2017年07月11日

睡眠負債が危ない 〜“ちょっと寝不足”が命を縮める〜

昨日に引き続いて、番組の紹介。

618日に放映されたNHKスペシャル、

「睡眠負債が危ない〜“ちょっと寝不足”が命を縮める〜」


番組のホームページから、この番組の概要を引用します。

【「がん」「糖尿病」「心臓病」「認知症」など、数々の重大疾病と強い関連があることが分かってきた睡眠不足。多忙やストレスなどで“極端に”睡眠が足りない人の話だと思ったら大間違い。普段6−7時間の睡眠を取り「十分眠っている」と思っている人でも、実はわずかに足りておらず、その蓄積によって命に関わる病のリスクを高めたり、日々の活動のパフォーマンスを劣化させたりしていることが明らかになってきたのだ!今、世界の研究者たちは、この「わずかな睡眠不足が積みあがっていく現象」を“睡眠負債”と名付け、その解消こそ健康寿命の延伸に欠かせないと指摘している。

そこで!今回、<拡大生放送>で注目の「睡眠負債」を取り上げる。その実態を社会に広く知らしめ、少しでも早い「対策」を促すことで、日本人の健康を守る取り組みとなることを目指す。データ放送や特設HPでは手軽に行える「睡眠負債」のリスクチェックを実施。Twitter などを通じて寄せられた疑問・質問にはスタジオの専門家が直接回答。国内外の睡眠研究の最前線や予防&改善の秘策もしっかり伝える。】


この睡眠負債、

最近やたらと民放のワイドショーや、週刊誌で取り上げることが目立ってきました。

(ちょっと前までは誤嚥性肺炎もいくつかの週刊誌で取り上げられていました)

さて皆さんは、どの程度寝ているのでしょうか。

ブログ管理者、波はありますが、平均すれば6時間程度でしょう。

2009年のOECDの調査によると、日本の平日睡眠時間は、7時間14分。

40~50代では6時間台という結果があります。

他のOECD諸国と比べると韓国の次に睡眠時間は短いという結果に…。

アメリカ国立睡眠財団の調査では日本人の睡眠時間は6時間22分、

時間の違いはありますが、どちらにしろ先進国の中では短い、ということだけは言えそうです。

あとこの日本人の睡眠時間を時系列で追うと、どうなるでしょうか。

2015年の国民生活時間調査報告書によると、

1995年と2015年との比較では、2015年では1995年より10分短くなっていました。

ここまでくると、日本人の睡眠時間の量もそうですし、更に短くなっているという傾向は、

問題なのでしょう。

ブログ管理者も短めであり、「うーん」と番組を見ながらうなってしまいました。


この睡眠負債の大問題は、

本人の知らない間に脳機能に対してダメージを与えている、ということです。

このブログをみている皆さんも少しずつの睡眠不足がたたり、

仕事のパフォーマンスが落ちている人もいるのではないでしょうか。

番組では簡単な計算問題を使用して、

少しでも睡眠不足が続いている人と、十分睡眠時間が取れている人での結果は明らかに、

十分分睡眠時間が取れている人の結果が良かったのです。

その他に睡眠時間の長さと免疫機能の状態にも相関があるという報告も番組では出てきていました。


番組では適切な睡眠時間を7~8時間と言っていました。

しかしなかなかその7~8時間に修正するという作業は、

今までの生活習慣を変えることにもなり、なかなか難しいような気がします。

ただ睡眠負債が体をむしばむことも事実、

少しずつ計画的に睡眠時間の確保ができるように対応していくしかないのかもしれません。

posted by リハ技士 at 18:15| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月10日

「”いるんだよ”って伝えたい ~横浜・特別支援学級の子どもたち〜

番組の紹介。

今回は、527日に放映された

ETV特集の「いるんだよって伝えたい ~横浜・特別支援学級の子どもたち〜」。


番組のホームページから、この番組の概要を引用します。

【横浜市にある小学校の特別支援学級に密着。大人数の一般学級に参加する「交流」活動に挑戦を始めた2人の子どもたちの喜びと葛藤、交流先の児童たちの心の成長を記録する。

横浜市にある小学校の特別支援学級に密着。ここでは発達障害などさまざまな理由で助けを必要とする子どもたちに、安心できる環境を整えてきた。ここで自己肯定感を育んだ子の次のステップが、大人数の一般学級に参加する「交流」だ。交流をめぐる少年の喜びと葛藤、中学での進路に揺れながら交流へと向かう少女の日々を描く。また、ある出来事を機に、心の壁を乗り越えようとする支援学級と一般学級の子どもたちの成長を記録する。】


平成20年の小学校学習指導要綱で、下記の文章がでてきました。

【学校がその目的を達成するため、地域や学校の実態等に応じ、家庭や地域の人々の協力を得るなど家庭や地域社会との連携を深めること。また、小学校間、幼稚園や保育所、中学校及び特別支援学校などとの間の連携や交流を図るとともに、障害のある幼児児童生徒との交流及び共同学習や高齢者などとの交流の機会を設けること。】

これは、小学校だけでなく、中学校、高校にも同じ文章が指導要綱に書かれています。

障害のある子どもと障害がない子ども、

この両者が交わることでどのような学習が得られるのか、

それをまさにこの番組で実感できる内容になっていました。


特別支援学級(この学校では個別支援学級)に在籍していた番組の2人の子どもに共通していたのは、

一般学級になかなか打ち解けることができない、ということでした。

番組をみていくと、一般学級の子どもたちの輪に入ることができないでいて、

ブログ管理者もハラハラしてみていました。

本人はその輪に本当は入りたいのですが、

コミュニケーションが苦手で足踏みをしてしまう毎日…。

しかし先生たちがなんとか一般学級に打ち解けるように、

本人や、一般学級の子どもたちになんとか交流ができるように獅子奮闘する姿は目を見張るものがありました。

その後、様々な壁を乗り越えて、今年で卒業した女の子。

卒業式当日に、

その女の子が一般学級に送った感謝の手紙を先生が読み上げるシーン。

その女の子の一般学級の子どもたちとその先生に対してのピュアな気持ちに、

ブログ管理者の心の琴線に触れてしまい、もう涙涙で番組を見続けてしまいました。


さてNHKでは、発達障害プロジェクト、というものを展開しているそうです。

2017年の5月から1年間かけて、

この発達障害をテーマにした番組を多く作成していきます。

なので、これからも発達障害に関しては様々な番組で取り上げられることが多いようですので、

この分野に興味がある方は、NHKは要チェックです。

posted by リハ技士 at 16:59| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月02日

発達障害 〜解明される未知の世界〜

番組の紹介。

521日放送、NHKスペシャル

「発達障害〜解明される未知の世界〜」


【小中学生の15人に1人と言われる「発達障害」。これまで、主に社会性やコミュニケーションに問題がある障害として知られてきたが、最新の脳科学研究や当事者への聞き取りにより、生まれつき、独特の「世界の見え方・聞こえ方」をしているケースが多いことがわかってきた。多くの人にとっては何でもない日常空間が、耐えられないほどまぶしく見えたり、小さな物音が大音量に聞こえてパニックになったり。その独特の感覚・認知が、実は、社会不適応につながる原因のひとつになっていたのだ。

この世界を解き明かし、周囲が理解することで、発達障害の当事者の生きづらさは軽減。さらに「新たな能力」を引き出すことにもつながると、世界の教育・ビジネスの現場が注目している。

身体障害と違い、「見えにくい障害」と言われる発達障害。番組では、当事者の感覚・認知の世界を映像化。これまで誰にも言えなかった、わかってもらえなかった当事者の思いを生放送で発信する。周囲から「空気が読めない、つきあいづらい人」などと誤解されてきた行動の裏にある「本当の理由」を知ったとき、あなたの常識が大きく変わる。】

(番組のホームページから引用)


発達障害、当法人でもこの発達障害に関しては注目しているテーマです。

なぜなら今まで入職してきた人たちで、発達障害ではないかと疑いがある職員が増えてきているからです。(つまり成人期の発達障害)

そのような職員に対して、

どのような育成をしていくべきなのか、

実際の職場では様々なところで頭を悩ませています。




番組では、まず感覚過敏の症状を示す人たちの紹介がでてきました。

聴覚過敏・視覚過敏・触覚過敏などなど、

脳内に過剰にインプットされるためにその処理が不安定になり、

適切な行動ができなくなる、ということでした。


このような発達障害の方に対して、

このぐらい普通できるだろう、という対応をしてしまい、

その人たちの心を傷つけてしまう、ということをしがちだという、ことも番組では指摘されていました。

ではこのような人たちは仕事ができるのか、という皆さんの疑問も出てきそうです。

確かに大きな弱点をもちつつも、

全く正常な部分、逆に強みである部分もある、ということが番組後半では述べられます。

そのための環境調整や役割や周りの対応の変更などを行うことで、

発達障害を抱えていても、仕事などの社会参加はある程度は可能なのです。


ただし番組では、

基本的に本人が発達障害であることを受容している人たちがでていました。

問題なのは、

明らかに発達障害と思われるような状況がありつつも、

本人が全く発達障害ということを認めない人がいることです。

障害を認めなければ、

環境調整などの対応変更も拒否されるでしょう。

やはりこうなると、

適切なカウンセリング+適切な診断を下せる医療機関が、

皆さんの近くにあるのかどうかがカギになると考えます。


610日に、

酒田の山容病院で、

昭和大学教授の岩波明氏の講演がある、ということを聞きました。

講演内容は、

「成人期発達障害の臨床」。

本屋の新書コーナーに今行けば「発達障害」というタイトルが目に飛び込むと思います。

その著者が岩波氏です。

勉強になりそうです。

posted by リハ技士 at 19:39| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月01日

生命の不思議“テロメア” 健康寿命はのばせる!

昨日、予告したように今回も番組の紹介。

やはりクローズアップ現代+で、

516日放送の「生命の不思議“テロメア” 健康寿命はのばせる!」。


【老化を防ぎ、若さを保ちたい。そんな願いをかなえると注目されている研究がある。ノーベル賞生物学者・ブラックバーン博士らによる「テロメア」研究だ。染色体の端にあり細胞分裂のたびに短くなるため、年とともに縮むと考えられていたテロメア。ところがテロメアを伸ばして細胞から若返る方法があり、がんを防げる可能性もあるというのだ。それは日常で実践できる生活習慣。最新の研究から健康寿命を延ばす秘策と命の神秘に迫る。】

(番組のホームページから引用)


まず医学初心者であれば染色体という言葉からつまずきますよね。

簡単に染色体と言うと、

遺伝子を入れる入れ物の役割、と言えばわかるでしょうか。

その染色体の末端にあたるところを「テロメア」と呼ぶのです。

このテロメア、細胞分裂を繰り返すたびに短くなっていきます。

そしてテロメアがある長さになったら、もう細胞分裂は起こらなくなるそうです。

つまりテロメアは人間の寿命を決める「命の回数券」ということがあります。


このテロメア、同じぐらいの年齢でも、

テロメアの長さはかなりばらばらになります。

番組で実際に10人ほど確かめたところ、

同じような年なのに、

テロメアの長さが35歳相当から85歳相当までばらつきがあったのです。

番組では、なぜここまで差が広がったのかを分析しました。

するとあるタイプにテロメアが短くなる傾向があったのです。

それはストレスを感じる心配性の人たちです。


またそのような理由などからテロメアが短くなった人に対して、

がんの発症リスクが高まると指摘する医療者もでてきました。

その仕組みとしては、

テロメアが短くなると染色体が不安定化し、そうなると遺伝子変異が起きやすくなる、というものです。

他にもテロメアが短くなると、認知症になるリスクも高まるという研究報告もでていました。


ではテロメアを維持する予防活動が何かあるのでしょうか。

番組の中でノーベル賞を受賞した医学博士は、

適切な運動・食事・睡眠、人とのつながり、というごく常識的な健康法を提示していました。

昨日の男性更年期障害の対処法と同様に、

やはり「ごく普通の日常生活」に健康を保つポイントがあるのだと再確認しました。


次回も番組の紹介です。

posted by リハ技士 at 15:25| 山形 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月31日

がんや認知症も!? コワ〜い“男の更年期障害”

今回から3~4回程度番組の紹介を行います。

今回は、

59日、クローズアップ現代で放映された

「がんや認知症も!? コワ〜い“男の更年期障害”」


【「疲れがとれない」「やる気がでない」「イライラする」…、今そんな症状に襲われる中高年の男性が増えているという。実はこれら、男性ホルモン「テストステロン」の減少がもたらす「更年期障害」が疑われる症状。最新の研究では潜在患者600万人。深刻なケースでは「認知症」「うつ」「心臓病」などを引き起こすこともある「現代病」であることが分かってきた。働き盛りの男性を襲う意外なピンチ、その克服の処方箋に迫る。】

(番組のホームページから引用)


男性の更年期障害、

この組み合わせはあまり聞きなれないかもしれませんね。

やはり更年期と言うと、女性とつい思ってしまいます。

しかし、男性もなってしまう、意外と気づかずに………。


ただ女性の場合は明らかに閉経前後に急速に女性ホルモンが減少し、更年期障害に陥りますが、

男性の場合は、かなり高齢になれば当然減るのですが、

それ以外だとストレスや生活習慣の問題が絡んでいて、

その影響で男性ホルモンが減少し、更年期障害になるのです。

番組ではそのような男性の更年期障害を放置していくと、

認知症や心筋梗塞・脳梗塞などを発症させるリスクが高まることを強調していました。


ではどのような症状がでていたら、要注意なのか。

番組では4つ挙げられていました。

1.最近笑っていない

2.新聞が読めなくなった

3.よく眠れない

4.メタボ気味

…、なのだそうです。

そしてそうならないための対策としては、

ごくごく基本的なのですが…、

適度な運動、そして人と交わりながら楽しむ、ということなのでした。


男性の更年期障害ということをホームページ上で告白しているのが、

吉田拓郎さん。

「結婚しようよ」などの代表曲が有名です。

その吉田拓郎さん、

森進一さんに提供し、大ヒットとなったのが「襟裳岬」(名曲です)。

その歌詞の中で、

「理由のわからないことで 悩んでいるうちに

老いぼれてしまうから 黙りとおした年月を

………」」

というのがあるのですが、

何かこの歌詞が更年期障害の症状のようにも読み取れてしまいます。


他にも病気などで仕事が休止状態だった時もあるようでしたが、

現在は更年期障害もそれほどなくなったようで精力的に活動しているようです。

posted by リハ技士 at 20:03| 山形 | Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする