2018年03月01日

遺児たちのいま 阪神・淡路大震災23年

今日も番組の紹介。

117日放送、

NHKスペシャル「遺児たちのいま阪神・淡路大震災23年」


番組のホームページから、概要を引用。

6434人が亡くなった阪神・淡路大震災。0歳から高校生まで、400人以上の子どもが親を失い、遺児となった。四半世紀に近い歳月の間に、遺児の多くは亡くした親の年齢に達し、子どもをもつ人も少なくない。震災後から定期的に成長を記録してきた遺児たちを再訪すると、成人して新たな役割に気づきながら歩む、それぞれの人生があった。震災から23年、遺児たちの「心に秘めた苦悩」と「生きていく覚悟」とは・・・。】


もう少しで東日本大震災があった日ですが、阪神淡路大震災は、もう24年が過ぎています。

2011年もそうですが、

1995年も忘れられない年になりました。

今回の番組は、その阪神淡路大震災で親を亡くした子どもたちのその後を追ったものです。


番組の中で忘れられないシーンがありました。

20代後半?の妊婦が出産後に「お父さん、おかぁさん、会いたいよー」と大声で泣く声…、

普通は自分の子どもが生まれれば、その喜びいっぱいになるはずです、

自然と笑顔になり、子どもを抱きしめたくなるでしょう。

しかし、それもなくただその両親の死を悲しむ言葉をだし、わんわんと泣き出してしまう。

ただ何もその背景をしらない人がみれば、異様なシーンでしょう。

しかしその妊婦は阪神・淡路大震災の時の遺児、

ずっとずっと両親のことを思っていたのでしょう、

そしてその自分が親になったという瞬間に、

もしかしたらその悲しみ・苦しみ・寂しさが気持ち的に爆発してしまったのかもしれません。


番組では、その人を追うのですが、

その人の気持ちは最後まで親のもとにいければ行きたい、というものでした、

しかし最後に奨学生になった子どもが「産んでくれてありがとう」という手紙をもらった時に、

まだ死ねないという言葉を聞いたときは、ブログ管理者も胸をなでおろしました。


阪神・淡路大震災、29年たちましたが、

ずっと遺児たちの心には程度の差はあるでしょうが、大きな傷を残していることを再認識しました。


そして、もうすぐ、東日本大震災が起きた日が近づいています。

posted by リハ技士 at 19:21| 山形 ☔| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月28日

万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった

番組の紹介、114日放送。

NHKスペシャル「シリーズ人体神秘の巨大ネットワーク第4集 万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった」


ではいつものように番組のホームページから…。

【毎日の食事から栄養や水分を大量に体に取り込む消化・吸収の要だが、じつは私たちを万病から守る全身の「免疫力」を司っていることが、最新研究から明らかになってきた。なんと全身の7割もの免疫細胞が腸に集結し、いま話題の「腸内細菌」たちと不思議なメッセージをやりとりしているというのだ。ひとたび、腸での免疫のバランスが崩れ、免疫細胞が暴走を始めると大変なことに。花粉や食べ物、自分の体の一部まで「敵」と誤って攻撃し、さまざまなアレルギーや免疫の病を引き起こしてしまう。どうすれば、腸内細菌が出す“メッセージ”を活用してこの暴走を抑え、アレルギーなどを根本解決できるのか。最先端の顕微鏡映像や高品質のCGを駆使して、知られざる腸の力に迫る。】


数年前、腸内フローラが取り上げられている番組を紹介しました。

その時にも腸は免疫機能を司っていることを報告したと思います。

「おいおい、そんな前のブログは覚えていない、腸内フローラって何?」と思う人もいるでしょう。


説明します

腸内には様々な菌がいます。

その腸を顕微鏡で除くと様々な植物が群生しているようにみえることから、

お花畑(英語でいうとフローラ)と呼ばれるようになります。

この腸内細菌、

なんと600兆個以上あるといいます、

もう想像もつかない個数ですね。

有名な腸内細菌の代表はビフィズス菌でしょう。

このような様々な菌のバランスが悪くなると、腸内の栄養物の吸収と言うことだけではなく、

免疫に大きく影響を与えています。


この番組で目新しかったのは、腸が免疫細胞をトレーニングする、ということです。

外部からの細菌の侵入と言うと、

直接に入ってくるのは口からでしょう、

食べ物の中に様々な病原菌が入っていて、

腸内にある免疫細胞がそこで学習を図ります、

その腸内で育てられた免疫細胞は今度は血液の流れで全身に送られる、

うーん、うまくできているものです。

番組の後半になってくると、腸内の細菌バランスが崩れることによって、

免疫異常を引き起こしている症例がいくつか出されます。

ある特定の腸内細菌は免疫細胞に抑制を働きかけるメッセージ物質をだすのですが、

番組に出ていた免疫異常の方は、その菌が異常に少ないこともみえてきたとのこと。

そこからそのメッセージ物質を薬剤にして治療している治験が行われているようです。

果たしてどのような結果がでるのでしょうか。


この番組に毎回出ている山中先生が、

「腸()すごいでしょう」、

などとおやじギャグを連発している姿も面白かった番組なのでした。

posted by リハ技士 at 18:19| 山形 ☁| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

追跡東大研究不正〜ゆらぐ科学立国ニッポン〜

もう1つ今日も番組の紹介。

1210日の放送。

NHKスペシャル「追跡東大研究不正〜ゆらぐ科学立国ニッポン〜」


番組のホームページから、この番組の概要を引用。

【日本の科学研究をリードする東京大学が、データをねつ造するなどの研究不正で揺れている。今年8月、分子細胞生物学研究所(分生研)の渡邊嘉典教授の研究室が発表した5本の論文で不正が認定された。2006年と2014年にも、当時の工学部教授の研究室で不正の疑いによる処分、分生研教授の研究室で論文の不正認定と、不適切な研究が相次いでいる。一体、何が起きているのか100人をこえる関係者を取材。浮かび上がってきたのは、激化する国際競争の中で変容してきた科学研究費の配分を巡って、翻弄される科学者の姿。そして、科学技術立国を掲げ、研究成果を国の発展につなげようという施策が、皮肉にも、科学を停滞させかねないという現実。今、ノーベル賞受賞者も危機感を募らせ、自ら、模索を始めている。日本の科学が直面している課題は何なのか。研究不正の報告書をひもとき、独自に入手した資料と、当事者たちのインタビューから迫る。】


上記の文章では、不正な研究が相次いでいるという言い方になっていますが、

もっと明確に言うと2000年以降から右肩上がりにその数は増えているのです。

その要因の一つに、科学研究費(略称では化研費)の施策が挙げられていました。

(かなり前ですが、コラムでその問題点を報告したことがあります)


何が問題になっていたのでしょうか。

でていたのは、基本的な(安定的な)運営金が減って、競争的資金が増えたことによって、

その競争的資金が手に入らないと、その実験者が行っている実験ができなくなってしまうことがでてきたのです。

また審査側も、専門でないものも審査することがよくあり、

その場合はその報告した人のプロフィール(どのような医学雑誌に載ったのかなど)をみて、

評価してしまう傾向があるなど、

研究そのものの審査ができないなかで評価してしまう、ということがでていました。

その審査員が番組にでていましたが、

ほぼボランティアのような感じで、膨大の数を仕事の合間にしなければならず、

これでは適切な審査ができないだろうと思わせるものでした。

アメリカでは専門にそのような人を配置していていることも報告され、

日本とアメリカの科学支援体制の違いを思い知らされました。


あとびっくりしたのは、東京大学教授が行っている実験に関しても、

来年度以降、その安定的な基本的な運営金の確保がままならない、という状況にはあぜんとしました。

東大の状況がそうであるなら、例えば地方の国立大学などの研究は大丈夫なのかとも思ってしまいます。


日本は基礎研究に力を入れてきました、

すぐには成果をださないものも数多くありましたが、

長い時間をかけて、日本経済成長の後押しをしてくれたものでした。

しかし競争的資金が、すぐ成果をだすものが判断基準になっていくなかで、

その基礎研究は世界でトップクラスになるどころか、

近隣諸国とも差がない状態になる可能性がある、という指摘もあるようです。


最近は東芝などの一流企業の不正な仕事が何度もでてきました

日本の産業は、本当にどうなっていくのでしょうか。


posted by リハ技士 at 15:49| 山形 ☀| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

交通弱者を救え! バスの自動運転

今日も番組の紹介。

BS TBS 「夢の鍵」という番組から。

129日放送、

その回のタイトルは…、「交通弱者を救え! バスの自動運転」。


番組のホームページから…。

【群馬県桐生市は公道での自動運転の実験に協力的な都市だ。この地で、バスの自動運転化を目指しているのが群馬大学の小木津武樹(おぎつたけき)准教授だ。桐生市内にはすでに低速電動バスが走っているが、小木津さんはこの電動バスに注目した。電動バスは自動運転との親和性が高く、この電動バスに自動運転機能を取り付ければ、もっと便数を増やせて、お年寄りなどの交通弱者を救うことができると考えた。車両の開発を担当したのは、同じく桐生市に工場がある宗村正弘(むねむらまさひろ)さんだ。現在の電動バスをさらに改良した自動運転用の車両開発は順調に進んでいる。難しいのは、この車両に魂を吹き込む自動運転システムの開発だ。カメラは桐生市内の一般公道で行われる自動運転に密着、右折や信号機の認識など小木津さんの走行実験を追った。】


バスなどの車の自動運転が成功すれば、確かに交通弱者は存在しなくなるでしょう。

なぜなら過疎地でのバスなどの運送業は人件費が大きく経営を圧迫することが多いからです。

そういうことでは、画期的と言えます。


しかしこのような車の自動運転化の番組は昨年も紹介してきました。

それではAIの進歩がここまできたのかと驚きを感じる内容になっていました。

しかし、それと同時にまだ現段階では様々な限界があることも見えた番組にはなっていたかと思います。

番組では2020年度までには世の中に出したいと言っていましたが…。

では何が問題になるのでしょうか。

やはり地域によっては様々な道路の状況や天候などによって、

AIでの適切な判断がうまくできないことが分かってきたのです。

つまり膨大なデータが必要になったのです。

そこでこの番組。

地域限定の自動車運転完全自動化を狙った内容になっていたところが、その対応策になっていました。

地域限定にすることにより、

ある程度の環境、ある程度の気候をデータとして蓄積すればよくなることにより、

データとしては少なくて済むことになります。


またもう一つ現実的な対応として完全自動運転車のスピードを遅くすることです。

番組ででていたのは、最高速度20キロという設定でした。

速度を挙げれば上げるほど、

データとしては膨大なデータが必要になるようで、そこでスピードを抑えたのです。

もちろんこれだけ遅いと、何も知らない後ろの車はイライラするするかもしれません。

そのこともあり、

このバスの完全自動運転が地域の高齢者(交通弱者)を救うことを訴えるような場を作って、

そのような遅いバスがあることを許容してもらうように話していました。


日本中どこでも完全自動運転できる車は、まだまだかなり時間がかかるでしょう。

しかし交通弱者は現時点においても困っている人たちは多いです。

ゆえに早く実現するために、地域限定のスローバスの発想は、おおいに理解できるものでした。


早く完成版をみたいものです。

posted by リハ技士 at 17:19| 山形 ☁| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月12日

人の嗅覚に代わる膜型表面応力センサー

番組の紹介。

1126日放送、

BSフジ ガリレオX 「その“ニオイ”嗅ぎ分けます! 人の嗅覚に代わる膜型表面応力センサー」

番組のホームページから引用。

【人の五感に代わるセンサーが続々と開発・実用化され、私たちの周りに溢れている。しかし、その中で唯一実用化されていないものがある。それが嗅覚センサーだ。

私たち人間が“ニオイ”として認識している成分は、自然界に40万種類以上あると言われ、それが100から1000種類以上混ざり合あい、一つのニオイを構成している。

そんな複雑なニオイの成分を嗅ぎ分ける、超小型・超高感度、そして汎用性に優れた嗅覚センサーが開発された。現在、このセンサーを使って果物の食べ頃を推定したり、呼気から食習慣を判定するなど、様々な実証試験が進められ、実用化への期待が高まっている。

五感センサー最後の砦を崩す嗅覚センサー・MSSの可能性に迫る。】


このBSフジのガリレオXも、なかなか面白いドキュメンタリーを流していました。

この回の後に特集したスタッドレスタイヤの秘密に関しても、

ブログ管理者、昔のスパイクタイヤであれば突起物があるので、滑りづらくなるとは思っていましたが、

スタッドレスがなぜ滑りずらくなるのかは、改めて考えてみると不思議に思っていました。

番組をみていくと、何回も「へぇ~」と相槌をうちながらみるほど勉強になる内容でした。

さて今回はその前に行っていた嗅覚の機能を機械ができるのか、というもの。


昨年の番組紹介で多かったのは、AIに絡んだ内容が多かったです。

ビッグデータを使って、様々革命的な分析が可能になってきています。

しかしそのビッグデータを収集するためには、様々な情報が必要です。

視覚や聴覚などの情報は、現時点においても、

そのビッグデータを収集するために、様々な情報加工をし、AIにインプットすることができるようになっていました。

しかし、嗅覚は他の五感と比べて複雑なこともあり、その情報加工があまりうまくできていませんでした。

今回番組が取り上げたのは、

物質・材料研究機構の吉川元起さんらが取り組んでいる臭いを識別できる嗅覚センサ。

現状そこではすでに様々な臭いをすでに識別できるようにはなっていますが、

例えばその時の温度などの外的要因が変わってくると、

正確にまだ機能しないところがあり、それが今後の課題となっています。


将来は人の息を嗅覚センサで測定することで、

様々な健康状態を図れるものにするのが、大目標のようでした。

例えばいま遠隔診療ができるようなテクノロジー段階まできつつありますが、

今回の息による診断も、この遠隔診療のルーチンに入れ込み、

更に医師の判断材料が増えることで、適切な判断ができるようになってくるかもしれません。

posted by リハ技士 at 16:14| 山形 ☁| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする