2016年05月17日

5万人避難 命をつなげ〜“連鎖”大地震 最新報告〜

番組の紹介。

426日、

NHK クローズアップ現代+

5万人避難 命をつなげ〜“連鎖”大地震 最新報告〜」


まずごの番組の概要がクローズアップ現代+のホームページで出ていたので引用します。


【活発な地震活動が続く熊本、大分。今も多くの人が避難生活を送る被災地では、次々と新たな問題が持ち上がっている。避難生活による疲労や持病の悪化、なかでも、車中泊を続ける中で、エコノミークラス症候群になる人が増加しており、命の危機に陥る人も少なくない。また、衛生面での問題も深刻化している。南阿蘇村の避難所では、下痢やおう吐の症状を訴える人が相次ぎ、ノロウイルスも検出された。 番組では、現場で奮闘するNPOや医療チームに密着。長引く避難生活で体力の低下した被災者を、どう守っていくのか。現場から最新状況を報告する。】


この番組で一番懸念されていたのは、ノロウイルスの感染、最悪、命の危険性だってある感染症です。

その感染症を防ぐために、

衛生管理の徹底、

発生した患者の隔離の徹底を行っていました。

そのような努力をしながらも、ノロウイルスを含めた感染症が避難所で100名を超えているというニュースが先週ありました。

なかなか避難所という環境の中では、このような感染症の徹底は困難を極めているのかもしれません。

ましてやもう少しで梅雨になりますし、

避難所も効率的な運営ができるようにするため、拠点避難所という大規模な避難所ができるようです。

しかし、これは集団感染するリスクは逆に高まっている、とも言えます。


番組では、車中泊をしている人にエコノミー症候群で入院になった報告もでていました。

なぜ車中泊なのか?

車中泊は、前震・本震の後に度重なる余震が、家屋の下に住むことへの恐怖が強まったことで起きています。

少しずつ余震も収まり、車中泊は減っているとは思いますが、

まだまだ恐怖が収まらずに車中泊を続けている人は多いです。

そのような人が困るのは、

車中泊ということで、その人の情報が入らず、うまく健康管理ができない可能性があることです。(車に住んでいるので、次の日行ってみればいなかったということも…)

つまり孤立化している状況があるのです。(当然エコノミー症候群の問題も心配です)


このようにまだまだ落ち着かない状況で、支援もまだまだ必要です。

当山形民医連においてもリハ技士は行ってはいないものの、数名行って支援を行っています。

ブログ管理者もせめて募金だけでも奮発させていただきました。

明日も熊本地震についての番組紹介を行います。

posted by リハ技師 at 18:48| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月23日

電気刺激で”脳”力アップ! 脳刺激研究最前線」

NHK総合、36日放送、

サイエンスZERO 「電気刺激で力アップ! 脳刺激研究最前線」


番組のホームページから、この回の概要を引用します。

【脳の力をアップする。ドイツやアメリカを中心に今、画期的な治療法が注目を集めている。脳に電気刺激を与えて、脳の活動を“操る”「tDCS」と呼ばれる手法だ。頭の表面に微弱な電流を流すことで、運動野や言語野などが刺激され、脳の活動を高めるのだ。応用が進んでいるのが医療分野。脳卒中の後遺症やうつ病などの脳疾患を治療する装置として臨床試験が行われ、効果が報告されている。ドイツの事例を中心に最先端技術に迫る。】


まずこの「tDCS」の原理を簡単に説明しましょう。

まず私たちは運動野という部分から信号を発して、体を動かしています。

しかし脳卒中になると、その信号が伝わらなくなってしまいます。

そこで脳はなんとか信号を通そうとう回路を作って代償しようとします。

しかし、その信号は弱く、うまく伝わり切れないのです。

そこで運動野に「tDCS」を装着して電気刺激をし、

脳の活動を高めて、運動野の信号を増強させよう、という仕組みです。

番組では、この「tDCS」が高齢者の学習能力を高めたり、他の難病の治療にも挑戦した報告がされていました。


原理的には、なるほどと思わせるtDCS

将来リハビリをする上で、このtDCSは標準になるかもしれない、

そう感じさせた内容でした。

posted by リハ技師 at 21:00| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月22日

シリーズ東日本大震災 浪江町民それぞれの選択

番組の紹介、

38日放送、クローズアップ現代

「シリーズ東日本大震災 浪江町民それぞれの選択」


また、いつものようにこの会の概要をホームページから引用します。


【原発事故によって、全住民が避難を強いられている福島県浪江町。番組では震災直後から、町の復興をめざす商工会メンバーらを取材。5年間、折に触れてその姿を記録し続けてきた。「全町民帰還」を掲げ結束した1年目。「帰還」か「避難先への定住」かで揺れた3年目。そして5年目の今は、来年3月の避難指示解除の方針が示され、町民は改めて「選択」と「決断」を迫られている。多くの町民は、早期の「帰還」が非現実的となる中で、今まで「故郷」と一括りで捉えていたものを、見つめ直す必要を感じている。「土地への愛着」「先祖への思い」「隣近所との繋がり」「家族との暮らし」。結局、何を守り、何を諦めるかで“家族のありよう”が問われるのだ。浪江町民の「今」は、日本の社会が70年にわたって味わってきたことを凝縮して背負っている状態だ。原発事故から5年、長い期間を経ながらも生活と人生を立て直そうとしている浪江町民の今を、家族を描き続けてきた映画監督の山田洋次さんとともに見つめる。】


ただでさえ被災地の復興というのは、大変困難な作業を伴うものです。

ブログ管理者も、

復興の在り方をどうしてくかで、住民合意の難しさを報道した番組も何回か見てきました、

しかし浪江町の場合はさらに放射能の問題を抱えています。

現在でもすべての地区ではなく、帰る地域は限定されています。

浪江町全域が帰れる状況になるのは、全く予想がつかない状況です。

私たちは、現在の情報に慣れてしまったために、当然のように思っている人もいるでしょうが、、

いつになれば地域に戻れる状態になるのか予想もつかないこの原発事故はあまりにも特異なものです。

慣れ親しんだ故郷、その大きな空間を長期間汚染させ、

その故郷に住む様々な人と人とのつながりさえ、簡単に壊してしまう、それが原発事故です。

何度も言いますが、このような事故は、他の事故と比べてあまりにも質・量共に異質なのです。


番組では除染が遅れ、帰還を望む声が激減しているという状況を映し出します、

帰還を強く願っていた人たちも、

浪江町の未来を描けないままに苦悩していました。

私たちはそのような現状があることをまず知っておくべきです。

posted by リハ技師 at 21:00| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月21日

私の望む治療、受けられますか? 〜広がる”混合診療”の行方〜

NHK総合224日放送、クローズアップ現代

「私の望む治療、受けられますか? 〜広がる混合診療の行方〜」


また、いつものようにこの番組のこの回のホームページから引用してみましょう。


【現在日本では原則禁止とされている“混合診療”。しかしこの4月から、患者からの「申出」によって例外的に、未承認薬等を使った保険外の診療と保険診療を併用できる制度「患者申出療養制度」が始まる。既にある「先進医療」より治療の選択肢が大幅に広がる可能性があり、いち早く最新治療に辿り着きたい個々の患者からは、切実な期待が高まっている。一方で患者団体の中からは「制度が患者の望んだものになっていない」と懸念を示す意見書が出され、波紋を呼んでいる。混合診療が認められると、保険適用外の薬が未承認のまま、高額の自費負担の状態に据え置かれるのではないかという懸念が出て来たからだ。制度導入を直前に控えた医療現場では、次々と患者から持込まれることになる要望に、現実に対応できるのか戸惑いと混乱も広がる。一大転機とも言われる今回の変革で医療がどう変わり、どんな影響が出てくるのか、検証する。】


当ブログでは一貫して、混合診療に反対の立場をとってきました。

反対の理由としては、この混合診療が進めば、

本来は保険で賄うべきのものも自由診療でいいのではないかという議論に必ずなると考えたからです。

(国の財政問題から社会保障費は削減したいという思惑や、

医療などもお金儲けができる成長分野となっている国の施策から、

政府の思いは透けて見えているので、そう思ってしまいます)

ただ確かに患者自らが選択するものであり、

むやみに混合診療拡大につながるものではないのかもしれません。

実際に患者申し出療養制度に関わる先進医療は、

結果が伴えば将来保険適応することを約束しているものです。

厚生労働省も混合診療に関しては、かなり縛りをかけている、ブログ管理者もそう感じます。

しかし患者団体からは、この制度に関しては肯定的な反応ではなく、

明確にこの制度に反対表明をしているところが多々あります。

やはり患者団体としては、なるだけお金のかかる自由診療はあまり広げてもらっては困る、

できる限り医療保険で支払えるものにしてほしい、そう思うのは自然なことかもしれません。


番組では、また別の側面での問題点を出していました。

まずそもそもある先進医療を受けたいと申し出しても、なかなかその医療を受け入れる場所がないこと、

また申し出する場合は、国が審査するのですが、

その審査が26週間というスピード、

これは現在の審査体制で実際に可能なのか疑問符もあるようです。


とにかくこの制度、問題はかなり多そうです。

posted by リハ技師 at 16:22| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月18日

高齢者の”大移住”が始まる!?〜検証・日本版CCRC〜

番組紹介シリーズ

NHK総合 クローズアップ現代

215日放送の「高齢者の大移住が始まる!?〜検証・日本版CCRC〜」


またいつものように、この番組のホームページに出ているこの会の概要を引用します。

【国はいま、地方創生のため、都会の元気な高齢者が移り住む“街”を、地方に整備する計画を進めている。「生涯活躍のまち」と名付けられたこの構想。地方の活性化に貢献するだけでなく、都会の医療介護サービス不足の対策にもなるとして、国は多額の交付金を使って後押しする方針だ。新潟県南魚沼市や北九州市など、全国263の自治体が推進する意向を示している。しかし、10年以上前から独自に高齢者の街を整備してきた自治体では、高齢化が急速に進行。医療費の負担増加や介護の人材不足などに悩まされている。高齢者が安心して暮らせる「生涯活躍のまち」は、本当に実現できるのか。国と自治体が進める高齢者移住のあり方を検証する。】


まずタイトルからして、「わからん」、という訴えが聞こえてきそうです。

わからないのは、CCRC、というワード、

ではCCRCとは、何を意味しているのでしょうか。

これは、継続的なケアを受けられる高齢者の地域共同体のことを指します。


では、そもそもなぜ高齢者を地方に移住させるのでしょうか。

それは、都市圏での高齢化の進行が急速に進み、その人たちを支える医療・介護事業所が圧倒的に少なくなっている現状があるからだと思います。

その懸念から政府は、アメリカの政策(CCRC)に飛びついたようです。

このアメリカ発の高齢者移住政策は、

大規模開発型のもので、

1つの地区を作り上げて、そこに介護施設や医療機関なども作ってしまおうというものでした。

ただし対象はお金持ちのみ、

すごい立派な施設はたくさんあるものの、その支払いは庶民がひっくり返ってしまうような金額らしい…。

まぁ格差大国アメリカの代表的な政策のようにも思えてしまいます。

ブログ管理者のうがった見方かもしれませんが、

基本的にはこのアメリカの政策は金儲けの要素がかなり入り込んだものと、とらえています。

しかし日本は先ほど述べたように、

都市圏の高齢化増は待ったならない状況になっており、お金持ちだけ対象なんていうことはできない状況です。

またこのアメリカ発CCRCは、大規模開発型でしたが、

日本は対象を一般人レベルまで広げながらも、この大規模開発型はそのまま参考にして実際に行ってきました。

しかしなかなか予定の人数が集まらなかったために、

人が集まっていたら開発しようとしていた店やレクレーション施設などを作らずに、

閑散とした地域になっていました、

また介護施設の介護職員を確保できなくなり、

老後のケアを一番に期待していた介護が受けられなくなる可能性があることも問題となっています。

急激にその地区の高齢者を増やす、という大規模開発型CCRCは、

このように様々な問題点を抱えています。


しかし番組後半では、日本型CCRCの具体例が出されます。

どのようなものかというと、大規模な開発はまず行わないのが特徴となります。

まず高齢者の住宅には空き家を探し出します、医療機関や介護施設も既存のものを使用します。

そして高齢者だけでなく、若い人たちも移住するような仕組みも作り上げていました。

そして新しい支え方、高齢者も例えば若い人の子供の世話をし、仕事がしやすい状況を作り出していたのです。

ブログ管理者もこの日本版CCRCのやり方に全く同意です。

大規模開発はお金的にもリスクを伴いやすいですし、

高齢者だけの地域を作るという発想も、

ブログ管理者的にはなんか隔離政策的にも感じてしまいます。

様々な人たちが交錯する世界の中で、助け合いながら支えていく、

そのような中での対応の方が王道、そう思ってしまいます。


大規模開発ではなく、現在の地域にある力を利用しての受け入れ、

各地域は都会の人たちが住んでみたいと思わせるような、そんな地域づくりが今後必要です。

posted by リハ技師 at 14:44| 山形 | Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月17日

史上最悪の感染拡大 エボラ 闘いの記録

もうしわけございません

インフルエンザで土曜日から倒れていました

実は月曜日には症状は咳と鼻水以外は治まっていたのですが、

その日にインフルエンザとわかり、

みなさんにうつさないためにも、休んでいました。

ブログ管理者の家にはなんとインターネット回線がつながっていないので、

毎回ブログは必ず病院で行うのですが、

今回はそのために全く更新できませんでした。

この間、暇だったので、取りだめしていた番組を一挙に見てしまいました。

今週と来週は、番組シリーズをしていきます。


今回は、

NHK総合 NHKスペシャル

26日放送の「史上最悪の感染拡大 エボラ 闘いの記録」。


ブログ管理者のインフルエンザも、どの人から感染したかはほぼ確定しています。

その人とは、ごく小さな会議室で、前向かいの席で、様々なやり取りをしたので、うつったようです。

ブログ管理者以降は、他のリハ技士スタッフにはインフルエンザの感染は広がらなかったので、

そこは一安心でした。


また、いつものように、この番組のホームページにある概要を引用させていただきます。


【史上最悪となった今回のエボラウイルスの感染拡大。感染者28637人、死者11315人(1220日現在)にのぼり、間もなく終息宣言が出される見込みだ。最も多くの感染者がでたシエラレオネで、世界から注目を集めているのが「ケネマ国立病院」だ。当時、二次感染につながるとして避けられていた定期的な点滴や検診を実施、多くの患者を救っていたのだ。さらに、感染拡大を未然に防ぐ可能性があった“警告”を発していた。しかし、国際社会から見過ごされ、資材や人材の支援が不足する中、スタッフは二次感染によって次々と死亡、病院は崩壊してしまう。国際社会や政府の無関心、住民の偏見、そしてスタッフの間に生まれる恐怖・・・・・・。命をかけて闘い続けた医師たちの知られざる日々を、膨大な現地映像や生存者の証言によって描き、グローバル化によって様々な感染症のリスクが世界に広がる中、いま何が求められているのか探る。】


もう少し詳しく、この番組の流れを説明しておきましょう。

まず今までエボラ(40年前に発見)は、とても怖い病気ということは、知られていましたが、

ごくごく小規模の感染で住んでいました。

しかし死者1万人を超えてしまうほどの、大きな感染拡大になったのは、どうしてだったのでしょうか。

それは、今までの感染している場所は、その周辺においても人口規模が非常に小さいところしかなく、

なおかつ、それほど人の流動性がないところだったのです。

しかし、今回は近くに大都市が点在しており、人の流動性もあるところでした。

その危険性に早くから気づいたカーン医師は、

政府に早急に感染拡大防止するよう、地域の隔離をお願いしたのですが、

当時の感染が10数人だったことから、政府は動きませんでした。

カーン医師が予想したように、急速に感染が拡大し、20万人都市のところにも感染者を出すのです。

この状況を再度国や支援団体に訴えましたが、何も進展はありませんでした。

そして徐々に状況は悪化していきます、

まず看護師が複数名亡くなります、

更に悪いことには病院自体がこのエボラを広げているのではないかというデマが広がり、

それが病院に対しての暴動にまでいくのです。

カーン医師の孤独な闘いでした、そしてカーン医師もこのエボラで亡くなります。

そして、首都にまで感染は拡大、また隣国ギニアやリベリアにまでも感染は拡大しました。


まぁ、こんな流れの番組でした。

まずこの番組を見て感じたのは、初動対応がいかに大切かということです。

今回のような場所でも車などの交通手段は多く使われ、

その使用している人がたまたま感染地域に来て感染し、再び都市部に行く事は容易にありうることです。

つまりよほどのへき地であれば別ですが(今までの感染場所はそのような場所)

普通は昔よりは感染の拡大がしやすい状況にあることは間違いないことです。

ゆえにきちんと隔離政策を徹底するということをしなければなりません。


ブログ管理者も、隔離とまではいかなくても、休みの間は人の近くにいないようにしました。

その間はTVをみながらの寝たきり生活、そのためにやや心も体も廃用ぎみです。


posted by リハ技師 at 20:32| 山形 | Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月18日

“肩こり解消”で思わぬ被害!?〜癒やしブームの陰で何が〜

NHK総合 210日放送 クローズアップ現代

“肩こり解消”で思わぬ被害!?〜癒やしブームの陰で何が〜


また、いつものように番組のホームページから、

この回の概要を引用します。

【慢性の肩こり・腰痛は男女とも最も数の多い健康障害だ。マッサージや整体、リラクゼーション等はブームと言われるほど施術を受ける人が増えており、市場規模は1兆円に迫るとみられている。ところが今、健康被害が全国で相次いでいる。国民生活センターへの相談はこの9年間で9000件以上、特に、脊髄損傷や肋骨骨折といった重篤なケースが増えている。背景には、整体やリラクゼーションなどには国家資格が存在しないため基礎的知識が足りない人でも施術ができること、免許が必要な接骨院などでも規制緩和で店舗が13万か所まで拡大、技量不足の施術者の増加を招いていること、などがあることがわかってきた。日本社会の高齢化も健康被害の拡大を加速させている。骨の状態や持病を見抜けないまま施術をしてしまい、骨折や病が重症化してしまうのだ。医療・介護に続く第3の分野として拡大が見込まれている「慰安」の分野。業界自身の改善の取り組みなども紹介しながら、手技による被害から我が身を守るにはどうすればいいのか考える。】

この文章の中で気になったのは、「…、免許が必要な接骨院などでも規制緩和で…」のところです。

この規制緩和は小泉政権の時に行い、

結果、100校を超える養成校で乱立状態なのです。

このような乱立状態の中では、志の低い人たちも当然入っていくでしょう。

また以前は修行のような経験をきちんとしてから、

開業するというやり方になっていました。

しかし、これだけ乱立されると、修行できる場所も追いつかず、

学校の経験だけで対応することになります。

その程度では学校で習った知識がきちんと血となり肉となるのは難しいでしょう…。

つまりその施術に対して深く理解することはできない、と思うのです。


このことが、9年間で9000件以上の健康被害という信じられない状況を引き起こしています。

番組では、なんでそこまでしたのか、

と思わせるような内出血が広範に広がっている写真が出ており、ブログ管理者も顔をしかめました

このことで仕事を辞めるケースも紹介されていました。


ここまで増えているのであるならば、

少なくとも関係団体は危機感を持って様々な学習会や基準整備などを行わなければいけないでしょうが、

現状、やっとやり始めたという状況らしく、ブログ管理者から見ると遅きに失しているように思います。

また一番の問題は、深く学習をしていない+個人で開業できる、という人たちは、

ブログ管理者の憶測では、我流になってしまい、さらにそのやり方に固執してしまう人たちがいそうです。

そうなると、今回のような健康被害の連続で、関係業界がその予防に努めるために、

先ほどの様々な研修を企画しても、

それに応じないという状況にならないのか心配されます。


番組でも提起していますが、ブログ管理者も、

長期的には、学校側のカリキュラムできちんと修行を積むような仕組みを作ること、

短期的には、事細かいマニュアルを作成して、

実技などのテストも含めて、合格した者だけ、何か店頭やホームページに合格証をだせるとか…、

そんな仕組みが必要だと思います。


成長産業なんだから、規制をかけて成長を止めるようなことはしたくない、

というのが、もしかしたら国の方針かもしれませんが、

やはり国がきちんと規制をかけて、信用できるところはどこか、などをすべきでしょう。


余談ですが、

ブログ管理者は、いつも行っている床屋で行ってくれる10数秒程度のマッサージが、

えらく気に入っています

posted by リハ技師 at 21:00| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月11日

あなたの周りにも危険が… 終わらないアスベスト被害

またまた番組の紹介、24日の番組。

NHK クローズアップ現代

「あなたの周りにも危険が… 終わらないアスベスト被害」

最近クローズアップ現代、ブログ管理者にとってははまるテーマが取り上げられています。

クローズアップ現代のメインキャスターが、3月末で降板となるのは、やや寂しいですが、

このような番組作りはNHKは変わらず行ってほしいですね。


また、いつものように番組のホームページから、

この回の概要を引用しましょう。

毒性が強く、吸い込むと肺がんや中皮腫を引き起こすことから悪魔の鉱物といわれる「アスベスト」。11年前、兵庫県尼崎市の旧工場周辺で死亡者が出て社会問題となり、全国的に対策が講じられたはずだった。しかし今、第2の波というべき危険が私たちの生活を脅かしている。戦後建てられた280万棟ものアスベスト建築の解体が一斉にピークを迎える中、解体工事を取り締まる法規則が現場の実態に追いつかず、各地で手抜き工事が行われ、重大な飛散事故が繰り返されていることがわかってきたのだ。監視するはずの行政は人員不足、国は抜本的な対策を先送りし続けている。国民の多くが過去の出来事と捉えているアスベストの被害がなぜ続くのか、この11年の対策を振り返りつつ今必要な施策を検証する。

当ブログでも複数回、このテーマを取り上げたことがあります。

そのうちの一つは東日本大震災で壊れた家屋にアスベストが含んでいて、

それをうまく解体処理業者が処理しきれず、

被災地にアスベストが飛散しているという実態を報告したものでした。

今回の番組は、被災地だけでなく、

以前アスベストを含んだ建物が全国各地で次々と老朽化し、

その解体処理が実にずさんな体制になっている、というものです。

しかし、なぜこのようなずさんな対応になったのでしょうか。

その第一要因はコストです。

アスベスト対策を行うと、最大で2倍のコストになる、というのです。

またそのことを防ぐための検査は工事前は65%程度の実施率、

工事中の検査はなんと15%程度までに下がっています。

つまりほとんどこのような解体作業は、

もう業者任せになっている、これも要因の一つといえるでしょう。

番組に出ていた専門家は、先進国と比べて規制も緩いし、

また罰則も軽くなっていることを指摘し、批判していました。


しかし番組はもっと深刻な事態を報告します。

なんと解体ではなく、

ただ住んでいるだけで、年間100人ほどがアスベストが原因と思われる疾患にかかっているのです。

そこで国はアスベストが飛散している建物を調べるように指示します、

先進的に行った横浜では、

建物の検査協力をしてくれたのは7万件中、15件でした。


もう明らかにアスベストは健康被害を起こすことが明らかになっているのですから、

国は強く指導できる法律を作るべきです。

そして解体業者・建築業者のような業界は、他にも様々な不祥事を最近も起こしてきました。

はっきり言って国民に不信感を持たれている業種の1つと言っていいでしょう。

業者自らが、

もっとこのような業務を透明化するなどして、信頼を戻すような努力を行うべきです。

posted by リハ技師 at 17:59| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする