2017年08月03日

介護食 柔らかさの目安表示

【介護される人の状態に合わせ、柔らかさの目安を数字で示すなどとした介護職の新たな表示制度が始まった。表示商品はすでに店頭に並び始めており、高齢者の低栄養問題の改善などに効果が期待されている。】

{読売新聞(東京)・朝刊 2017519日 記事引用}


この方式で表示する介護職を「スマイルケア食」と言います。

大きく分類して3つ。

噛むことに問題がある人用(黄色で表示)

飲み込みに問題がある人用(赤色で表示)

口の機能には問題はないけれど…、という人(青色に表示)、です。


噛むことに問題がある人は4種類あり、

飲み込みに問題があるは3種類、

口の機能に問題がないけれど…、は1種類になります。


実はこのような食品の形態は、各病院によって、その名称が様々で、

地域での連携で多少なりとも問題になるものだったと思います。

しかし今回からこのような公的な統一基準が国から示されたことにより、

地域での共通言語として使用できるでしょう。

このことによって、摂食・嚥下障害をもつ人たちの食事の情報交換がしやすくなります。


どのような表示なのかは、

「スマイルケア食品」でリサーチしてもらいたいのですが、

この表示自体が一定程度の基準クリアした食品に送られるものなので、

数ある介護食品を選ぶときは、参考にした方がいいと思います


ただどのマーク(食事形態)を選ぶのかは、

そのように知識・技術がある医療機関できちんと調べてもらってから、

というのは言っておかなければいけないでしょう。

posted by リハ技師 at 19:49| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

改正民法 契約トラブル減少期待

【国会で26日に成立した改正民法は、契約などを巡るトラブルに巻き込まれやすい人を保護することに重点を置いた。社会のルールとして定着しながら明文化されていなかった規定も盛り込まれ、当事者などからは歓迎の声が上がる。】

{読売新聞(東京)・朝刊 2017527日 朝刊 記事引用}


改正民法、

120年ぶりに行われる抜本的な改正で、

特に消費者保護に重点を置いた改革のようです。


今回の改正民法で注目したのは、

認知症高齢者に対しての訪問販売でのトラブル事例です。

今回の民法改正で、重度の認知症など、意思能力がない状態で行った場合は無効と明確に記載されたのです。

今まではこのようなトラブルでの裁判では、

1905年の大審院事例を判例に使い、そのような意思能力が乏しい人の契約には無効という判決がでていました、

今回は、きちんと法律に書き込んで明確化したのです。

(このことで認知症の人たちにむらがる悪徳業者の契約を裁判で無効化しやすくなると思います、

ブログ管理者も大歓迎なのですが、

悪徳業者はまた法の網の目をかいくぐってお金をかすめ取ろうとします、

常に社会はこのような悪徳業者から監視の目を外してはいけません)


もちろん今回の改正民法は他にも大きな改革がありました。

例えば以前の民法ではアパートなど借りるときの「敷金」については、

何も記載がありませんでした。

そのため敷金のありかたで、なんの基準もなかったために、

全国で様々なトラブルが続いたのです。

そして今回初めて「敷金」の定義が決められたのです。

他にもいろいろ改正がありました、

気になる方は検索してチェックしてみてください。

posted by リハ技師 at 19:07| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017夏 アナトミートレイン セラピストトレイン?! 庄内囲炉裏と客人

2017 夏7月末
鶴岡協立リハビリテーション病院 協賛による
庄内囲炉裏と客人 主催

アナトミートレインの研修会が開かれました。
約50名の参加者
中には、山口県士会長・熊本県士会長・福岡久留米医大技士長も参加され
2日間の研修を大変有意義に過ごすことができました。DSC_0272.JPG

今回の研修会では、症例検討でより臨床に近づきながら
板場先生のテクニックを参考に実技トレーニングで学びました。

今年は3回の実技中心の講習会です。
2017/09/23-24
2017/11/11-12
はじめての方も大歓迎ですので、PTOTSTネットを参考に申し込みください。https://www.pt-ot-st.net/index.php/seminar/detail?no=51930
posted by リハ技師 at 16:47| 山形 ☁| Comment(0) | 庄内囲炉裏と客人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

介護の資格 志望者減

【高齢者が増える中、介護保険を利用する人のケアプランを作るケアマネージャーや介護福祉士を目指す人が減っている。2016年度の資格試験の受験者や合格者は減少、人気低下が鮮明になった。研修時間増など制度変更が要因とされるが、背景には待遇に見合わない責任や負担の大きさがある。いずれも現場で中心的な役割を担うだけに、なり手が減れば介護の質の低下を招きかねない。】

(南日本新聞・朝刊 2017619日 記事引用)


まずどの程度減っているのでしょう。

ケアマネージャーはここ7~8年では一番少ない受験者数、

合格率に至っては過去最低の状況。

介護福祉士は、ここ14~15年では一番少ない受験者数、

これで問題なのは前年度の5割の受験者数となったこと、

この影響もあってか介護福祉士の合格率は過去最高の合格率になりました。

こうなるとやはり特に介護福祉士の受験者数急減が問題です。


では、なぜこのように急減したのでしょうか。

記事では、研修時間増などの制度変更を要因にしています。

具体的に言うと、

実務経験ルートで介護福祉士国家試験を受験する場合、介護福祉士実務者研修課程の修了が義務付けられたのです。(研修時間→320時間)

前までは経験が3年以上あれば、研修を受ける義務はありませんでした。

試験内容も1つ付け加わりました。

それは医療的ケア、具体的には喀痰吸引・経管栄養が加わりました。

細かいところも言うと、

試験問題数も120問題から125問題、試験時間も210分から220分に変更となりました。


この制度変更の趣旨としては、研修をきちんと行ったということで、

介護福祉士の社会的評価を上げ、なおかつその資質もあげていこうとしたものです。


しかし問題はやはり処遇(給料・労働条件など)なのでしょう。

社会的評価・資質をあげたとしても、

肝心かなめの特に給料面での評価かが低ければ、

「これだと飯が食えないよ~」という現実につきあたってしまい、

介護福祉士という仕事を選ばない、という人もでてくるのだと思います。

posted by リハ技師 at 18:15| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月31日

現代免疫物語beyond 免疫が挑むがんと難病

新書の紹介。

「現代免疫物語beyond 免疫が挑むがんと難病」

岸本忠三/中嶋彰

講談社BLUEBACKS


この本の前に、

現代免疫物語

新・現代免疫物語をこの2人の著者は書いています。

ブログ管理者も現代免疫物語は読んだことがあります。

難解になりそうな部分はかなり工夫してわかりやすく表現されていて(BLUEBACKSにありがちな難解で専門的な文章は少なかったです)

比較的面白く読んだ本の1つでした。


今回の本は、その第3弾。

多少なりとも、免疫の基礎知識がないと、読むのにはかなり苦労するタイプの本になっています。

ブログ管理者は、前回の本の知識もあり、

本の最後の方はななめ読みをいつも通り駆使してしまいましたが、

その他は前回の本より新しく見つかった知見など、かなり知的好奇心がくすぐられました。


この本の中で気になったワードは、

樹状細胞

制御性T細胞

免疫チェックポイント分子、です。


まず樹状細胞から説明したいのですが、ごく簡単に免疫ででてくる他の細胞を紹介します。

マクロファージ→病原体がきたらすぐに攻撃してやっつけてくれます。でも完全にはやっつけてくれない場合もあり。(先制攻撃タイプ)

ヘルパーT細胞→マクロファージなどで攻撃したということを感知して、様々な免疫細胞の開始にゴーサインをだします(攻撃の司令塔)

B細胞→敵が強い場合は、B細胞は抗体というミサイルを作り出し、病原体に向かって撃ち始めます。

キラーT細胞→文字通りの殺戮部隊

そして樹状細胞、

マクロファージなどで断片になった病原体、それを捕まえ、

このような敵がきているよと、ヘルパーT細胞に伝える役目になっています。

そして今回の本では、

この免疫の機能をうまく使い、がんなどの治療に生かせたことが描かれています。

この樹状細胞を体外に取り出し培養して増やし、

患部から採取したがん細胞とお見合いをさせ、体内に戻す、というものでした。

このことによりヘルパーT細胞がそのがんにそった免疫細胞を賦活化しやすくなったのでした。


今度は制御性T細胞。

まず先ほど説明した細胞はうまくいけば、悪者をやっつけてもらい、

体の中は平和になるのですが、

時にその細胞たちが乱暴者になり、過度な対応をしてしまうことがあるそうです。

過度だけではなく、とばっちりで問題ないところにまで攻撃するなど、

平和でなくなる事態もあるのです。(その代表的な疾患が自己免疫疾患です)

このような事態も人間の仕組みは想定していて、

そのような乱暴者になったひとを「やめろ!!」といって制御する細胞が、

制御性T細胞となります。

つまり自己免疫疾患に関しては、この制御性T細胞がキーになるのです。


そして免疫チェックポイント分子。

ここからだんだんと専門的になってきて、

ブログ管理者なんとなくは理解ができたのですが、説明するレベルにはなっていません

(この免疫チェックポイント阻害薬というのは、

かなり盛んに開発されていて、

今まででは絶望的であったがんに対しても有効であったりなど、要注目です)

興味がある人は、本を読んで勉強してもらえればと思います。

posted by リハ技師 at 17:39| 山形 ☁| Comment(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月28日

診療指針作り 患者も参加

【病気に対する標準的な治療をまとめた「診療ガイドライン」に患者の意見を反映させるために、学会などによるガイドライン作りに患者が参加するケースが増えている。医師と一緒に治療方針を決めていくには、患者や家族の側も情報を正しく理解する必要がある。】

{朝日新聞(東京)・朝刊 2017315日 記事引用}


診療指針になぜ患者・家族の視点が必要なのか、そう思う人も中にはいるでしょう。

あくまでも医師としての専門的な診療指針に、なぜ素人の視点が必要なのか。

それはやはり医師にはわからないような側面があるから、なのです。

例えば経済的な側面など総合的な視点が必要で、

そのような総合的な視点になれば、

自然と医師が患者・家族と信頼関係が気づきやすくなる、と思います。


もう一つの診療指針の使い方として、記事においても挙げられたのは、

患者・家族もこの診療指針を読むことで、

なお一層患者・家族が面談の時に理解しやすくなる、というものです。

専門用語などがあって、理解するのには一定程度能力と努力が必要ですが、

この診療指針、つまり診療ガイドラインは、インターネット上に公開されており、

このガイドラインを手に入れることは可能なのです。


診療ガイドラインをみるうえで、私がいいなと思ったのは、

厚生労働省委託事業 公益財団法人日本医療機能評価機構 Minds ガイドラインライブラリ、というホームページです。

気になった方はこのホームページで見てください。

posted by リハ技師 at 18:25| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月27日

脳性まひ1割減

【出産時の事故で赤ちゃんが脳性まひになった際に原因を詳細に調べる制度を発足させたところ、脳性まひの発生が2009年から3年間で毎年1割ずつ減ったとする調査結果を日本産婦人科医会が11日までに、発表した。】

(日本経済新聞・夕刊 2017511日 記事引用)


なぜこのように脳性まひが年1割も削減していったのか、

記事によると、「産科医療保障制度」の影響ではないかと分析しています。

産科医療保障制度とは、

分娩に関連して発症した重度脳性まひの子どもと家族の経済的負担を速やかに補償するとともに、

原因分析を行い、同じような事例の再発防止に資する情報を提供することなどにより、

紛争の防止・早期解決および産科医療の質の向上を図ることを目的としているものです。

20091月から開始されたものです。

この制度は、出産施設が加入するものになっていて、

実際ほとんどの施設が加入されているようです。

(心配であれば、だいたいその施設の掲示コーナーに掲示されていると思います)


この制度は単なる保障だけでなく、

第三者機関が、

その脳性麻痺になった原因とその情報の共有と言う医療の質を向上させたことが大きいと言えるでしょう。


最後にこの産科医療補償制度設立のきっかけとなったのが、「福島県立大野病院産科医逮捕事件」です。

200412月、福島県・大熊町にあった福島県立大野病院で出産した女性が帝王切開の手術中に死亡して、

執刀した産婦人科の医師が業務上過失致死・医師法違反の容疑で20062月に逮捕されたのです。

当時、人を救うために行ったこの行為に対して逮捕と言う衝撃的な警察の対応は、

これでは産婦人科なんてリスクが高くてやってられない、という空気を作ってしまいました。(訴訟数も他の分野と比べてかなり多い状況でした)

これだと、なりてがいなくなる

→残っている医師が多忙になる

→その医師が燃え尽き症候群や体調不良で辞めてしまう

→更に残っている医師が多忙になる、という悪循環に陥ってしまったのです。

(ただこの事件、裁判で無罪にはなりました)


そのような産婦人科そのものを救う意味でも、この制度は意味があったのです。

posted by リハ技師 at 20:09| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月26日

医療機器開発とベンチャーキャピタル

新書の紹介

「医療機器開発とベンチャーキャピタル」

大下創 池野文昭

経営者新書


うーん、ブログ管理者、

前回の本もそうですが、

あまりリサーチすることなく、勢いで買ってしまうことがあります。

今回もその手の本。


概要としては、

日本の医療機器産業が目指すべき未来像とは?

またベンチャーキャピタルの仕組みとプロセスをわかりやすく解説した、ものとなっています。


うーん、まずそもそもタイトルのベンチャーキャピタルという言葉が

実際この著書でもこのワードの説明がなく、

もう皆さん知っているでしょう、という感じの文調になっています。

考えてみれば経営者新書なので、

このような本を読む人には常識的なワードなのでしょう。

なのでビジネス初心者向けのホームページで検索してみると、

下記のような説明になっていました。

【ベンチャーキャピタルとは、主に高い成長率を有する未上場企業(ベンチャー企業)に対して、ハイリターンを狙った投資を行う投資会社(投資ファンド)のことを指します。】

ベンチャーの基本的な仕組みやら、魅力やら具体的に事例も出しながら説明がありました…。

しかしブログ管理者は全くこの手の話には興味が持てなかったので、

久しぶりに超斜め読みを駆使してしまいました。

少し興味を持てたところは第5章のところ…。


【歴史的にみても、画期的な医療機器の開発には医療現場からのニーズが重要であり、医療従事者、特に医師が大きな役割を果たしてきた例が多い。】


10年程度昔の話になりますが、

当院でも開発課がある地元の業者に移乗用の手すりについて議論し、

その議論に基づいて移乗用の新しい手すりの開発に寄与したことがあります。

他にもブログ管理者が覚えている限り、23、その商品開発に関わったことがあります。

(こういうのがあればなぁというようアイデアを、

ただ口をだしただけなので、当院にお金が入ったということはありません)


企業はあるアイデアを具体化して商品化することはできるとは思いますが、

そのアイデアに関しては、

実際臨床の最前線で頑張っている人たちにはかなわないでしょう。

ゆえにどこにおいても医療・福祉の関係者が医療福祉機器に関して、

アイデアや検証をしているところって意外とあります。


臨床だと1人1人の患者さんと向き合っての医療・介護になりますが、

このような医療・福祉機器の開発に関わることは、

たくさんの人たちが助かることにもつながるものです。

ベンチャーキャビタルというのはよくわからないものの、

企業と医療・介護関係者がコラボして、いい商品を作ることって大切だと…、

そう感じました。


この本800円、

しかしほとんど斜め読み、

うーん今度からは、経営者新書は買わないでおこう。

posted by リハ技師 at 19:10| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月25日

2年目発表会

日曜日に2年目発表会が行われました。
2年目発表は、3分科会。
1つは、大ホール、
あと2つの会場は小学校の教室を少し大きくした感じ。
7分発表、3分の質疑というスタンダードな進行で進みました。
大きなトラブルはなく、
意見交換も結構ありました。
特別講演は、当院の院長から、
「地域包括ケア 基盤 リハ技士としての役割」といううものでした。
講演3日前は、
「う〜ん、どうしようかな、悩んでいるよー」といい、
講演前日、前々日は飲み会や会議などで、
ほとんど夜、時間が取れない中、
ブログ管理者、大丈夫とは思いつつ、少し不安ではありました。

しかし、ふたを開けてみれば、
今後地域包括ケアを進めていくうえで、
様々なヒントが散りばめられていました。

最終的には、参加人数は110名を超えて、今までの最高人数になっていました。
posted by リハ技師 at 20:51| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月21日

県連2年目発表会

明後日の日曜日に、
西川町にある「あいべ」という会場で、
山形県内にある民医連医療機関のリハビリ技士である2年目の発表会があります。(演題数:23)
毎年恒例のものです。
ただ今回は相当久しぶりに2年目発表以外に、
当院の院長の特別講演を設けました。
院長もここ最近(4~5年)外部での講演はしていません。
院長、そういうこともあって
緊張しているからか、
ブログ管理者のところにきては、
「うーん」「うーん」「内容どうすべきかなぁ」と独り言を言ってきます。
しかしそういいながら、何とかするでしょう。

さて、
どんな感じであったか、後日このブログで報告したいと思います。

posted by リハ技師 at 18:21| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする