2011年02月02日

2011年1月号リハ関連雑誌紹介

リハ関連雑誌の紹介です。
1月号の4冊を紹介しましょう。
ざっくりと気になったところだけ紹介します。

総合リハビリテーションの特集は、
再生医療 臨床応用へ向けての現状と課題
少し斜め読みした程度ですが、
まだピンとこない分野です。
まだまだ再生医療は夢の医療という認識が強くて、
あまり力を入れて読むことはできませんでした。

MEDICAL REHABILITATIONの特集は、
認知症 最前線
これはかなり参考になりました。
満月「認知症の最近の動向」。
認知症の医療と生活の質を高める緊急プロジェクトの基本方針が、
今後の日本における認知症に対しての方向性になるものであり、
かなり示唆に富むものでした。
満月「アルツハイマー病の病態とリハビリテーションにおける注意点」、
言語以外の情報に対する感受性が強くなっている事を念頭に入れて、
リハを提供するという指摘が記憶に残りました。
満月「認知症患者にみられる失語・失認・失行」、
この文献では観察のポイントという内容が、
基本的な指摘ながら参考になりました。
満月「認知症患者における認知機能検査とBPSDの評価」、
認知機能検査のこれも基本的でありながら重要な注意事項が述べられます。
BPSDの評価もほとんど知らなかったので参考になりました。

理学療法ジャーナルの特集は、
自立支援」。
これもなかなか興味深かったです。
満月「頚髄損傷と自立支援」、
単にADLの再獲得だけでなく、
住環境調整・趣味余暇活動や役割活動の支援・自己管理教育をしていくことなどが
自立支援といるのではと述べられています。
満月「難病と自立支援」、
来るべき機能障害を予測しながら迅速に対応を図り、
福祉用具や環境等の調整により
ADL・コミュニケーション能力の維持する事の重要性が述べられていました。
満月「高次脳機能障害と自立支援」、
治療の中で行動変容療法が今後、
当院でも意識的に使っていくべきやり方と感じています、
その他に環境調整、社会資源を適切に使う事によって回復を促していくので、
適切な時期に上記の内容を行う事が自立支援になると述べられています。

作業療法ジャーナルの特集は、
心身への評価とアプローチ 感情と情動に関する作業療法
これも参考になりました。
満月「感情・情動への作業療法」、
特に共通了解というキーワードが臨床に生かせそうでした。
満月「高次脳機能障害者の家族に対する支援」、
家族心理という視点は家族指導する際に非常に有意義な論文でした。

、ということで月1回、上記の雑誌を基本にしながら、
報告していきたいと思います。
posted by リハ技士 at 18:52| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 ジャーナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月07日

人工関節 最近の動向・技術の進歩

総合リハビリテーション Vol.38 No.5 MAY 2010
特集「人工関節 最近の動向」

「技術の進歩」
久保俊一 高橋謙治
pp419〜pp424

人工関節は全くの勉強不足で、
この文献から得られた知識はとても新鮮なものでした。
(お恥ずかしいexclamation)

要介護者(要支援者も含めます)の整形疾患の割合は増えてきていること(これは知っていました)、
その中で人工関節を必要とする人は比例して多くなっているだろう、
(これは推測)
ということは、
なんとなく感じてはいました。
実際に人工関節の件数は全国的に増えてきています。
当院も件数は少ないですが、
股関節人工骨頭等の患者さんは入院してきます。


満月低侵襲手術(MIS)
満月単顆片型人工膝関節置換術(UKA)
満月コンピューター支援手術
満月その他、人工関節摺動面の材質の進歩

上記の4つの方法についての説明と、
今後の課題と展望が各々説明されています。
詳しくは文献を見てください。


人工関節を長く(25〜30年)使えるようになった事、
疼痛を抑えられるようになった意義は大きいです。
しかしまだまだ課題は多く、
この分野の発展は強く望まれます。
posted by リハ技士 at 18:19| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 ジャーナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月03日

新人教育・地域における新人教育

理学療法ジャーナル Vol.44 No.5 May 2010
特集「新人教育」

地域における新人教育
―当事者、家族を中心に
中島鈴美
pp373〜pp379

介護保険分野の施設から新人が勤務する事は、
昔は少なかったように思われます、
しかし最近、私が昨年実習を担当した学生が
今年度から訪問リハの施設に勤務したりなど、
介護保険分野へ新人が勤務する割合は増えてきているような印象をうけます、
その介護分野で新人をどう教育していくのか、
興味をもちました。

中島は4つの地域における理学療法士の視点として、
4つ挙げています。
満月当事者の心理を理解する
満月当事者の主体性を尊重する
満月他職種・他機関との連携
満月家族支援の重要性
上記の4つの視点の具体的な中身は
興味を持った方が文献をしっかり見てもらう事として、
中島の「はじめに」で書かれた下記の指摘が心に残りました。
『「維持期」としてではなく、「変化、改善する」という視点で関わる必要がある。』
(上記『』内、当文献引用)
上記の変化はQOLの改善を指していると勝手に私はとらえています。

その他として
特に訪問リハで初めて担当する場合の留意点も記載しています。
ぜひご覧あれ。
posted by リハ技士 at 15:12| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 ジャーナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

新人教育・病院における新人教育の工夫と課題

理学療法ジャーナル Vol.44 No.5 May 2010
特集「新人教育」

病院における新人教育の工夫と課題
米沢昌宏
pp365〜pp372

この報告は新人教育の課題、
それに対しての取り組みとその結果が記載されています。
「教育管理者の人数が変わらず、新人や臨床経験の少ないスタッフが増えたことで、教育管理者が管理できる人数を超える状況が生じていた。」
(上記文献引用)
その他様々な課題は挙げられていますが、
若い職員がこれほど多い分野は医療界ではなかなかないでしょう、
当院もそうです、
だいたいですが、
理学療法士・作業療法士の5年未満は各部門5割程度、
言語療法の5年未満は7割弱という割合になっています。
これは当院だけでなく、
全国のリハ技師を多く抱える病院は、
そのような傾向になっていると思われます。
その他にも文献では様々な課題が挙げられていました。
いちいちうなずいてしまう課題でした。

具体的な取り組みも書かれています、
参考になる点も多々あると思います、
文献を確認してください。
posted by リハ技士 at 13:30| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 ジャーナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

新人教育・新人教育の目標

理学療法ジャーナル Vol.44 No.5 May 2010
特集「新人教育」

新人教育の目標
芳野純
pp357〜pp363

新人に限らず教育の目標は何も設定しないと、
ただ日々仕事をこなしているだけで、
何も成長がうまれません、
年度当初にその年度の目標を設定し、
その目標に達成するためにはどうすればいいのかなどの対応が必要になります。
新人であればなおさらだといえます、
一人前のリハ技師になるための目標を設定し、
それに向けて努力してもらわなければいけません。

今回の芳野の報告は、
まず医師・看護師・諸外国の理学療法士教育の到達目標を紹介しています。
次にこの論文の中心となる新人理学療法士の到達レベルが述べられています。
「独力で理学療法業務が行えるレベル」
(上記カギカッコ内、当文献引用)
この到達レベルは頷けるものです。
確かに新人と新人以外の線を引くとしたら、
このような到達になると思われます。

芳野の言う理学療法士に求められる能力では、
「理学療法を実施するうえでの必要な知識(認知領域)や技術(精神運動領域)の習得のみならず、基本姿勢(情意領域)、自発的学習(情意領域)を継続するという幅広い領域の能力が新人に限らず全ての理学療法士に求められている…」
(上記文献引用)
知識・技術だけでなく、
患者さんにどう向き合うか、
自己洞察力はあるか、
社会人として自分を高めようとしているのかなど
リハ技師に限らない話ではありますが、
このように求められる事は当然と言えます。



具体的に1〜5年目の教育目標等、
具体的な内容も書かれています。
新人を抱えている施設には参考になるはず。
ぜひご覧目あれ。
posted by リハ技士 at 08:16| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 ジャーナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする