2018年05月08日

在宅患者の体調、24時間把握…リストバンド型端末が脈拍数を自動送信

【在宅医療を受ける高齢者向けに、腕に着けるだけで体調の変化が自動的に医師や医療機関に伝えられる機器を岐阜県の病院などが開発し、医療機器の認証を受けた。認証取得は先月12日。一人暮らしの高齢者を訪問しなくても、効率的に健康状態を確認できるとして、医療機関や介護の現場などから「使用したい」との要望が寄せられているという。高齢化が進む中、在宅医療を支援し、患者の安全性を高められると期待されている。】

(読売オンライン 201858日 記事引用)


確か2015年の政府の発表では、

2025年度までに最大ベッド数を20万少なくさせ、

30万人程度を自宅で医療を受けられるようにしていく、という方針にしたと思います。

現状のままだと高齢者が増えるので、

ベッド数は大きく増やさないといけないのですが、

そうはしないで軽度の患者は自宅などに療養してもらう仕組みにしようとしているのです。

これを使用すれば遠いところにいても、

基本的な医療情報が医療機関に入っていき、

数多くいる在宅の患者の中で、

緊急的に行った方がいいところ、早めに行ったほうがいいところなどの優先順位をつけて、

在宅医療を展開できる、ということでしょう。


ただし、このようなデータをたくさんもらって、そのデータを監視するというのは、

体制的に構築するというのは、

ハードルとしては高いので、ここに関しては議論をして対応していく必要があります。


確かにこれだけ増える高齢者の対応に、

テクノロジーの発達を利用することは大切です。

ただ在宅医療での限界も確かにあり、

病院医療と在宅医療とでの目的・効果を吟味してのこのような在宅医療の方向性であれば納得なのですが、

おそらく財政だけでこのような展開になっているような気がします。


まぁ、それはそれとして、

このような機器の発展には拍手を送りたいとは思います。

posted by リハ技師 at 18:42| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月24日

寒い環境が長いと体脂肪燃えやすく マウス実験で裏付け

【寒いところに長くいると、特定の酵素が働いて体脂肪が燃えやすい体質に変わる――。生物が寒さに適応する遺伝子レベルの仕組みの一端を、東京大や東北大の研究チームがマウスの実験で明らかにした。ヒトに応用できれば、肥満解消や糖尿病など生活習慣病の治療法の開発につながると期待される。英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに19日、発表した。】

(朝日新聞デジタル 2018422日 記事引用)


少し脂肪について、簡単におさらいしましょう。

人間の体内に存在する脂肪には、中性脂肪、脂肪酸、コレステロール、リン脂質の4種類があります。

この中でもっともメジャーな脂肪が中性脂肪で、豚肉などについている白い脂身もこの中性脂肪です。

この中性脂肪が皮膚の下につくと、皮下脂肪、

内臓のまわりについたりすると、内臓脂肪と言われます。

ブログ管理者も運動不足で内臓脂肪は相当(人間ドックで確認済み)なものです

体内に存在する脂肪の9割近くがこの中性脂肪で、

ダイエットで減らさなければならないのもこの中性脂肪になります。


その中性脂肪を取り込んでエネルギーとして蓄えるのが白色脂肪細胞です。

これが肥満のもとになるものです。

もう1つあるのが褐色脂肪細胞、

体内にある余分なカロリーを熱に変え

放出させる働きがあるようです。

この中で白色脂肪細胞は、熱を生み出す機能は本来ないのですが、

寒いところだとベージュ脂肪細胞に変化し、脂肪が燃えやすい体質に変わることが知られていました。

そこで今回のニュースは、寒いところにずっといると

ある酵素がスイッチ役として、特定の遺伝子を活性化させ、

脂肪細胞を変化させるという仕組みを明らかにしたのです。


このことによって白色脂肪細胞を少なくさせるとっかかりの研究であり、

画期的な治療に結びつくものになりえます。

もしかしたら、

これからはもしかしたらダイエットの番組が成り立たないぐらい、

医療の世界で簡単に改善可能になったりして…。

 期待しましょう。

posted by リハ技師 at 18:52| 山形 ☔| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月23日

小林かつ代とケンタロウ

女性自身という雑誌は、まぁ女性の方は手にした人もいるかもしれません。

その女性自身のホームページにこんなニュースがでていました。

【ケンタロウ 事故から3年…母・小林カツ代さんの一周忌で見せた今】というもの。

まず小林カツ代さんって知っているでしょうか。

料理の鉄人という、当時の人気調理番組にこのかつ代さんがでていました。

この料理の鉄人は、

本物のプロ同士の料理対決で、

毎回番組側がこの分野ではもう日本一と思える人を料理の鉄人とさせ、

その鉄人に毎回だれかがチャレンジするというスタイルでした。

フランス料理の鉄人、和食の鉄人、中華料理の鉄人、イタリアンの鉄人がいて、

まぁプロ中のプロで、すごい人たちでした。

当時この鉄人に対戦するのは、どこかのホテルの一流シェフなどが相手だったのですが、

家庭料理の研究科小林カツ代が中華の鉄人に挑戦し、なんと勝ったのです。

おそらくそのことがきっかけに番組などから引っ張りだこになり、有名人になりました。

しかし2005年にクモ膜下出血、2014年に亡くなっています。

ケンタロウ氏はその小林かつ代の息子、

母の後姿をみたせいなのか、彼も料理研究家として活躍。

ただし2012年にオートバイク事故で頭部外傷、

高次脳機能障害(詳しくはわかりませんが少なくとも記憶障害はあったようです)もあり、

2014年の母の死も理解できなかったのではないかと言う報道もありました。


それが今回テレビ東京の「男子ごはん」という以前国分太一とパートナーを組んでいた番組に、

10周年記念で、ケンタロウの手紙が読まれました。

ごく簡単な文章ではありますが、

本人が書き、なおかつ以前共演していた人たちへの謝罪と感謝の言葉が書かれているなど、

メッセージを送れるほどには回復していることがわかるものになっていました。


その手紙の最後に「絶賛リハビリ中」と締めくくられているとのことでしたが、

もしかしたらいつか食べる担当でもいいので、

共演するときがくるかもしれません。

posted by リハ技師 at 20:28| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月20日

近づくGW、はしか警戒…沖縄で感染拡大、厚労省が注意喚起

【厚生労働省は、大型連休を前に麻疹(はしか)の感染拡大に警戒を強めている。感染が広がっている沖縄県では対策に力を入れているが、同省では「沖縄や海外に旅行をする際は、ワクチンを接種することを検討してほしい」と呼びかけている。はしかは発症すると、発熱や全身の発疹、せきなどの症状が出る。感染力が非常に強く、患者と同じ室内にいるだけでうつる恐れがある。沖縄県内では、320日に台湾からの男性旅行者がはしかと診断されて以降、今月19日までに計65人に感染が広がっている。】

(読売オンライン 2018420日 記事引用)


はしかという病気は聞いたことはあるでしょうが、

どのようなものなのか、わかりますか。

ここ最近の朝や昼のワイドショーで特集もされているようですね。

ここでも復習がてら、

ごく簡単なところだけをおさえていきましょう。

まずはしかはウイルス感染です。

きわめて感染力は強くて、なんと空気感染もします。

感染する時期があり、それが春から初夏にかけてになります。

死亡率は0.1%程度ですが、高熱と発疹が続くのがやっかいなところです。

もっとやっかいなのが、潜伏期間が10日間あることです。

この潜伏期間でも、様々移動してしまうので、感染は拡大しています。

当地域の山形でも、昨年も感染流行があり、その中で研修医が感染してしまった事例がありました。

確か昨年の今頃で、県内で累積60人のはしかが確認されていました。


記事にもあるようにもうすぐゴールデンウイークがあります。

このゴールデンウイークに沖縄に行こうとしている人は要注意ですし、

観光業界もかなり気をもんでいるでしょう。

(実際にこのはしか流行で沖縄の旅行をキャンセルしたところもかなりあるという報道も聞こえてきます)


厚生労働省は、

全国にはしかのおそれがあると注意喚起しています。

どうしても人ごみに行く場合は、まだマスクが必要だと思われます。

posted by リハ技師 at 19:05| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月17日

熊本地震から2年 震災関連死 認定困難

【発生から2年となった熊本地震の被災地では、避難生活の影響などで死亡した関連死を巡り、自治体が認定業務の難しさに直面している。全国一律の基準がないためだ。市町村や専門家からは、国に基準作りを求める声が高まっている。】

(読売オンライン 2018416日 記事引用)


震災関連死の基準が示されていない???

東日本大震災においても、震災関連死はかなり多かったはずです、

そこで震災関連死についてもきちんと議論して、

定義も含めて決まっているものだと勝手に思っていました。

しかし、そうではない…。

ただそうなると疑問があります。

なぜなら東日本大震災の時に、

国は震災関連死の統計データを出しているからです。

出しているからには、基準を一定程度作っているのだと思います。

そこで記事を読み進めていくと、

なんと震災関連死の基準はその都度自治体が作っているのだそうです。

そうなると、

同じ状況でもあの時の自治体ではこの震災関連死が認められたのに、

あの時の自治体の震災関連死では認められない、ということが起きうる、ということです。

内閣府によると、

「災害の種類や規模が異なるため、画一的な基準を設けるのは難しい」と言っていますが、

全く基準なく、自治体に丸投げは、自治体に混乱を与えるばかりです。


国は震災関連死の統一基準は作成すべきでしょう。

posted by リハ技師 at 18:42| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月16日

医療費抑制評価 初の点数化

【厚生労働省が都道府県の医療費抑制や健康づくりの取り組み成果を初めて点数化した結果、最大で約2.3倍の差があることが29日、分かった。成果が一番高く評価されたのは新潟(183)で、最下位は山口(80)だった。4月に国民健康保険(国保)の運営主体が市区町村から都道府県に移るのに伴う財政支援で、2018年度は交付金約500億円を点数と加入者数に応じて都道府県に振り分ける。配分額は公表していない。】

(熊本日日新聞・朝刊 2018130日 記事引用)


国は医療費の伸びを適正化しなればならないと言っています。

つまり抑制していく、ということです。

しかし、この点数化、これこそが適正な指標なのかが問われます。

まず何を指標化しているのかを下記に記載します。

@15年度の1人当たりの医療費水準

A市区町村への指導・助言状況

B市区町村のメタボ健診実施率や保険料収納率、などだそうです。

ブログ管理者、

分析して批判してみようかと意気込んだのですが、

中身をみると様々複雑な計算が入り組んでいて、

もう両手を万歳(つまり降参)するしかありませんでした。


ただ少しわかったことは…。

医療費水準は、

(1人当たりの年齢補正調整後の医療費)北海道と西日本が高く、東日本が低い傾向にあること(病床利用率10万人当たりの病床数も似たような傾向)

あと特定保健指導実施率は関東や中部地方が低く、西日本は高い傾向にあります、

国はこのデータをもとに、

医療費の適正化を都道府県で進めてほしいとしていて、言っています。

今回の国のデータでは、西日本と関東が低い点数になっているようです。

当地域も油断ならないところではありますが、今回のワーストのいくつかは国から厳しい目で見られているかもしれません。


さて、2018年度から国民健康保険の運営主体が都道府県に移行しました、

市町村から都道県に移行することで、

規模が大きくなり、運営のリスクを分散し、

財政を安定化することが狙いです。

そして今回のこの国のデータで、

都道府県が自ら強いリーダーシップで強く動き出すのを求めているのだと思います。


しかし現実には、国よりも地元に近い都道府県レベルの感覚は、

住民の不利益になる社会保障を減らすということには、なかなかいきづらい、と思ってしまいます。

posted by リハ技師 at 19:26| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月12日

介護 ハイテク化時代

【県内の介護福祉施設で介護ロボットの導入が徐々に進んでいる。国は慢性的な人手不足が続く介護現場で負担経験につながるとして、2018年度からロボットの導入への支援を手厚くする見通し。導入はさらに加速するとみられ、サービス向上へ期待がたかまる。一方、現場からは「ロボットが必ずしも職員の負担軽減につながっていない」との声もあがる。】

(北日本新聞・朝刊 201819日 記事引用)


PTOTSTネットの情報で気づきましたが、

厚生労働省では、「介護ロボット開発・普及推進室」が作られていることに驚きました。

厚生労働省は、本気モードです。


先月の厚生労働省の報道発表資料をみてみると、

この推進室には9人の専門家が選ばれていて、その中でリハ医、PTOTが選ばれています

そのような専門家の中で、重点化していくものとして、

ベッドからの移乗支援、歩行支援、排泄支援、認知症の方の見守り、入浴支援、

があります。

機械の機能的には大きく分けて、

介助量を軽減するタイプと、

動きをセンサーで感知して危険を察知するタイプがあるでしょう。

その機能を発揮して業務改善に結びつく報告もありますが、

逆に機器の使い勝手が悪く、せっかくその機器があっても使用されないケースがあると言います。

また値段も結構するので、

介護ロボが進むようなインセンティブになるよう介護報酬上の評価はありますが、

価格がある程度下がらないと(もしくは国や自治体の補助金を手厚く…)普及は難しいでしょう。


日本はものづくりに関しては世界を引っ張ってきました。

今は確かにその力は弱まってはいるかもしれませんが、

その実力はまだまだ世界トップクラスであることは間違いないと思います。

上記のような課題も含めて、きっと克服することでしょう。

期待しています。

posted by リハ技師 at 18:55| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月11日

小中高生 介護教育強化

【県の「第7期老人福祉・介護保険事業支援計画(2018~20年度)策定に向けた有識者懇話会の第4回会合が22日、県庁で開かれ、同計画案が示された。高齢化社会を支える人材の育成、確保に向け、小中高校生を対象とした介護教育を強化するとし、20年度までの3か年で、市町立の全ての公立中学校で出前講座などを行うといった具体的な目標を掲げた。】

(福井新聞・朝刊 2018123日 記事引用)


ここでは目的を介護職の人材確保としています。

まだまだ介護職の絶対数が足りない中、今からその確保に向けてという意味はわかります。

しかし、そのような介護職の確保だけが、今回の目的ではないでしょう。

最近がん教育について、同じような学校の授業に取り入れられることを報告しました。

その目的としては、命の大切さを知ってもらうことも入れ込んでいましたね。

今回の介護教育も同じです。

介護の大切さを子どもの頃から知ることで、

高齢者に対しての対応も変わってくるかもしれません。

年を取ってくると多くの人は小さな子供たちをただみるだけでも元気になれるものです。


もちろん確保問題も重要です。

他の県でも

ある学年層になると、介護職の魅力を伝えるパンフレットを配布したり、

介護の魅力を伝えるDVDを作成し、全ての小中高生に送ったりと、

様々な対応をしていますが、なかなか確保は大変です。

2025年度に必要な介護職の数は250万人と言われています。

2017年度で200万人をきる数なので、あと50万人も必要なんです。


国は他にも様々な介護職確保の施策はとっていますが、

果たして2025年までにあと50万人強確保できるのか、

正念場です。

posted by リハ技師 at 16:23| 山形 | Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする