことも検討しなければいけないのかもしれません。

もちろん、設備だけでなく、

気づいた人は緊急停止ボタンを押すなどのソフトの対策でできることは、

例えば町内会での学習会や回覧物などで徹底すべきことだと思います。

posted by リハ技師 at 18:53| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月12日

昨日のトラブルに関して

昨日のブログで様々なトラブルと書きましたが、
主なものは1つ。
トラブルと言うより、ブログ管理者の失敗なのですが…。

3回目か、4回目のトイレ休憩、
その休憩が終わり、車に乗り進行方向に向かったつもりでした。
1~2キロ程度車を走らせたところでなぜかナビがある一角を回って、
今までの進行方向と逆に行くように指示、
何が何やらわからないまま、
そのまま走らせると、1キロ程度進むとなぜかデジャブ感がふつふつと…。
そしてナビがまた同じ道をまた通りました的な表示があり、
次にルートを変更しなおしますか、と表示されました。
パニックたブログ管理者は、ルートを変更しなおすにしました。
その後、確実にここは通ったところであることを確信。
どうやらトイレ休憩後に車を走らせたときに逆方向に行ってしまったのです。
ブログ管理者、なのです。
しかし問題はルート変更しなおしたことでした。
おそらくルート変更前は、メインのルートで高速道路がうまく入ったルートになっていたと思います。
しかしルート変更したものは、一山を超えたルートに変更してしまったのです。
ナビに頼り切っていたブログ管理者、
どんどん寂しいところに誘導されたのにも関わらず、
もう引き返すことはできないでいました。
途中2時間強程度は、対向車も人もほとんどみない状況に…。
そこをやっと抜けて、「家があった」「人がいた」ということで安堵!安堵!

会議開始時間30分前には到着、ということなのでした。
posted by リハ技師 at 18:15| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月11日

第39回東北高血圧脳卒中友の会 秋田大会 拡大理事会

本当は、上記タイトルの理事会会場までの、
自然豊かな写真をここてに載せようと思ったのですが、
様々なトラブルがあり、その余裕がないまま、会場についてしまいました。
そのトラブルについては、いずれ報告しましょう。
会場の看板のみ、写真を撮ったので、見てください。
(写真にクリックすると拡大します)
CIMG0310.JPG
CIMG0311.JPG
別館地下一回にあるお風呂の露天風呂、
川が近くなので、その川音を聞きながら、心も体もほぐされていきました。

明日は、
本番である大会後2日目の観光地の下見をする予定。
場所は………、明日言いましょう。
posted by リハ技師 at 21:40| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

高血圧脳卒中友の会 拡大理事会 in秋田+全職種検討会

今年の高血圧脳卒中友の会 拡大理事会は、
秋田の鹿角市の湯瀬ホテルというところで行われます。
ブログ管理者も脳卒中の患者さん4人と1人の新人PTとで行ってきます。
湯瀬ホテルは、全客室、無線LAN環境だったので、明日は写真をいくつか紹介できるかと思います。

あと、今日は全職種検討会、
骨折を3回も繰り返している高齢者について、
リハ技士からの報告(+資料)とその要因分析・対策をグループワークしました。
全体でおそらく80名ぐらい集まりました。

posted by リハ技師 at 19:39| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月08日

認知行動療法 終了後も効果

【薬が十分効かなかった中等度のうつ病患者に対し、医師らと面接を重ねて悲観的になりやすい考え方の癖を変えていく認知行動療法を行うと、治療終了から1年後、7割がほぼ無症状になった、との研究報告を慶応大学のチームがまとめた。治療終了直後よりも改善率が高まったという。】

{読売新聞(東京)・夕刊 2017325日 記事引用}


もう少しこの研究の詳細を報告しましょう。

研究対象は2グループ(前提として2か月抗うつ薬を飲んでも中等度のうつ症状が十分改善しない20~65歳の患者80)

1グループは薬物療法のみ、

もう1グループは薬物療法+14か月間、認知行動療法を定期的に行いました。

結果1年後。

薬物療法のみで治療してほぼ無症状になった人4割強、

薬物療法+認知行動療法をしてほぼ無症状になった人7割強というものでした。

(治療4か月では、

薬物治療のみで、ほぼ無症状になった人約2割、

薬物療法+認知行動療法ではほぼ無症状になった人約4)

この結果で認知行動療法に効果があると述べているので、

おそらく統計上は有意差があったのではないかと推察しています。

実際に2010年に厚生労働省は、

医者が行う、うつ病に対する認知行動療法に限って医療保険点数化されることが決定しました。

これはうつ病の治療として日本では効果があることを認めたことを意味しています。

ただしこの認知行動療法ができる施設は601施設(2016年当時 届け出がある施設)あるのですが、

届け出があっても診療体制が組めないことから、実際できるところはもっと少ない事態に…。

そのため2016年の診療報酬改正では、

看護師と共同して医師がこの認知行動療法を行った場合(看護師が30分以上面接、医師が5分以上面接)も、

診療報酬上、認められることになったのです。

(当然医師も看護師も一定度の研修が必要)


今回の記事では、

認知行動療法が終了になっていても、その効果は続いたというところが目新しいものです。

認知行動療法を受けたことで、

自分の考え方の癖をしり、自分がどう立ち振る舞えればいいかがわかるようになれば、

日常生活の様々なストレスの中、

自分でそのストレス状況の立ち振る舞いについて少しずつ学習していき、うつ症状が軽減していったのかもしれません。

posted by リハ技師 at 19:45| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする