2017年09月05日

通所介護 報酬下げ検討

【厚生労働省は21日、要介護高齢者の自立支援を促すため、心身機能の訓練に消極的な通所介護(デイサービス)事業所への介護報酬を引き下げる方向で検討を始めた。サービスの質を確保するとともに、増え続ける方向で検討を始めた。サービスの質を確保するとともに、増え続ける介護保険費用の抑制にもつなげたい考えだ。】

(高知新聞・朝刊 2017622日 記事引用)


まず介護報酬の改定率の推移をおさらいしておきましょう。

2003年度はマイナス2.3%

2006年度はマイナス2.4%(ただし、この数字は2005年度の改定も含めています)

2009年度はプラス3.0%

2012年度はプラス1.2%

2015年度はマイナス2.27%になっています。

2003年は特別養護老人ホームが4%程度減額されたことが大きく、

2006年は軽度者向けのサービスが大きく減額されたことが大きかったです。

プラスに転じた2009年、2012年は、介護従事者の処遇改善が大きな課題となったため、そうなりましたが、

2015年はまたマイナス方向に転じます、

これは施設介護の利益が結構あると捉えられ、減額方向になったのが大きいことでした。


果たして2018年の介護報酬改定のポイントはどうなるでしょうか、

また改定率もおそらくマイナスになるのは間違いないとブログ管理者は思っていますが、

どこまでマイナスになるのかです。

既に前倒しで処遇改善加算が行われているので、

その処遇改善加算を除くと、過去最低の数値になるでしょう。

もしかしたら、その処遇改善加算を入れ込んでも、過去最低の改定率になる可能性もあります。

今からわかる介護保険分野で変化することは…。

すでに行われている要支援の訪問介護と通所介護の地域支援事業への転換です。

上記以外だとあとは推測になりますが、

もしかしたら(可能性は低いですが)通所介護はただ全部下げるのではなく、ランク分けするかもしれません。

体制や施設の充実度、もしくはアウトカム評価などでのランク分けです。


通所介護以外で注目する介護報酬改定は何でしょう。

やはりブログ管理者はリハ技士なので、気になるのは…。

まず以前にも述べたデイケアの短時間化へシフト?(通所介護・通所リハの各機能の明確化)

リハビリ中心の訪問看護の規制強化?

福祉用具貸与、上限規制導入

リハ以外だと、

訪問介護の生活援助はかなり下がるだろうと聞いています。

あとお泊りデイサービスについては、いろいろ施設環境や勤務状態の問題もあり、

かなりこれも大きく減額されるのではないかと聞いています。


介護報酬改定の諮問答申は来年の1月、

診療報酬の改定と同等に要注目です。

posted by リハ技師 at 15:40| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月04日

OT室入り口にて…

OT室入り口には、こんな掲示物が…。
下記の写真だと、きちんとは見えませんが………。

まず患者さんの事故対応の流れ(写真上)、
緊急時(火災・地震など)の連絡について(写真真ん中)、
病棟へのOT物品レンタルノート(写真右)、
医療安全 ゼロ報告ノート(写真左)。

DSCN0970.JPG

夕方写真を撮ったので、
右端で垣間見えるスタッフ(垣間見える場所はリハスタッフルーム)、
書類業務(電子カルテ)のために、
かなり人口密度が高いです。
(そのためにPT室・OT室で書類業務する人がいます)
posted by リハ技師 at 18:11| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月01日

「秘密厳守」偽造薬流通招く

【高額のC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品問題で、厚生労働省の専門家検討会は、偽造品を流通させた「現金問屋」と呼ばれる卸売業者に対し、規制を強化することを盛り込んだ再発防止策をとりまとめた。取引相手の「秘密厳守」をうたった現金問屋の商慣行が問題の背景にあるとして、身元確認などを義務付けるのが柱だ。】

{読売新聞(東京)・朝刊 2017614日 記事引用}


まず2つ明確にしなければいけません。

1つ目は現金問屋とは何なのか?

それは、薬局や卸売り業者から余った医薬品を安く買い取って、

転売して利益を受け取っている業種です。

2つ目、

「ハーボニー」の偽造品問題とは何だったのか?

どのような事件だったかというと………。

きっかけは今年の1月、

奈良や東京の薬局・現金問屋に偽造品のハーボニーが発見、

うち1つはすでに患者さんに渡していました。

更に問題だったのは、この現金問屋が仕入れたのは無許可の個人からだったのです。

更に更に問題なのは、医薬品販売無許可の者から、

医薬品を買うことを禁じる規定がないのです。

うーん、えたいのしれないところから平然と買って、

患者さんの命に係わる薬を医療機関に売ってしまう…、

うーん、おそらく法の網の目をかいくぐって、

儲けようとするブラック企業は、そこに食いついたのです。


実はこのような事件は今回が初めてではありません。

1985年にもやはり偽造品が現金問屋に流入される事件が相次いだのです、

その当時の厚生省は、

現金問屋などに取引相手の販売許可の有無を確認させるように通知したのです、

しかし、それはただの通知による指導、

罰則も何もなかったので、変わることはなかったのです。


ゆえにもしかしたら、今回の事件が発覚しなかったら、

偽造品は今までも出回っていて、

患者さんは何の効果もない薬を飲んでいたかもしれないのです。

なぜもっと1985年の事件を契機に規制強化をしなかったのか、はなはだ疑問です。


しかし、今回はさすがに大きな事件に発展したために、

厚生労働省はやっと重い腰をあげて、規制強化に入りました。

取引相手の身元確認義務付け、そして当然しなかった場合罰則も…、

また卸売販売業の許可要件も厳格化されるとのことです。


それにしても、

そもそも余った薬などを簡単に転売する仕組みが果たしていいのかどうか、

患者さんの健康に関わる重大なことなので、

もっと専門部会で議論をして問題のないようにしてもらいたいものです。

posted by リハ技師 at 15:27| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月31日

医療知識持つ「専門士」創設10年

【入院中の子どもをケアするため、医療知識を持つ保育士が増えている。幼い子供の食事の介助のほか、治療をしていない時間の遊び相手やおむつの交換やトイレの補助、昼寝や夜に寝る際のサポートまで担う役割は広い。病状に合わせて保育内容を柔軟に変更することで、通常の保育士では難しい子供の入院生活を支えている。学会が資格を創設してから10年。資格の認知度の向上が課題だ。】

(日本経済新聞・朝刊 2017529)


記事のような仕事を行っている保育士は医療保育専門士と言います。

2007年から創設し、2016年度までには総勢160人が誕生しています。

ただ国の補助金はないことや、

診療報酬として加算はあるもののわずかで人件費を賄うほどのものではないため、

立場的にはまだまだ不安定な位置づけと言えます。

記事では、諸外国の例も挙げられていて、

アメリカでは、このような資格が1980年代から創設され、

小児医療チームには重要な役割を担っていて、

多くの病院に配置されている、とのことでした。


この医療保育専門士、どうすればなれるのでしょうか。

当然保育士の資格を持っていること、

そのうえ、座学研修、

事例に関するレポート作成(各領域の9のレポートを作成)

面接試験、があります。

そして資格は5年ごとの更新制です。

なかなかハードルが高い資格ではありますね。


日本医療保育学会のホームページから、

医療保育の定義が書かれていました。

引用します。

【医療を要する子どもとその家族を対象として、子どもを医療の主体として捉え、専門的な保育支援を通して、本人と家族のQOLの向上を目指すことを目的とする。】

専門的な保育で病児の心をほぐし、

うまく小児治療に望めるように橋渡しをいる、この医療保育専門士。

まだ認知度が低いこともあって、まだまだ数は足りないようです。

少なくともこのブログをみた皆さんは、

このような資格があることを覚えてください。

posted by リハ技師 at 18:48| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月30日

薬 費用対効果悪いのはどれ?

【厚生労働省は、膨らみ続けている薬剤費の抑制策を強化する。高額な新薬が続々登場していることをふまえ、費用対効果がよくない薬を値下げする基準のもととなるデータとして、1年延命できる薬に公的保険からいくらまで支出を認められるかという世論調査を今夏に行う。2018年度からこの値下げ基準を本格導入する考えだ。】

{朝日新聞(東京)・朝刊 2017614日 記事引用}


費用対効果、

これからはこのような観点からの医療費の切り込みが絶対あるはずです。

費用対効果とは意味が違いますが、

リハビリの世界にも似たようなことが求められてきています。

平成20年には、回復期リハビリ病棟の入院料の施設基準に質の評価が導入され、

同じく昨年の平成28年には、ADLの改善(FIM得点)に基づくアウトカム評価を導入されました。

介護保険分野でも、訪問リハ・通所リハにおいての社会参加支援加算もその例として挙げていいものでしょう。


さて記事に戻りましょう。

とりあえず今回は

がん治療薬「オプジーボ」など医薬品7種類・医療機器6種類、

費用対効果の側面で評価していく、とのことでした。


2015年度の医療費は約42兆円、ここ10年で8兆円増加していて、

どうみても財務省は医療費抑制に動くことは間違いなく、

厚生労働省も費用対効果というものを駆使して、財務省と一緒に進めていきそうです。

その中でリハビリ診療・介護報酬もその効果というものが迫られるものになっていくのか、

要注目です。

posted by リハ技師 at 13:23| 山形 ☔| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月29日

研修会案内のホワイトボード

県レベル・全国レベルの研修会案内は、
作業療法室にあるホワイトボードに貼っています。
下がその写真。
DSCN2266.JPG
だいたい途切れることなく、
この程度の研修会案内は毎回きています。
(この近くで行う研修会の数も増えてきました)
昔は研修会の内容もかなり偏ったものが多かったのですが、
ここ数年、研修の内容はバラエティ豊かになっていて、
リハビリの幅の広さを感じ取れるような感じになっています。

posted by リハ技師 at 19:17| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月28日

ホンダの歩行アシスト

すでにホンダの歩行アシストをレンタルしています。(3年契約)
下の写真がその機器です。
DSCN2243.JPG
どのような機械なのでしょうか。
ブログ管理者のつたない伝え方では、誤解があるとまずいので、
ホームページから文章を引用します。
【Honda歩行アシストは、「倒立振子モデル」に基づく効率的な歩行を サポートする歩行訓練機器です。歩行時の股関節の動きを左右のモーターに内蔵された角度センサーで検知し、制御コンピューターがモーターを駆動します。股関節の屈曲による下肢の振り出しの誘導と伸展による下肢の蹴り出しの誘導を行います。】

実際に患者さんに使用しているシーンはこちら。
IMG_0085.JPG
ちょっと逆光で見えづらいかもしれません…。
山形では当院が初めて使用する機器になるそうです。
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posted by リハ技師 at 18:24| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

山形県 初 HAL-FS01 2017年09月 本格導入決定 使用講習会を受講

県内初の HAL-FS01モデル 自立支援用 単関節タイプ 導入が決定しました

昨日の午後には導入に向けて管理者が講習会を受講しDSCN2231.JPG
本格的な導入に向けて準備しています。

特に、脳の病気による上肢麻痺に対して大きな期待をしています。
これまでは、急性期の病院から転院し1ヶ月以上経過している上肢麻痺は回復の予後が難しく
弛緩性の麻痺に対してのアプローチに苦慮していました。
今回、HAL-FS01の導入によりわずかな筋電出力があれば
大きな動きへ変化させることが出来、運動に結び付けられる可能性があります。
上肢から下肢、全身へ運動は連鎖反応を起こして来ることも予測されます

急性期のみならず、回復期・生活期でも活用を検討し効果を期待しています。



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posted by リハ技師 at 17:30| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

大学の就職説明会に LET GO!! GET!!

今年も始まっています

学生向けの就職説明会
昨日は仙台の東北文化学園大学主催に行って来ました。

沢山の学生さんとお話しできて、DSC_0710.JPG

PT/OT/STリハ技士の募集を行っています。

鶴岡協立:検索HPのサイド項目:求人クリック職種の 〇 マルをクリック

法人:医療生活協同組合やまがた
今年度、山形市の診療所を吸収合併したので、法人名が変更になりました。

主に、急性期病院の鶴岡協立病院とリハに特化した鶴岡協立リハビリテーション病院があります。
双方に配置されているリハビリスタッフ数は100名を超え、
東北山形県で最大規模です。

亜急性期病棟・地域包括ケア病棟・回復期病棟・難病疾患に対応する長期療養病棟
心リハ・呼吸リハ・通所リハビリ・訪問リハビリテーション・地域での介護予防教室など
多様な枠組みの中で専門技士が活躍しています。

複数のリハ医と一緒にEBMを基に個別性のあるリハビリテーションを展開しています。
教育環境は整備され、卒後1年間をかけて独り立ちできるよう
担当教育とチーム制を組み合わせ個々の個性を活かしながら育成を行っています。

最新のリハビリテーション機器に投資を惜しみません。
単関節ロボットHALL・HONDAアシスト・ATENSHON・ゲイトイノベーション・ポータブルVEなど
多くの機器を活用しながら、専門職が評価とアプローチを展開させ改善に結びつけています。

私達が大切にしていることは、患者様の社会復帰です。
地域の中での生活を目標に地域の中でリハビリテーションを行うことが出来ます。

もし、皆さんが真のリハビリテーションをTRYしたいと思うなら
当院へお越しください



posted by リハ技師 at 14:19| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月22日

免荷式リフトPOPO

当院の今年度の投資要求で認められた「免荷式リフトPOPO」。
購入はもう少し後ですが、
その前にデモできていて、かなり使用しています。
(購入ということで、デモの期間を長くしてくれました)
どのようなものかというと…。
(以下、パンフレットの文章引用)
【リフト機能で身体を吊り上げ、下肢にかかる体重の負荷を軽減する「免荷機能」により、これまでにない歩行訓練を実現できます。ハーネスが身体をしっかりと保持し、バランスを崩しても転倒のリスクが軽減されます。】

ブログ管理者は作業療法士なので、あまり歩行のことは不勉強なのですが、
ハーネスを使ってかなり安全に訓練することができるので、
積極的なリハビリ展開ができそうですし、
患者さんも安心して歩行に取り組むことができるので、
不安で非麻痺側が過緊張して歩容状態が悪くなる、ということもなさそうな気がします。
もちろん免荷の調整ができるのも、メリットです。
(あと取り付けも比較的簡単でした)

本格的な導入が待ち遠しいです。
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posted by リハ技師 at 18:08| 山形 ☔| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする