番組の紹介。
10月8日放送、
NHKスペシャル「血糖値スパイクが危ない ~見えた糖尿病・心筋梗塞の新対策~」
またいつものようにホームページから、この番組の概要を引用します。
【健康診断では「正常」とされている人の間に、放置すると怖い“万病の種”が潜んでいることが最新研究で明らかになってきた。それは「血糖値スパイク」。食後の短時間に血糖値が急上昇し、また正常値に戻るという症状だ。この状態を放置すると、「糖尿病」に発展するばかりか、重要な血管が傷つけられて「動脈硬化」が進行し脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが増加。さらに、細胞のガン化を招いたり、脳にダメージを与えて認知症になり易くなることも分かってきている。この症状、「常に血糖値が高いかどうか」を調べる一般的な検査では見つけられない。しかし、すでに1千万人規模の日本人が「血糖値スパイク」を生じている可能性が、最新調査で明らかになってきた。でも、大丈夫。ちょっとした生活改善で、「血糖値スパイク」を解消できる方法も、次々と分かってきている。そこで今回は、73分の拡大生放送で「血糖値スパイク」にまつわる最新の研究成果を大特集。】
糖尿病でない人で、普段は正常なのに食事後急激に血糖値が急上昇する現象、
これが血糖値スパイク、と言うそうです。
この血糖値スパイクで問題なのは、通常の健康診断ではわからないのです。
だって普通、健康診断するときは空腹時血糖でみますよね。
ではなぜこの血糖値スパイクが問題なのでしょうか。
それは血糖値の急上昇を繰り返すと細胞から活性酵素がでてしまい、
それが血管内の壁が傷つけられていったのです、
そうなるとその壁を修復しようとして集まった免疫細胞が血管内に入り込んでしまい、
その壁を厚くしていきます、
それが動脈硬化となって、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことにつながっているのです。
また細胞自体が、
遺伝的に、もしくは生活の乱れなどから糖の吸収ができないことがあるそうです。
そのために膵臓からインスリンをだして対応するのですが、
それでもうまくできず血糖値が急上昇、
なのでさらにインスリンが大量に放出される、というメカニズムもあります。
しかしそうなると、インスリンが体内に大量にある状態になることを示しています。
あるネズミを使った実験では、
このインスリンの多い状態は記憶が低下するという結果もでています、
つまり認知症につながっていく可能性もあるのです。
番組では簡単な質問票を作成し、
テレビを見ている視聴者が血糖値スパイクのリスク度を判定できるようにしていました。
番組公判では、
この血糖値スパイクを予防する3つの対応が出ていました。
それは、
食べる食品の順番です、
まず最初は野菜を食べます。
これで胃の中をコーティング、なおかつ胃の吸収を遅くするそうです。
次に食べるのは魚や肉、
これを食べることによって胃腸の動きが遅くなります。
そして最後にご飯などの糖質、
この順番でいくと吸収に時間がかかるので、血糖値の急激な上昇が抑えられるそうです。
2つ目の対応としては、朝食を抜かないことです
実際に朝食抜きの人たちは昼や夜に血糖値スパイクになりやすい傾向があるようです。
3つ目の対応としては、
食後すぐにちょこちょこ動く、ということ。
食後すぐに軽く動くと、
胃腸の動きは悪くなり、吸収力も落ちるのだそうです。
うーん、ブログ管理者、結構心配になってきました。
3つの対策、頑張る予定………