2018年04月07日

学校におけるガン教育

さて番組の紹介。

310日放送。

BS朝日1

TVスペシャル「学校におけるガン教育」

番組のホームページから…。

【がんは日本人の死亡原因の第1位、2人に1人が罹患する時代、がんを知り、癌を予防するという視点から「学校におけるがん教育」について考えます。

3期がん対策推進基本計画では、文科省の学習指導要領にも、がん教育の実施が盛り込まれました。

番組では「神奈川県がん教育協議会」や集学的がん治療の現場などを取材して、がんとの共生社会の実現についても考えます。】


まず基本的なところからおさらいしましょう。

日本人のがん罹患率は、

男性が2/3、女性が1/2となっており、

誰もが身近に罹患している病気であることは間違いないものだと思います。

そのような身近な病気であるのにも関わらず誤解があるものもあり、

例えば内閣府で行ったがんに対する世論調査において、

がんを予防するために日ごろから行っているものは、という問いに、

第1位で「(食べ物を食べるときに)焦げた部分は避ける」というものがあります。

ブログ管理者も聞いたことがある内容ですが、

これはもう都市伝説のようなもので、全く科学的な根拠が何もないものです、

つまりきちんと小さいころから学校で正しい知識を得ることは重要なのです。

(番組で言っていたことで意外だったのは、

世界の先進国の中でがん死亡が増え続けているのは日本だけというものでした)

もちろんこれはただがんに対して正しく理解するということだけでなく、

命の大切さについても考えさせられるいい機会にもなりうるものです。


以前ある番組である先生が防災(地震など)の必要性をあることを地域に啓蒙しようとしたのに、

集会に来たのはそのような防災に意識の高い人、少数にとどまってしまい、

どう防災意識をうまく地域で高められるか悩んでしまいました。

そこで手をうったのが、小中学生に対しての授業に防災を取り入れたのです。

授業ですので、子供たちは絶対経験します、

その子供たちが家庭に戻って、両親などにその防災の重要性を報告し、

最終的にその地域の防災意識は高まったという成功例でした。

今回のがん教育も同じことが当てはまります。

子どもたちの教育が家庭に広がり、早期に検診していくことにつながっていくかもしれません。


この取り組みで、

まだ10年単位の時間はかかるかもしれませんが、

日本だけが増え続けているがん死亡者の数をストップさせることができることを期待しています。

posted by リハ技師 at 11:42| 山形 ☔| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

Reborn〜再生を描く〜

番組の紹介。

2月17日放送。

ETV特集「Reborn〜再生を描く〜」


番組のホームページから…。

【自分の身にいったい何が起こったのか。これからどう生きていけばいいのか。脳損傷をきっかけに絵の才能が開花し戸惑うディジュリドゥ奏者・画家GOMA、再生の日々を描く

ディジュリドゥ奏者・画家GOMA8年前、交通事故で脳を損傷し高次脳機能障害をおった。一方、事故から2日後、全く造詣のなかった絵の才能が開花。以来描かずにはいられない衝動に駆られ、脳裏に浮かぶイメージを点描画で表現してきた。自分の脳に何が起きたのか。アメリカを旅し、サヴァン症候群の研究者や脳損傷を機に音楽や数学の才能が目覚めた人を訪ね、自らの生き方を模索。】


この番組でこの人の絵を見ましたが、

ものすごく幻想的で、何か夢の中の風景を描いているような不思議な感覚に襲われる感じでした。

しかしこの絵が実は脳損傷を受け、高次脳機能障害になってからということに驚きました。


このように脳に障害を受けたあと、

特定の分野に驚異的な能力が開花することを後天的サヴァン症候群と言います。

有名どころで言うと、

昔ドラマにもなっていた「裸の大将放浪記」、

これにはモデルがいて、名前を山下清と言います。

この人の絵は、ものすごく温かみがあって、個人的には好きですが、

この人がサヴァン症候群ではなかったかと考えられています。


番組にでていたGOMAは、新たな能力を得ましたが、

それ以上にその他の高次脳機能障害の問題に対して悩み、

そして現在突然湧いて出た能力がいつかなくなってしまい、

何もできなくなってしまう人間になってしまうのではないかと強い不安におびえているのでした。


番組では、GOMAがアメリカの何人かのサヴァン症候群をもっている人たちや、

その研究者とあって、

その不安をぬぐおうと語り合うのですが、果たして…。

posted by リハ技師 at 20:22| 山形 | Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月26日

“脳”すごいぞ!ひらめきと記憶の正体

番組の紹介。

24日放送のNHKスペシャル。

タイトルは、

「“脳”すごいぞ!ひらめきと記憶の正体」。


番組のホームページから概要を引用します。

【…テーマは“脳”だ。番組では、お笑い芸人で芥川賞作家でもある又吉直樹さんの脳を、世界最先端の技術で徹底的にスキャン。内部を走る電気信号の様子を、世界で初めて映像化した。その結果「ひらめき」に関わるとされる、特別なネットワークの正体が浮かびあがってきた。さらに「記憶力アップ」の鍵も解明されつつある。脳の“ある場所”で、新しい神経細胞が次々と生まれ、記憶力を高める重要な役割を果たしていることが分かってきたのだ。そのメカニズムの解明がさらなる研究へと波及し、認知症治療の新たな戦略も見えてきている。創造性やひらめき、意識や心も生み出す、究極のネットワーク臓器“脳”。その美しくも神秘的な世界に迫る。】


この番組の中で注目したのは、最後のところ。

記憶は歯状回というところの新しい細胞が次々に生まれているかが、

その老化の程度をさぐる1つの指標になるようなのですが、

なんと90歳においても健康な人の能であれば、歯状回で新しい細胞が次々に生まれているのだそうです。

またマウスだと一定程度年をとると必ず脳細胞は急激に減っていきます、

しかし脳は必ずしもそうではなく、

人間だけには年をとってもある程度高い認知機能を保てるような機能があるのだそうです。

そうであるならば、脳機能低下予防の鍵は必ずあるはずです。


もう1つ「うーん」とうなったのは、

ひらめきについての番組における考察です。

脳神経細胞のネットワーク、

ほぼ何も考えない状態でぽっーとした状態を電気信号の状況がみることができる機械でみると、

太い幹が全体をつないでいる状態なのです。

実は脳は「ぼーっ」としているときに様々な記憶の断片を自由自在につなぎあわせて、新しい発想を生み出しているのです。

(ということは、たくさんの記憶の断片を獲得することも「ひらめき」を獲得するためには必要なのです)

普通、「ぼーっ」とした時というのは脳はそれほど活動していない状態と思われていましたが、

そうでもないというのが最近のテクノロジーでわかってきているのです。


記憶に関しても番組では言及されていましたが、ここでは割愛。

posted by リハ技師 at 17:55| 山形 | Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月05日

長すぎた入院

番組の紹介、

23日の放送 ETV特集「長すぎた入院」。

番組のホームページから、概要を引用します。

【精神科病院大国、日本。人生の大半を精神科病院で過ごした人の実態が、原発事故をきっかけに見えてきた。なぜ彼らは長期入院になったのか。当事者の証言で探っていく。

精神科病院大国、日本。世界の病床のおよそ2割が集中し、長期間、精神科病院で過ごす人が少なくない。国連やWHOなどからは「深刻な人権侵害」と勧告を受けてきたが、その内実はほとんど知られることはなかった。ところが、原発事故をきっかけにその一端が見え始めてきた。人生の大半を病院で過ごした人。入院治療の必要がなかった人。番組では、患者たちの人生を追うとともに、なぜこのような事態が生じてきたのかを探る。】


このような実態は、

新聞の記事や新書で読み、ある程度理解はしていました。

しかし今回は実際に40年以上精神科病棟に入れられていた人が、

顔をきちんと出して、なぜ長期入院に至ったのか、

当事者がその一緒にいた友達(同じく長期入院していた人)や職員を訪れて、

その要因を探るルポになっており、

具体的な事例を通しての番組構成だったので、理解しやすかったです。

(番組に出ていた人は、原発事故がなければずっと長期入院のままだっただろうと本人は言っていました、

原発事故のためにその病院の地域が避難地域だったため、他の病院に転院し、

更に福島に戻りたいということで福島の別の病院に転院したところ、

そこでの診断は精神状態が安定しているので、入院する適応ではないと判断されたのです)


家族も社会も精神障害に対しての偏った知識があったために、

なかなか地域に帰れなかった状況や、

そもそも精神病院が安定している精神患者を退院させなかったという問題がありました。

番組でもっともびっくりしたのは、

知的障害をもっている人たちが、精神障害ということで入院させられていたのですが、

調べてみると何の精神障害をもっていないという事例も結構あることが分かったのです。

明らかに差別感情がこのような結果を引き起こしたのではないかとブログ管理者はとらえています。


以前、通所リハの卒業のコラムで、卒業するには地域の受け皿が整備されていることが大切だと言いました。

今までの状態は、その地域の受け皿が意図的に作らなかった?作れなかった?というふうにとらえられても仕方がないような気がします。

もちろんここ数年は在宅復帰強化に向けての取り組み、受け皿強化も進んでいます。


「長すぎた入院」による「深刻な人権障害」は、解消の方向に進むことを強く願うばかりです。

posted by リハ技師 at 17:43| 山形 ☔| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月01日

遺児たちのいま 阪神・淡路大震災23年

今日も番組の紹介。

117日放送、

NHKスペシャル「遺児たちのいま阪神・淡路大震災23年」


番組のホームページから、概要を引用。

6434人が亡くなった阪神・淡路大震災。0歳から高校生まで、400人以上の子どもが親を失い、遺児となった。四半世紀に近い歳月の間に、遺児の多くは亡くした親の年齢に達し、子どもをもつ人も少なくない。震災後から定期的に成長を記録してきた遺児たちを再訪すると、成人して新たな役割に気づきながら歩む、それぞれの人生があった。震災から23年、遺児たちの「心に秘めた苦悩」と「生きていく覚悟」とは・・・。】


もう少しで東日本大震災があった日ですが、阪神淡路大震災は、もう24年が過ぎています。

2011年もそうですが、

1995年も忘れられない年になりました。

今回の番組は、その阪神淡路大震災で親を亡くした子どもたちのその後を追ったものです。


番組の中で忘れられないシーンがありました。

20代後半?の妊婦が出産後に「お父さん、おかぁさん、会いたいよー」と大声で泣く声…、

普通は自分の子どもが生まれれば、その喜びいっぱいになるはずです、

自然と笑顔になり、子どもを抱きしめたくなるでしょう。

しかし、それもなくただその両親の死を悲しむ言葉をだし、わんわんと泣き出してしまう。

ただ何もその背景をしらない人がみれば、異様なシーンでしょう。

しかしその妊婦は阪神・淡路大震災の時の遺児、

ずっとずっと両親のことを思っていたのでしょう、

そしてその自分が親になったという瞬間に、

もしかしたらその悲しみ・苦しみ・寂しさが気持ち的に爆発してしまったのかもしれません。


番組では、その人を追うのですが、

その人の気持ちは最後まで親のもとにいければ行きたい、というものでした、

しかし最後に奨学生になった子どもが「産んでくれてありがとう」という手紙をもらった時に、

まだ死ねないという言葉を聞いたときは、ブログ管理者も胸をなでおろしました。


阪神・淡路大震災、29年たちましたが、

ずっと遺児たちの心には程度の差はあるでしょうが、大きな傷を残していることを再認識しました。


そして、もうすぐ、東日本大震災が起きた日が近づいています。

posted by リハ技師 at 19:21| 山形 ☔| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月28日

万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった

番組の紹介、114日放送。

NHKスペシャル「シリーズ人体神秘の巨大ネットワーク第4集 万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった」


ではいつものように番組のホームページから…。

【毎日の食事から栄養や水分を大量に体に取り込む消化・吸収の要だが、じつは私たちを万病から守る全身の「免疫力」を司っていることが、最新研究から明らかになってきた。なんと全身の7割もの免疫細胞が腸に集結し、いま話題の「腸内細菌」たちと不思議なメッセージをやりとりしているというのだ。ひとたび、腸での免疫のバランスが崩れ、免疫細胞が暴走を始めると大変なことに。花粉や食べ物、自分の体の一部まで「敵」と誤って攻撃し、さまざまなアレルギーや免疫の病を引き起こしてしまう。どうすれば、腸内細菌が出す“メッセージ”を活用してこの暴走を抑え、アレルギーなどを根本解決できるのか。最先端の顕微鏡映像や高品質のCGを駆使して、知られざる腸の力に迫る。】


数年前、腸内フローラが取り上げられている番組を紹介しました。

その時にも腸は免疫機能を司っていることを報告したと思います。

「おいおい、そんな前のブログは覚えていない、腸内フローラって何?」と思う人もいるでしょう。


説明します

腸内には様々な菌がいます。

その腸を顕微鏡で除くと様々な植物が群生しているようにみえることから、

お花畑(英語でいうとフローラ)と呼ばれるようになります。

この腸内細菌、

なんと600兆個以上あるといいます、

もう想像もつかない個数ですね。

有名な腸内細菌の代表はビフィズス菌でしょう。

このような様々な菌のバランスが悪くなると、腸内の栄養物の吸収と言うことだけではなく、

免疫に大きく影響を与えています。


この番組で目新しかったのは、腸が免疫細胞をトレーニングする、ということです。

外部からの細菌の侵入と言うと、

直接に入ってくるのは口からでしょう、

食べ物の中に様々な病原菌が入っていて、

腸内にある免疫細胞がそこで学習を図ります、

その腸内で育てられた免疫細胞は今度は血液の流れで全身に送られる、

うーん、うまくできているものです。

番組の後半になってくると、腸内の細菌バランスが崩れることによって、

免疫異常を引き起こしている症例がいくつか出されます。

ある特定の腸内細菌は免疫細胞に抑制を働きかけるメッセージ物質をだすのですが、

番組に出ていた免疫異常の方は、その菌が異常に少ないこともみえてきたとのこと。

そこからそのメッセージ物質を薬剤にして治療している治験が行われているようです。

果たしてどのような結果がでるのでしょうか。


この番組に毎回出ている山中先生が、

「腸()すごいでしょう」、

などとおやじギャグを連発している姿も面白かった番組なのでした。

posted by リハ技師 at 18:19| 山形 ☁| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月14日

追跡東大研究不正〜ゆらぐ科学立国ニッポン〜

もう1つ今日も番組の紹介。

1210日の放送。

NHKスペシャル「追跡東大研究不正〜ゆらぐ科学立国ニッポン〜」


番組のホームページから、この番組の概要を引用。

【日本の科学研究をリードする東京大学が、データをねつ造するなどの研究不正で揺れている。今年8月、分子細胞生物学研究所(分生研)の渡邊嘉典教授の研究室が発表した5本の論文で不正が認定された。2006年と2014年にも、当時の工学部教授の研究室で不正の疑いによる処分、分生研教授の研究室で論文の不正認定と、不適切な研究が相次いでいる。一体、何が起きているのか100人をこえる関係者を取材。浮かび上がってきたのは、激化する国際競争の中で変容してきた科学研究費の配分を巡って、翻弄される科学者の姿。そして、科学技術立国を掲げ、研究成果を国の発展につなげようという施策が、皮肉にも、科学を停滞させかねないという現実。今、ノーベル賞受賞者も危機感を募らせ、自ら、模索を始めている。日本の科学が直面している課題は何なのか。研究不正の報告書をひもとき、独自に入手した資料と、当事者たちのインタビューから迫る。】


上記の文章では、不正な研究が相次いでいるという言い方になっていますが、

もっと明確に言うと2000年以降から右肩上がりにその数は増えているのです。

その要因の一つに、科学研究費(略称では化研費)の施策が挙げられていました。

(かなり前ですが、コラムでその問題点を報告したことがあります)


何が問題になっていたのでしょうか。

でていたのは、基本的な(安定的な)運営金が減って、競争的資金が増えたことによって、

その競争的資金が手に入らないと、その実験者が行っている実験ができなくなってしまうことがでてきたのです。

また審査側も、専門でないものも審査することがよくあり、

その場合はその報告した人のプロフィール(どのような医学雑誌に載ったのかなど)をみて、

評価してしまう傾向があるなど、

研究そのものの審査ができないなかで評価してしまう、ということがでていました。

その審査員が番組にでていましたが、

ほぼボランティアのような感じで、膨大の数を仕事の合間にしなければならず、

これでは適切な審査ができないだろうと思わせるものでした。

アメリカでは専門にそのような人を配置していていることも報告され、

日本とアメリカの科学支援体制の違いを思い知らされました。


あとびっくりしたのは、東京大学教授が行っている実験に関しても、

来年度以降、その安定的な基本的な運営金の確保がままならない、という状況にはあぜんとしました。

東大の状況がそうであるなら、例えば地方の国立大学などの研究は大丈夫なのかとも思ってしまいます。


日本は基礎研究に力を入れてきました、

すぐには成果をださないものも数多くありましたが、

長い時間をかけて、日本経済成長の後押しをしてくれたものでした。

しかし競争的資金が、すぐ成果をだすものが判断基準になっていくなかで、

その基礎研究は世界でトップクラスになるどころか、

近隣諸国とも差がない状態になる可能性がある、という指摘もあるようです。


最近は東芝などの一流企業の不正な仕事が何度もでてきました

日本の産業は、本当にどうなっていくのでしょうか。


posted by リハ技師 at 15:49| 山形 ☀| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月13日

交通弱者を救え! バスの自動運転

今日も番組の紹介。

BS TBS 「夢の鍵」という番組から。

129日放送、

その回のタイトルは…、「交通弱者を救え! バスの自動運転」。


番組のホームページから…。

【群馬県桐生市は公道での自動運転の実験に協力的な都市だ。この地で、バスの自動運転化を目指しているのが群馬大学の小木津武樹(おぎつたけき)准教授だ。桐生市内にはすでに低速電動バスが走っているが、小木津さんはこの電動バスに注目した。電動バスは自動運転との親和性が高く、この電動バスに自動運転機能を取り付ければ、もっと便数を増やせて、お年寄りなどの交通弱者を救うことができると考えた。車両の開発を担当したのは、同じく桐生市に工場がある宗村正弘(むねむらまさひろ)さんだ。現在の電動バスをさらに改良した自動運転用の車両開発は順調に進んでいる。難しいのは、この車両に魂を吹き込む自動運転システムの開発だ。カメラは桐生市内の一般公道で行われる自動運転に密着、右折や信号機の認識など小木津さんの走行実験を追った。】


バスなどの車の自動運転が成功すれば、確かに交通弱者は存在しなくなるでしょう。

なぜなら過疎地でのバスなどの運送業は人件費が大きく経営を圧迫することが多いからです。

そういうことでは、画期的と言えます。


しかしこのような車の自動運転化の番組は昨年も紹介してきました。

それではAIの進歩がここまできたのかと驚きを感じる内容になっていました。

しかし、それと同時にまだ現段階では様々な限界があることも見えた番組にはなっていたかと思います。

番組では2020年度までには世の中に出したいと言っていましたが…。

では何が問題になるのでしょうか。

やはり地域によっては様々な道路の状況や天候などによって、

AIでの適切な判断がうまくできないことが分かってきたのです。

つまり膨大なデータが必要になったのです。

そこでこの番組。

地域限定の自動車運転完全自動化を狙った内容になっていたところが、その対応策になっていました。

地域限定にすることにより、

ある程度の環境、ある程度の気候をデータとして蓄積すればよくなることにより、

データとしては少なくて済むことになります。


またもう一つ現実的な対応として完全自動運転車のスピードを遅くすることです。

番組ででていたのは、最高速度20キロという設定でした。

速度を挙げれば上げるほど、

データとしては膨大なデータが必要になるようで、そこでスピードを抑えたのです。

もちろんこれだけ遅いと、何も知らない後ろの車はイライラするするかもしれません。

そのこともあり、

このバスの完全自動運転が地域の高齢者(交通弱者)を救うことを訴えるような場を作って、

そのような遅いバスがあることを許容してもらうように話していました。


日本中どこでも完全自動運転できる車は、まだまだかなり時間がかかるでしょう。

しかし交通弱者は現時点においても困っている人たちは多いです。

ゆえに早く実現するために、地域限定のスローバスの発想は、おおいに理解できるものでした。


早く完成版をみたいものです。

posted by リハ技師 at 17:19| 山形 ☁| Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする