2017年04月25日

こんなはずじゃなかった 在宅医療 ベッドからの問いかけ

番組の紹介。

ETV特集「こんなはずじゃなかった在宅医療ベッドからの問いかけ」

41日放送。


番組のホームページから引用。

【在宅医療のパイオニアとして知られる早川一光さん(93歳)ががんになった。「畳の上で大往生」を説いてきた医師自らが患者になり、死を見つめ語るメッセージを聞き取る。

早川さんは、戦後まもなく京都西陣で診療所づくりに参加。「西陣の路地は病院の廊下や」を合言葉に、病院を出ても安心して暮らせる在宅医療の体制を整え、「畳の上で大往生」を説いてきた。今、その早川さん自らが患者となった。自宅のベッドで一日の大半を過ごしつつ死を見つめた時、語る言葉は「こんなはずじゃなかった」。その言葉にこめた思いは何か?医師や家族、訪問者と、命と医療をめぐる対話を続ける早川さんを見つめる。】


「こんなはずじゃなかった…」。

これだけ在宅医療の先駆者として尊敬されている早川氏が、

その在宅医療に対して、間違いとは言わないまでも、その在宅医療のすばらしいという自信が揺らいできている…。

その揺らぎの理由はなぜなのか。


この早川氏の言葉を、ブログ管理者なりのつたない脳で考えてみました。

まず早川氏の今までの経歴を見ていくと、

まさに患者さんとともに寄り添いながら、臓器別の医療でないその人そのものに対して医療を、

実際に実践してきた人です。

より良き在宅医療になるようにめいいっぱい努力し、

自分がたどってきた道に自信をもっていきてきた人でもあります。

医療者であるブログ管理者からみても、とても立派な方です。

しかし、自分自身ががんを患うことで、その心のありようは大きく変わったのだと思います。


ブログ管理者は、ある思想を持っています。

性善説・性悪説ならぬ、人間性弱説です。

ちょっとかぜをひいただけでも、心が弱くなってしまった体験はないでしょうか。

かぜでなくても、

失敗やトラブルにあうことでストレスを感じてしまうことはあるでしょう。

そして誰もが不安や悩みを抱えているのです。

誰もが何かあるたびに心が動揺していく、というのはあるのです。

人間は弱い…。

派な人は、

仮にトラブルや失敗があったとしても、それを糧にして自分を成長させてしまう人が多いのかもしれません。

(弱さを自覚する・認めることで、自分自身の問題を深く理解することができるのだという考えもあります)

早川氏もそうだったのかもしれません。

しかしそれはやはり健康的な生き方ができていたからだと思うのです。

身体が健康であることと、心が健康であることは、相関しているのではないかとも思います。


ここで誤解のないように言いますが、

では病気になる人はだいたいが心が不健康になると言っているのではありません。

少なくとも心が弱くなってしまう、気弱になってしまう、ということです。

早川氏も病気をもち、健康でいられなくなれば、

やはり心が弱くなってしまう、という状況に陥ってしまうことは簡単になりうるのだと思います。

自分がすすめてきた在宅医療、

「幸せな死」をイメージしてきたのに、心は揺れ動いてしまう…。

ゆえに早川氏が「こんなはずじゃなかった」と言ってしまうのは、当事者になったからなのだと思います。



死を前にして悩み続ける気弱になった早川氏、

しかしあるシーンで、でもこの人は違うと思わせるところがありました。

往診医師:

「早川先生が、死ぬのを怖がっている姿は最高ですよ」

早川氏:

「なんちゅうことを言うんや」

そこで少ししてから絶妙のかえしがありました

「ありのまま僕を見せればいいということか」


弱くなった自分、その姿をみせればいい、という93歳にもなった早川氏の深い返し、

その強靭な弱さに脱帽なのでした。

posted by リハ技師 at 20:37| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月11日

原子炉冷却 12日間の深層

番組の紹介。

312日放送、

NHKスペシャル「メルトダウンFile.6 原子炉冷却 12日間の深層 〜見過ごされた“危機”」


番組のホームページから引用します。

【世界最悪レベルとなった東京電力福島第一原子力発電所の事故から6年。事故がなぜ、どのように起きたのか、今もなお謎が残されている。独自の取材と専門家による科学的検証を重ね、事故の真相に迫り続けてきたシリーズ「メルトダウン」。今回は、最も早くメルトダウンし、その後の事故の進展を決定づけた1号機をめぐり、現場で何が起きていたのかに迫る。原子炉の冷却に失敗した1号機、その背景には何があったのか、新たな事実が浮かび上がってきている。さらに、一連の事故対応を記録した東京電力のテレビ会議の膨大な発話を詳細に分析することで、複数のプラントで同時多発的に事故が起きた時に、人間が適切に対処できるのか、検証する。福島第一原発で進行した危機の実態を解明し、今に突きつけられた課題を探る。】


当時の福島原発事故の報道をただ見ていたら、

もう日本はどうなってしまうんだろうと、かなり不安なまま生活を過ごしていたと思います。

それほど差し迫った状況でした。


番組においても、混乱状況の中でその原発基地のスタッフがいかにして必死に対応したかが見えてきました。

所長はその状況の中でできる限りでの賢明な対応をしたとは思いますが、

なんの準備もない状態(白紙状態)でした。

例えば電源が喪失した場合、イソコンという機会が自動的に働くのですが、

そのイソコンを誰もが動かしたことがなく、

電源喪失の中でそれが機能しているか、機能していないかがわからないことで、

メルトダウンになった一端になったのです。

また1号機から4号機が次々と予測がつかないトラブルを引き起こしてしまうのですが、

所長1人がリーダーとして対応していたので、

その次から次へとくる数日間の対応に疲労困憊し、

途中退席を余儀なくされていきました、

なおかつその退席時に適切な対応ができなくなったことがあったのです。


要するに非常時に対する何の準備もしなかった、

原発は絶対安全だという原発神話がこのような状況を引き起こしたのです。


政府は世界一厳しい基準を作って、原発再稼働にゴーサインをだしています。

しかし事故調査をするときは事故の現場を詳細に評価し、

どこにどのようなことが問題があるのかを明らかにし、対応策を考えます。

それによって事故が起きたときにはどうすけばいいかが見えてきます。

しかしいまだに原子炉の中は放射能が強く、調査できるような状況にはないのです。

つまり実態はわからないまま、政府は基準を作成しています。


福島原発が総括されないままの再稼働、

次の悲劇を繰り返さない対応をぜひともしてほしい、そう考えてしまいます。

posted by リハ技師 at 18:16| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月09日

“仮設6年”は問いかける 〜巨大災害に備えるために〜

番組の紹介。

311日放送。

NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災“仮設6年”は問いかける〜巨大災害に備えるために〜」


番組のホームページから、

この番組の概要を引用します。


【災害で自宅を失った時にどこに住むのか?国の制度や法律に基づいて予算を投じ、応急的に設置されるのが「仮設住宅」だ。しかし、震災から6年がたつ中、3万人以上がいまだに仮設住宅で暮らしている。阪神・淡路大震災では5年で全員が退去したが、東日本大震災では最長で9年仮設住宅での生活が続くとも言われている。不自由な仮住まいが続く中、再建を果たせぬまま亡くなる人も相次いでいる。

なぜこうした事態が起きているのか。次なる巨大災害への対策として、何が必要なのか。番組では、被災者の厳しい実態とともに、その根本的な要因を取材。さらに首都直下地震の住宅被害のシミュレーションなどを通して、現在の災害対策・復興政策をどう転換していけばいいのか、考えていく。】


実は東日本大震災の前に、

2005年にあったアメリカのカトリーナハリケーン後の復興の遅れを

2010年のブログで批判したことがあります。

確か被災後4年たっても仮設住宅であり、

アメリカ政府はなんと冷たい対応なのかと…。

しかし、東日本大震災は6年が過ぎました、

仮設住宅で暮らしている人はまだ3万人以上いる、という現実…。

日本政府を批判的に語ることもあるブログ管理者、

しかし日本はアメリカのような状況にはならないと勝手に思っていました。

もちろん東日本大震災の被災地域とカトリーナで被害を受けた地域の範囲が違うので、

一概に比較はできませんが、

何回も言ってしまいますが6年を過ぎているのです。

仮設住宅での本来の期間は2年が原則となっています。

災害救助法という戦後からほとんどかわっていない法律に、

仮設住宅は応急処置であり、そんなに長い期間住むようなものはなっていません。

ただ年度ごとに更新することはできて、現在の6年になっているのです。


番組ではまずこの2年間の設定がおかしいのではないかと批判します。

番組にでていた内閣府の役人は、こう言います。

"しかし、仮に5年という設定をしたら、そこの人たちは絶望的になってしまう"、

つまり人々の精神面によくない影響を与える、というのです。

しかし、これは明らかに詭弁です。

東日本大震災ではもう2年という設定が崩れているのです、

現実にに6年たっている、

内閣府の役人はなぜ現実に目を向けないのでしょうか。

それに2年という設定にし、

ただなし崩しに年度ごと更新するというのは、

逆に国は住宅方針を明確にできないのだ(もっと悪く言えばだましている)と考えてしまうのが自然でしょう。

またこちらのほうが被災者にとっては、

2年間という期間がある分、それが過ぎてからの国の説明は信頼がなくなります。

このような大規模災害の時は、

正直に長い期間仮設住宅になってしまう可能性も含めて、

応急処置ではない仮設住宅を考えるべきです。

(ある程度広くして、バリアフリー化もしていくなど)

そのためには災害救助法の仮設住宅の定義を見直すべきなのではないかと

番組をみて、そう感じました。


1995年の阪神・淡路大震災、

2004年の新潟中越地震、

2011年の東日本大震災、

そして昨年の熊本地震、

いつきてもおかしくない地震大国日本、

その準備はとても万端とは思えないのです。

posted by リハ技師 at 23:19| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月25日

女たちの大震災 〜最新医療が迫る 体と心のリスク〜

番組の紹介。

117日のNHK

NHKスペシャル「女たちの大震災〜最新医療が迫る 体と心のリスク〜」


番組のホームページからこの番組の概要を引用します。

6434名の命が奪われた阪神・淡路大震災から22年。これまで女性特有の被害に焦点を当てた研究はほとんど行われてこなかった。しかし神戸周辺の拠点病院に残されていた被災直後の「入院患者3500人の診察記録」を分析した医師は、ストレスが多い避難所生活で、女性の方が血栓(血管内の血のかたまり)ができやすいことや、脳卒中を発症する割合が急増していたことを解明。さらに血栓が体内に残り、発症の危険性が長期間続くことも分かってきた。分析結果をもとに試算すると、体内に血栓が生じていた被災女性は推計1万人、22年たった現在も血栓のリスクを抱え続けている人は少なくないというのだ。

一方、女性の心も蝕まれていたことが分かってきた。被災者への大規模アンケート調査では、「震災を思い出して眠れない」という回答が、一貫して男性よりも高い割合を示している。脳科学の専門家は、災害によって体内に生じるストレスホルモンが制御できなくなり、不安感が長期間消えない女性特有のメカニズムを指摘している。】


この番組でまず注目したのは、「性差医療」というワードです。

番組で言われていたのは、

現在の医学は成人男性を基準として医療を進めていた、と言うのです。

ブログ管理者から見ると、本当にそうなの?と思ってしまいました。

私たちが医療的データをとるときに、基本情報として男性・女性のデータは必ず取ります。

医療に限らず、データをとるときに、性のデータはほとんどとっているでしょう。

しかし、医学が成人男性を基準としているのであるならば、

データとしてはとっていたのに、性による分析・対応はしていなかったというのは不思議です。

どうやら出産以外はそれほど大きな差はない、と思われていたようなのです。


実際に男性と女性では明らかな差があります、

例えば男性ホルモン・女性ホルモンの違いは明らかで、

そのホルモンの影響で病気の在り方も大きく変わっていきます。

代表的なのは女性の更年期障害です。


今回の番組では、女性のほうがストレスに弱く、

そのストレスから脳卒中などが引き起こしやすい、という結果でした。

この結果は、ブログ管理者としては、意外な結果でした。・

男性のブログ管理者は、

現在の女性は精神的には強くなっている、

実際に高齢者で元気があるのはだいたい女性が多い、という印象があったのです。

ところが番組では女性のほうがストレスにあうと、

血圧が急に高くなる傾向があり、

それが脳卒中を引き起こす要因となっていました。


女性のほうがストレスに弱い、という部分も、番組で説明されていました。

ストレスを感じたときはコルチゾールというホルモンがでます。

しかし、それが過剰に出すぎると脳に負担がかかってしまうので、

視床下部がそれを制御しようと、指令をだします。

しかし女性の場合、女性ホルモンが視床下部の機能をおとすようで、

コルチゾールを減らす機能がうまく作用できなくなってしまいます、

つまりコルチゾールが過剰な状態になり、

その結果、脳にダメージをあたえ、心の病にまで発展することがあるのです。


阪神・淡路大震災、中越地震、東日本大震災、熊本地震などなど、

その地域に住む人々の生活を一変させる大災害がありました。

恥ずかしながら、ブログ管理者は女性のほうが男性よりもストレスに強いと思っていました。

おそらくそのように思っている人は少なくないと思います。

そのような女性は弱者でないという雰囲気の中で、

女性が被災地の中で声があげづらかった、そのようなことがあったのだと思います。


私たちはそのような「声なき声」があることを心に刻まなければいけません。

また女性だけに限らず、

弱い人たちが声を出せるような環境作りが必要なのだと感じます。


特に震災など試される弱者への対応、

今の地域がそのような状況になっているのかを私たちは問わなければいけません。

posted by リハ技師 at 20:31| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月23日

認知症とともに よく生きる旅へ

久しぶりに番組の紹介。

114日放送。

ETV特集「認知症とともに よく生きる旅へ ~丹野智文42~


いつものように番組のホームページから引用。

【認知症と診断された後、人はどう生きていけばよいのか。どんな支援があるべきなのか。手がかりを求め、一人の認知症の男性がイギリスへ旅に出た。その10日間の旅の記録。

旅をしたのは、仙台市の丹野智文さん(42歳)。英国は、医療や介護の専門家だけではなく、認知症の本人を「経験による専門家」と位置づけ、「本人にはどう見えるか」を重視するアプローチを続けてきた先進地。番組では、丹野さんが英国で17人の認知症の人びとを訪ねる対話の旅を追った。認知症の当事者たちが「声をあげられる」仕組みや、それに「耳を傾ける」文化に触れながら、自らの生き様を問い返す旅ともなっていく。】


丹野さんは、若年性アルツハイマー病。

数年前に人の顔が覚えられなくなったところから気が付き、

仕事にも支障をきたすようになります。

丹野さんの仕事場は配置換えをして、現在事務作業をしています。

仕事場では自分のために作った詳細なマニュアルがあり、

仕事の具体的なやり方を忘れても、

それを見ればできるようにしてなんとか行っていました。

しかし車の運転は辞めることになり、電車での通勤に変えました。

その通勤も降りるところがわからなくなる場合もあり、

自分が若年性アルツハイマーであるカードを持参し、周りの人に助けてもらえる工夫をしています。

丹野さんは他にも、

オレンジドアという、宮城の認知症をともに考える会の代表を行っています。

政府は新オレンジプランで、

【認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す】

上記のプランには7つの柱があり、その7番目に、

【F認知症の人やその家族の視点の重視】がでています。

具縦的には、

認知症の人の視点に立って認知症への社会の理解を深めるキャンペーンの実施

初期段階の認知症の人のニーズ把握や生きがい支援

認知症施策の企画・立案や評価への認知症の人やその家族の参画、です。


様々な工夫をして勤務している丹野さん、

このような診断名が下り、なおかつ症状が進んできているということを考えれば、

投げやりになってしまい、もう何もしたくないと思ってしまっても不思議ではありません。

しかし、小さな子どもを2人抱え、その子たちを大人になるまでなんとかしなければならない、

そのような強い想いで、この病気と闘っている状況でした。


しかし、です。

診断後に、日本では何の相談窓口もなく、一時はかなり精神的に追い込まれたことがありました、

早期診断・早期絶望、という表現を丹野さんはしていました。


丹野さんは今回、そのような早期診断・早期絶望させていないヨーロッパ各国の先進地に行きます。

そこで見えてくるものがあったのです。

まず1つ目はリンクワーカーという職種。2010年、2013年と打ち出されたスコットランドの認知症対策の国家戦略ででてきた職種。

診断された人1人に対し、

ただ1人のリンクワーカーが担当します。

当事者と家族が直面するあらゆる問題を支援の専門家やサービスに結びつけていきます。こうした診断直後に特化した支援体制は日本にはありません。

この制度が実は認知症者・その家族からの声が土台になって作られたものです。

日本でも先ほどの新オレンジプランの7つの柱の一つ、

【認知症の人やその家族の視点の重視】をただの標語にするのではなく、

実際にスコットランドのように政策に結び付けてほしいものです。


もう一つ丹野さんが注目したのが、

認知症とともによく生きる、という言葉。

今まで認知症に闘ってきた丹野さんとしては、新鮮な言葉でした。

おそらく丹野さんは家族を守るためにも必死になって「なんとかしよう、なんとかしなければ、でもダメかも…」という思いでいたのだと思います。

その考えの根底には、認知症に対するまだ残る絶望感があった…。

しかしその行った地域では、

必死というよりは楽しく積極的に生きていました。

様々な地域の手助けもあるせいか、

「できない」ということではなく、「工夫すればできる」という前向きな感覚になっていたのです。

丹野さんは、そこで「心のもちよう」をどうしていくかに強く感銘したのです。

そのように思ってもらうためにも、

地域の人たちが認知症を支えていく仕組みを作っていく必要があります。


明日も番組の紹介を行います。

posted by リハ技師 at 13:29| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月24日

どう防ぐ?高齢ドライバー事故 徹底研究!

今回も番組の紹介。

126日放送、NHK クローズアップ現代+

「どう防ぐ?高齢ドライバー事故徹底研究!」


またいつものように番組のホームページから引用します。


【全国各地で相次ぐ高齢ドライバーの事故。もしかしたら、自分や家族が被害者・加害者になるかもしれない…そうなる前に対策を徹底研究!運転能力の異変、どう察知すればいいの?運転を“円満卒業”してもらうためにはどうすればいいの?専門家とともにお悩み家族のもとへ向かい、明日から使える方法を伝授。「車がなければ病院に通えない…」そんな人には、どんな代替サービスがあるのかも合わせてお伝えする。】


今年3月から、道路交通法が改正されます。

今までは運転免許を更新する際にある年齢以上の人は認知症の検査を受けていました、

その認知症で認知症の恐れがあって、なおかつ交通違反を起こした人が、

医療機関で認知症があるかどうか診断するように義務づけられていました。

しかし今回からは、

運転免許の更新での検査の時に認知症の恐れがあるという結果になれば、

即、医療機関で診断の義務付けになったのです。

そこで認知症と診断が下れば、免許取り消しになります。


このことによって、医療機関で認知症の診断を求めることが多々見られるようになっていくでしょう。

心配なのはそれらの医療機関で、きちんと認知症の診断を下せるか、ということです。

病院ナビというホームページなどで見ていくと、

山形県だと55の病院・診療所で認知症の診療ができることとなっています。

ゆえにそのようなところで診察を受けるとは思いますが、

問題なのはごく軽度の人たちの判断です。

その判断が果たして現在の認知症の診療ができるといわれるところで、

運転に関わる総合的な能力との関係性で、果たして判断ができるのか、

おそらくそのように認知症診療医も困ったな~、という状況ではないかと考えています。


3月以降、認知症に関わる医療機関での混乱があるのでは………、

気になってしまいます。

posted by リハ技師 at 19:28| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月23日

驚異の体感! “触覚テクノロジー”最前線

番組の紹介。

1120日放送。

NHKEテレ サイエンスゼロ

「驚異の体感!“触覚テクノロジー”最前線」


まだいつものように番組のホームページから引用しましょう。


【「バーチャルリアリティ元年」と言われる今年、次世代の技術が、日本で生み出されている。それが触覚をリアルに再現する「触覚テクノロジー」。近い将来、遠隔地にいる祖母の手を握ってぬくもりを感じたり、東京オリンピックでは選手の技の衝撃を感じながら観戦できるかもしれない。また脳梗塞で弱まった手の感覚がよみがえる、驚きのリハビリ法も誕生。触覚の不思議な世界と、「触覚テクノロジー」の最前線に迫る。】


引用文の後半にあるように、

今までのリハビリではなかなか困難だった感覚の改善も紹介されていました。


紹介されたものでは、皮膚振動伝達装置というものを使用していました。

皮膚電動伝達装置にある皮膚振動センサを指につけます、

ものに触れると指先が感じるセンサがキャッチ、

それを同じ機器の振動子で再現できる仕組みになっています。


リハビリ場面では、

まず最初は皮膚振動センサをつけた感覚の悪い指で様々な手触りの違うものをなぞり、

非麻痺側では振動子を持ち、非麻痺側で感覚の感じをつかみます、

次に同じく感覚の悪い指をつけたままにして、

その再現した振動子を麻痺側の手の甲に置きます、

そして非麻痺側の手をうえに添えて両手で振動を感じていきます。

これによって非麻痺側と麻痺側の手が一致します。

そうすることで非麻痺側が感じているのにも関わらず、麻痺側が感じているように思い込んでしまう…。

そしてそのことが感覚に関わる脳の賦活につながっていく、というものです。

番組ではある感覚障害のある患者が上記のようなことを行って、15分で感覚が改善し、

それに伴って物の操作もしやすくなった事例がでていました。

まだ本当???と疑ってしまいますが、しかしもしこれが信頼できるものであれば………。

いまはまだ研究の最中のようですが、早くその結果知りたいですね。

posted by リハ技師 at 19:13| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

“がん治療革命”が始まった

番組の紹介。

昨年の1120日放送

NHKスペシャル「“がん治療革命”が始まった〜プレシジョン・メディシンの衝撃〜」

またいつものように番組のホームページから引用します。


【日本人の2人に1人がかかる病、がん。その治療が根底から変わろうとしている。――

進行した大腸がんを患う48歳の男性。4度にわたる再発を繰り返し、手術不能とされていた。しかし、ある薬の投与によって腫瘍が43%も縮小。職場への復帰を遂げた。投与された薬とは、なんと皮膚がんの一種、メラノーマの治療薬。今、こうした従来では考えられなかった投薬により劇的な効果をあげるケースが次々と報告されている。背景にあるのは、がん細胞の遺伝子を解析し速やかに適切な薬を投与する「プレシジョン・メディシン(精密医療)」だ。日本では去年、国立がん研究センター東病院など全国200以上の病院と10数社の製薬会社によって「SCRUM-Japan(スクラム・ジャパン)」と呼ばれるプレシジョン・メディシンのプロジェクトが始動した。進行した肺がんと大腸がんを中心に、がん細胞がもつ遺伝子変異を詳細に解析。効果が期待できる薬を選び出して投与する。これまでに7000人近くの患者が参加し、肺がんでは1/8の人に薬が効く可能性のある遺伝子変異が見つかった。100人ほどが実際に臨床試験に入っている。このプロジェクトに参加する患者に密着しながら、プレシジョン・メディシンはがん治療をどう変えようとしているのか、がん患者とその家族に何をもたらすのか、先進地のアメリカの最新事情とともに、その可能性と課題を見つめる。】


まず基本から………。

まずがんは遺伝子に傷がつく(細胞分裂の際のコピーミス、傷口を修復する際の修復ミス)ことによって、がん化していきます。

つまり、がんは遺伝子の病気ともいえます。

いままでのがん治療はこの疾患にはこの治療と言うように、型にはまった治療でした。

しかし、今回のプレシジョン・メディシン治療は、

細胞を遺伝子レベルで分析し、その分析に基づいて適切な薬のみを投与し治療を行う、というものです。

このやり方は、遺伝子のターゲットに絞って薬を考えていくので、副作用がほとんどなく、効果の高いのが大きなメリットです。

問題は、遺伝子の解析でどこがこの人のがんのポイントなのかを探ることが難しかったり、

仮に遺伝子の問題を見つけても適切な薬がなかったりすることです。


アメリカではこの治療法に国が莫大な予算(日本円として200億円以上)を出し、

国としてこの研究を進めています。

日本ではスクラムジャパンという名称で全国役200の医療機関と10数社の製薬会社が、

その名前の通り、がんに対してスクラムを組んで、治療薬の開発に向けて努力を続けています。

この番組にでていた開発者は数年でこの治療法の実用化は始まるのでは…、と言っていました。

この数十年、圧倒的にがんで亡くなる人がダントツ1位である中、

この治療法の開発によって、そのランキングも変わってくる可能性があるかもしれません。

またがんを発症しても命が救える状況が多くなれば、

がん患者のリハビリももっと増えていくことも予想されます。

posted by リハ技師 at 20:09| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする