2016年07月22日

ふるさとの親どう支える? 〜広がる”呼び寄せ高齢者”〜

番組紹介。

クローズアップ現代+

621日放送

「ふるさとの親どう支える? 〜広がる呼び寄せ高齢者〜」


いつものように番組のホームページから引用します。

【両親を故郷に残している皆さん、知っていますか?「呼び寄せ高齢者」という言葉を。遠く離れた子供に呼び寄せられ、見知らぬ土地へ移住する高齢者のことです。いま全国各地から、75歳以上の高齢者が首都圏におしよせ、入居者の8割が県外からという高齢者用住宅もあるほど!さらに、いまのトレンドは、「同居」ではなく「近居」。スープのさめない距離に呼び寄せ、互いに行き来します。ふるさとの親を支える、新たな選択肢「呼び寄せ高齢者」、その実態はいかに?】


現在、首都圏に住んでいる人たちの半数近くが地方出身者なのだそうです。

今まではそのような人たちの親が介護で面倒をみなければいけない場合は、

田舎まで行って介護をしていました。

しかし現在は、子どもがいるところ(首都圏)に呼び寄せて、近くに住んでもらうスタイルになっています。

課題はあります。

それは親の知らない場所ゆえに友人や親せきがいないために、

テレビばかりを見て家に閉じこもりがちになってしまう場合があるのです。

そして、それがうつ病になったり、認知症を悪化させるというところまでいったケースがありました。

しかしうまくいっている例も多く、

その環境が変わったことに対してのサポートをしっかりおこなっていれば大きな問題に発展することはないようです。

ただ前提はあります、

親がその場所に行ってもいい、という気持ちにしなくてはならないこと、

つまり無理やりでは続かない、ということ。

そしてそり前提の前提になってしまいますが、親との関係性は良好なのか、ということも重要です。

あとは、田舎で行っていた趣味活動や社会活動が、新しい場所でも似たような感じでもいいので継続できるのか、

以前住んでいた住環境と、これから住む住環境が似ているのか、などなどが、

子どもの近くに住むことができるかどうかのポイントになるとのことでした。

その他にも、

なるべく年をとってからの移住ではなく、

まだまだそれほど高齢にならないうちに移住した方が、新しい場所で適応しやすいこと、

1日何もしないような生活をさせるのではなく、

簡単な役割を持たせたり、無理のない範囲で地域の人たちと高理由で切る場を作ることも必要と報告されていました。


ただ番組では、子どものところに呼び寄せられなくても、

地域のサービスは充実してきていて、

それをうまく使えば親のサポートができることも説明していました。


ブログ管理者的には番組の中盤で、解説者の方が指摘していた問題が一番深刻です。

それは首都圏の介護サービス不足です。

実際にこのブログでも、

首都圏に住んでいた高齢者を地方に移住させるような取り組みがある記事を報告しました。

実際にそうしなければ東京などは高齢者の受け入れは困難である、という記事を何かで読んだことがあります。

ブログ管理者からみれば、そもそも東京一極集中が大問題と考えている立場です。

確かに東京一極集中のほうが大変効率的なのかもしれません。

そこに行けばすべてできるわけですから…。

しかし大問題もあります、

例えば東京が地震などで大変な被害になった場合、

その全部の機能が麻痺状態になってしまうのはあまりにもリスクが高いといわざるをえません。

やはりリスクを分散させるためにも、首都機能はいくつか他の都市に移転していく必要があります。

そうなれば他の都市にも仕事の需要は増えていくので、

その都市の人口は増えていくでしょう(現在は47都道府県で東京のみしか増えていません)

そして東京はそれほど人口が増えなくなります。

とにかく東京はもっとコンパクトになったほうがいいと考えてしまいます。


次回も番組紹介です。

posted by リハ技師 at 11:47| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月21日

ストレスから脳を守れ 最新科学で迫る対処法

番組の紹介。

シリーズ キラーストレス第2回 「ストレスから脳を守れ 最新科学で迫る対処法」

618日の番組。


またいつものように、この番組のホームページから、

この会の概要を引用します。


【私たちの命を奪う可能性のある「キラーストレス」。第2回は、最新科学によってその効果が裏付けられた、誰にでも出来る画期的なストレス対策に迫ってゆく。

今世界で、ストレスを減らすためのあるプログラムが広がっている。欧米の名だたる大企業が次々に導入。学校でも、そして刑務所のような場所でもこのストレス解消法が使われている。最新の脳科学でも驚くべき効果が実証されたこのプログラムとは?そして、なぜ効果があるのか?一方、宇宙空間では、これとは別のストレス対策が大きな成果を上げている。宇宙飛行士たちが取り組むこの方法とは?

今、世界が本気で取り組み始めたストレス対策。その背景にあるのは、ストレスが原因とみられる心と体の病の急増だ。番組では、今世界で始まった「ストレスをめぐる意識革命」、そしてその具体的な方法論を最前線から報告する。】


この番組の構成としては、大きく分けて2つです。

  • ストレスのメカニズム
  • ストレスの最新の対策法(2)です。

では、ストレスのメカニズムから説明してみましょう。

ストレスを受けると、脳の中にある恐怖や不安を感じる扁桃体が活動します。

すると、脳から体に指令が出されて副腎からストレスホルモンが分泌されます。

ストレスホルモンは心臓の拍動を速め、

血圧を上げるなどストレス反応と呼ばれる様々な反応を体に起こします。

このストレスホルモンの中で注目されているのがコルチゾール。

コルチゾールは脳に辿り着き吸収されますが、

一定の量を超えて増え続けると脳の一部を破壊することが分かってきたのです。

その破壊されたところが海馬、

記憶や感情に関連する役割をもっています。

海馬が損傷されると、うつ病の発症になる可能性があるという報告もある、と言っていました。


しかし古代、生命の危険が及ぶような事態になった場合に、

脳がストレスを感じ、ストレスホルモンを分泌し、心拍をあげ、すぐに行動に移せるようにしていました、

そしてその生命の危機状態が落ち着くと、ストレスホルモンの分泌は止まったのです。

つまりこのストレスのメカニズムは古代の人にとっては必要なものだったのです。

しかし、現代の社会では、常にストレス状態になってしまう現状があります。

ストレスホルモンが過剰に出てしまい、脳に障害を与えてしまうことがでてきていたのです。

常にストレス状態になる大きな一つの要因として挙げられていたのが、

記憶力と想像力です。

過去に怒られたことなど嫌な記憶をいつまでもひきずっていたり、

ストレスがかかるような会議などで、何か失敗するかもしれないと想像してしまったりしています。

このように実際に直面しているストレスではなく、

過去や未来までもストレスを感じてしまう状態を「マインド・ワンダリング」と言うそうです。

(小さいころにも強いストレスを受けた人とそれほど受けていない人では、

脳にある扁桃体に有意な差がありました、

強いストレスを受けた人たちの方が扁桃体は大きくなっており、

大人になっても小さいストレスでも過敏に反応すると考えられています)


では、そのようなストレスに対しての対策法はどのようなものが挙げられていたでしょうか。

1つめは「コーピング」という手法です。

具体的な屋の方としては………、

ストレスがかかった時にどんな気晴らしをすれば気分が上がるのかあらかじめリストアップしておきます。

例えば、映画鑑賞、音楽鑑賞などなど、なるべく数多くリストアップしておきます。

そして様々なストレスを受けるたびに、

そのストレスにあう気晴らしを行います。

その結果、ストレスが減ったかどうかを自分で判断し、

まだストレスを感じていたら、さらに気晴らしを続けたり別の気晴らしに切り替えたりします。

このように自らのストレスの観察・対策を意識的・徹底的に繰り返すのがコーピングです。


もう一つが「マインドフルネス」です。

これはもうすでに欧米の公的機関では取り組まれているストレス軽減法とのこと。

やり方としては、

まず、はじめに体の力を抜き背筋を伸ばして座ります。

そして、体と呼吸に意識を向け、その様子を感じるようにします。

やがて様々な雑念が浮かんできますが、それは考えないようにします。

再び今の瞬間の体や呼吸の感覚に意識を戻します。

毎日10分程度行うことから始めるのが一般的とのことです。

この座禅のような取り組みがなぜいいのか、

それは、今の自分だけを感じるということが、過去や未来からくるストレスを止めてしまうというものです、

つまり先ほど挙げた「マインド・ワンダリング」を起こさせなくさせるのです。

この方法をある一定期間行ったことで、扁桃体の大きさが小さくなっていたという調査結果もありました


もっと詳しいやり方は、

別のホームページでリサーチしてもらいたいのですが、

このようにストレスを軽減させるやり方が科学的な根拠をもって説明されていて、

説得力のある内容になっていました。


次回も番組紹介です。

posted by リハ技師 at 14:42| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る

番組の紹介。

515日の放送、

NHKスペシャル「天使か悪魔か  羽生善治 人工知能を探る」。

また、いつものように番組のホームページから…。


20163月、グーグルの開発した囲碁の人工知能が、世界最強と言われる韓国人の棋士に圧勝し、世界に衝撃が走った。囲碁は、人類が発明した最も複雑なゲームと言われ、人工知能が人間を凌駕するのはまだ10年はかかると言われる中での出来事だった。このまま人工知能が進化していけば、どんな未来が到来するのか。番組のリポーターとして世界各地を取材していくのは、将棋界・最高の頭脳、羽生善治さん。圧倒的な思考のスピードと深さで将棋界に君臨し、日々、「人間にしかできないことは何か」を考え続けている。囲碁の人工知能を開発したイギリスの天才研究者、専門医にも判断できないガンを、画像から精緻に見分ける人工知能を発明したアメリカのベンチャー企業、人工知能に感情を持たせる研究を続ける日本企業など、人工知能開発の最前線を取材。人工知能が人間に何をもたらすのかを探っていく。】


以前のニュースでチェスではもうすでに人工知能の方が強いということを聞き、

次は将棋が危ないと思っていました、

実際、プロの上位グループにも人工知能は勝ったり負けたりしていたので、

今回の番組の進行役にもなった将棋界のトップ羽生も、

いつかは負ける時が来るのかも…、とは考えていました。

しかし、もっと複雑な囲碁で、なおかつランキング第2位の人に人工知能が41敗という結果は、

人工知能、恐るべしという気持ちにさせました。


上記以外でまずびっくりしたのは、

専門医でもなかなか見つけられない、例えば1ミリ以下の肺がんを人工知能が探し出すことができる???

他にも今まで人間が行ってきた判断を人工知能が代わりにできる、それも正確に…、ということが紹介されていました。

しかし、そうなると怖いのは、

そのような人工知能が全体社会を支えている状況になれば、

SF映画でもみたことがあるような人工知能の暴走によって、

人間は壊滅的な被害を受ける可能性があることです。


しかし、そこにもなんとその問題を解決するために、対策が立てられているのです。

それは、

きちんとコンピューターに社会性をいれこみ、

人間に被害を与えるような仕組みにはならないようにしているのでした。

また、それ以上にブログ管理者が信じられなかったのは、

人工知能に「心」を持たせる仕組みまでも開発しようとしていることでした。

人間の脳の最先端の研究を駆使して、

様々なコミュニケーションなどから適切な感情の変化ができるようになっていたのです。

もしかしたら、将来そのような人工知能に人間側がカウンセリングされている時代もでてくるかもしれません。


それにしても今回、羽生が進行役になったということは、

羽生は挑戦状を「いつでも受けるよ」と言っているのに等しい…、と勝手にブログ管理者は感じています。

番組の中で羽生は淡々と進行役を担っていましたが、

かえってその淡々さに熱い情熱をブログ管理者は感じました


待ち遠しい………

将棋 羽生対人工知能 5対局戦。

posted by リハ技師 at 19:12| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月23日

老人漂流社会 団塊世代 しのび寄る“老後破産”」

番組の紹介。


今回は、417日に放映されたNHKスペシャル

「老人漂流社会団塊世代しのび寄る“老後破産”」


また、いつものように番組のホームページから…。

【取材を進めると、日本の屋台骨を支えてきた「団塊世代」にも、そのリスクが忍び寄っていることが明らかになってきた。「団塊世代」は、194751年生まれの戦後世代で、およそ1千万人に上る。終身雇用制で、比較的余裕があると思われてきた世代だが、実はバブル崩壊に直面し、所得や退職金は減少。自ら高齢者となったが、長寿化で親の介護負担が重くのしかかっている。その上、就職氷河期に直面した団塊ジュニアは、不安定就労な割合が高く、自立できずに同居している未婚者だけで300万人に上る。年金だけで、親の介護や、子の支援がままならず、貯蓄を切り崩して生活している世帯が多く、民間シンクタンクの分析によれば、年金だけで暮らす団塊世代の預金残高は、年間90万円ほど目減りし続けている。さらに今回、団塊世代が多く居住している首都圏の団地でアンケート調査を行ったところ、団塊世代の半数以上が「生活のために働いている」と答えていることも分かった。】


団塊の世代の中には、

たくさんのお金を残していても(番組では2000万円)、

家族の問題で、そのお金を使い果たしてしまう現状にある人が、

こんなにもいたのかと、驚愕した内容でした。

親が長生きをし、そのための介護費用がかさみ、

今度は子どもが正規の仕事につけずに、親の金に頼ってしまう現状、

まさに板挟み状態で、番組では自殺さえ考えてしまう状況になる人も…。


まず介護にお金がかかってしまう、これはまぁ仕方がないのかもしれません。

しかしブログ管理者が問題視するのは、

非正規雇用がこれほど増えた結果、

このような非正規の子供たちだけでなく、その家族さえ崩壊させてしまっている現実、

そこが大問題なのです。

では、なぜこのように非正規は増えているのでしょうか。

ブログ管理者の単純思考では、

経営者が人件費というコストをカットし、

その分、商品を安くし、海外でも売れる価格にしているのか、

もしくは、開発にお金をかけているのか、

もしくは、いつ不況になってもおかしくないようにため込んでいるのか、

、ということが浮かんできます。

しかし、このように「人」を単なる「コスト」ととらえてしまうと、

もう日本にはまっとうな成長は望めない、そう考えるのです。

日本はもう同じような商品で安さでは外国に勝てるわけがありません、

もっと賃金が安い外国には対抗しようがないからです。

では、どうすればいいか。

やはり人材に力をいれる政策しかないでしょう。

人材に力を入れることで、

新たな想像力、新たな技術などの新規性をもったものを開発できたり、

外国には真似できない技術をもった人材を作ることで、その商品の信頼性を上げたりする、

それが日本の生き残る道なのではないでしょうか。

人材に力を入れる場合は、

職場の中できちんとした教育システムを作成し、

長期的に関わっていく(知識・技術などの蓄積)必要があります、

そうなれば当然、非正規では、その人材育成にはつながっていかないのです。


さて、話を戻しましょう。

ゆえに政府は、

団塊の世代の子どもたちを含めた若い人たちをきちんとした職業人になるように関わっていく義務があるのだとブログ管理者は考えています。

そして、その人たちがきちんと自立することこそ、

政府が何度も言っていて、それほど成功していない「成長戦略」なのだと思います。

団塊の世代の人たちも、

子どもが元気に仕事をすることで経済的にも精神的にも安心するでしょう、

そうなれば後は親の心配だけ、

老後破産のリスクはかなり軽減できるはずです。


日本の経済成長におおいに貢献した団塊の世代、

その人たちの悲鳴を、政府はどう聞こえているのでしょうか。

posted by リハ技師 at 19:59| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月20日

らいは不治にあらず〜 ハンセン病 隔離に抗った医師の記録

番組紹介。

423日のNHK Eテレ「ETV特集」、

「らいは不治にあらず〜 ハンセン病 隔離に抗った医師の記録」


またいつものように、番組のホームページからこの番組の概要を引用します。


ハンセン病患者の隔離を定めた「らい予防法」の廃止から20年がたつ。多くの患者を苦しめた「絶対隔離」という誤った政策。その闇を検証する上で重要な資料が最近見つかった。元京大医学部助教授・小笠原登の日記や書簡である。小笠原は「らい菌は伝染性が弱く治療も可能」との信念から国の隔離政策に異を唱え独自の治療実践を行っていた。なぜ小笠原の説は主流にならなかったのか。発見された文書や関係者の証言を基に検証する。


強い感染病であれば、隔離する対応は当然の対策になります。

まだ医学的にらいの問題が明らかになっていなかったときは、

隔離自体は仕方がなかったとも思われます。

(しかしその隔離が様々な差別を起こしたという事実は忘れてはいけません)

昭和28年にはらい予防法が改正されるのですが、

絶対隔離という方針は変化がありませんでした。

しかしそのころには、特効薬によってハンセン病は治療できるという証明がすでに世界的にはあったのにも関わらず、

その情報を当時のらい学会も政治家も無視したのです。

その特効薬は日本に入ってきて、治療し無菌状態になった(つまり完治)としても、

ハンセン病の施設にやはり閉じ込められる、という人権侵害がまかり通ったのです。

昭和31年には、日本のこの絶対隔離政策は国際的にも批判があったものの、

その隔離政策、平成8年まで変わることはなかったのです。


さて話は戻って戦前、

小笠原医師は、特効薬が出る前にたくさんの患者さんと診察していく中で、

この感染病は非常に弱い感染病であり、

発病するかしないかは個人の体質によるという「体質説」を学会で報告します。

実際に菌を自分の体に感染させるような処置をし、

実際に感染をしなかったという実験なども行い、

感染能力の低さを証明しようとしたのです。

しかし当時の絶対隔離が日本の空気であり、マスコミもその流れに沿った論評しており、

小笠原の報告は、まったく異端視されました、

(国賊とも呼ばれたこともあったようです)


そんなこともありながらも小笠原医師は、自分の信念を最後まで曲げることはありませんでした。


ハンセン病だから隔離という対応は、もう医療としては「思考停止」と言って状況でしょう、

番組では、小笠原医師が思考停止することなく、

患者救済に向けて立ち向かった姿が印象的でした。

posted by リハ技師 at 20:00| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月20日

最新報告 “連鎖”大地震 終わらない危機

番組の紹介。

514日のNHKスペシャル。

「最新報告 “連鎖”大地震終わらない危機」


番組のホームページから、この回の概要を引用します。


【熊本県を襲った一連の地震による家屋被害は、確認されただけでも30029棟(5/7朝現在)、さらに、今後も増え続けるとみられている。

発災から1か月。震度7の激震を観測した2度の大地震以降も活発な地震活動によって、家屋がかつてないダメージを受ける中、震災関連死のリスクが高まっている。余震への恐怖から、自宅や避難所に入らず、緊急搬送される人が急増しているのだ。さらに、一見無傷に見える家屋でも内部が被害を受けているケースもあるなど、被害の全貌がつかめず、復興への道のりも遅れている。

番組では、地震被害の全貌を新たなデータをもとに“面的に”検証。被災者の生活再建に乗り出した行政や地域拠点病院などの最前線のルポから、どのような支援が必要なのか、今後どうなるのか、考えていく。】


前回、連続する地震によって、それほど損傷を受けていない家でも、

子どもたちが怖がっている現状を報告しました。

子どもたちの心に深い傷がついてしまっているのではないか、

そういう危惧を抱いてしまう内容でしたね。

しかし、今回の番組では、

その子どもたちを守る大人たちも同じように傷ついている現状が見えたのです。

番組では役所の人たちが、

自分や自分たちの家庭を犠牲にしながら、

地域の人たちの生活を守るために奔走する姿が映され、

次にその緊張感が切れた瞬間、泣き出してしまう映像があったのです。

ぎりぎりの精神状態でなんとか現在の次から次へとくる仕事を継続している状況………、

そういう状況も出始めていることや、

また東日本大震災の反省の元に、

早い時期から心のケアを行う組織が活動し始めています。


特に今回心配なのは連鎖している(連続している)地震ということです。

このことが、地域の人たちの心を蝕んでしまう可能性があります。

まだまだほかの地域からの応援が必要であり、

地域住民の人たちが過酷な業務量にならないように支援していくことが必要です。


また番組では、今回長周期地震動が今回の熊本地震で強く出たことに注目しています。

なぜなら今まで熊本地震のような直下型地震で、このような長周期地震動は観測されたことがほとんどなかったのです。

長周期地震動は、高層ビルなどの高い建物には、甚大な被害をだすと言われています。

今回の地震をきちんと分析することで、

今後あるかもしれない直下型の可能性がある大都市部にある高層ビルの耐震性について、

今後検討する必要性がある資料ができるかもしれません。


今日でとりあえず、熊本地震関連の番組紹介は一旦終了、

ただしまた何か報告する内容があれば、このブログで報告したいと思います。

posted by リハ技師 at 19:19| 山形 | Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月19日

連続震度7 地域と家族を守れ 〜地元消防団 1ヶ月の格闘〜

番組の紹介。

512日の番組。

NHK クローズアップ現代+

「連続震度7 地域と家族を守れ 〜地元消防団 1ヶ月の格闘〜」


またいつものようにホームページから、この回の概要を引用します。


【震度7の大地震が熊本を連続して襲ってまもなく1か月。平穏な暮らしを突然奪った今回の災害は、私たちに改めて地震の恐ろしさを突きつけた。自治体の庁舎は相次いで壊れ、行政機能は一部まひ状態に。避難所も使えなくなり、行き場を失った人も多かった。全国のどこでも起き得るこうした危機に向き合ったのが地元の消防団員たち。住まいを失い家族が倒れるなか、どう窮地をしのいだのか。地域を守った住民たちの1か月の格闘に密着した】


今回の番組のテーマから少し離れるのですが、

また車中泊に関して、「うーん」とうなってしまう内容がありました。

それは、ある消防隊の子どもが、

何度もきた大地震によって、自分の家の屋根の下で(建物は住める状態)寝ることに恐怖を覚え、

まったく自分の家では寝られなくなった事例でした。

(つまり車中泊をずっとしている)

子どもだけでなく、高齢者も含めて、

どれだけ人々の心の中に黒い影を残したのだろうと考えざるをえない報告でした。


このような子どもたちを含む家族と、消防団として地域を守るための消防団、

熊本地震で傷ついた地域の人のために、

多少なりとも家族を犠牲にしながら、消防団の仕事を優先していました。

しかし、その消防団も被災住民、

これ以上、家庭を犠牲にするわけにはいきません。

この状況が続いてしまえば、子どもの心を守るための大人たちの気持ち(余裕)さえ奪われてしまいます。

他の地域の人たちとうまく手を借りて連携し、

地域の消防団の人たちが適切な業務量になるようにしていく必要があるでしょう。


明日も熊本地震関連の番組報告です。

posted by リハ技師 at 16:45| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月18日

緊急報告 熊本地震 〜被害解明に挑む〜

番組の紹介。

51日、NHKの番組。

サイエンスZero 「緊急報告 熊本地震 〜被害解明に挑む〜」


この番組のホームページに、この回の概要が書かれていたので引用します。


【4月14日、午後9時26分。熊本を震度7の揺れが襲った。その28時間後には再び震度7の大地震が発生。4月25日現在、震度1以上の地震が870回以上という異例の事態に陥っている。そんな中、地震や建築、土木の専門家たちは現地で調査・分析を続けている。その結果、“連鎖”する地震のメカニズム、そして2度の震度7がもたらした、建物や道路、地盤への影響が少しずつ見えてきた。被害解明に挑む科学者たちの最新報告】


今回の地震の大問題は、連続して大きな地震がきた、ということです。

現在の家屋の耐震基準は、このような連続した地震には対応していない、という報告は、

いかに、今ある建物が耐震基準を満たしているからと言って安心してはいけない、ということを物語っています。

普通は新耐震基準は、震度6や震度7でも倒壊しない設定になっています、

おそらく皆さんが避難所として集まるような学校、

避難先の司令塔となる役所に関しては、当然このような基準にしていたのです。

しかし1度目の地震で耐震率が65%低下するという番組での報告は、衝撃的でした、

そのような耐震率の低下では、2回目の地震では倒壊してしまう可能性が強まってしまいます。

(原発はこのような震度6以上の連続した地震を想定した施設基準にしているのでしょうか?)


今回高速道路も陥没して、そこを使用することができないという状況になり、

物資輸送などのパイプラインを絶たれる状況が起きてしまいました。

この原因としては、九州自動車道の作り方が、

一般の道路の作り方と同じ「盛土」で行っており、

場所によっては脆弱な地盤に盛土が行われていて、

そのために高速道路陥没という状況になったのです。

今後、高速道路の地震対策も検討する必要があるでしょう。

また今回の地震で大きく崩れたのは、南阿蘇村の土砂崩れ。

今回の番組だけでなく、他のニュース番組でも大きく取り上げられていましたね。

(その土砂崩れで橋が崩落していました)

番組では、今回の土砂崩れには、地形や崩れやすかった土砂成分などがあったことが取り上げられ、

日本の高速道整備について課題を浮きあがせました。


次回も熊本地震関連の番組を紹介します。

posted by リハ技師 at 19:56| 山形 | Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする