2019年11月25日

トヨタ、リハビリ支援ロボの受注開始=医療機関向け

トヨタ自動車は、下肢まひの患者用のリハビリ支援ロボット「ウェルウォークWW−2000」の受注を開始した。来年2月の納入を予定。患者の状態に合わせた歩行補助やゲーム機能を採り入れることで、療法士の業務負担低減と患者の効率的な歩行練習ができるという。医療機関向けに年間50台の販売を目指す。
(時事通信・2019年11月22日 記事引用)

とうとうあのトヨタがリハビリロボに参入ですか。
まだこの業界では実績がないので、すぐには普及するとは思いませんが、
抜きんでて開発資金力があるので、
この業界のライバルたちは戦々恐々でしょう。
なにしろ連携しているのは藤田保健衛生大学。
リハビリに関しての貴重な研究報告は、この大学発信のものも結構ある印象があります。
2020年度に50台を目指すとあり、
その価格は2350万円とのこと。
(レンタルもあり、2017年度から開始、月35万円…)
相当、お金持ち病院じゃないと厳しいですね。

トヨタは今後もこのような生活支援のロボットに力を入れていくことは間違いないようで、
更なる生活支援ロボの開発が更に進みそうです。

果たして…。


posted by リハ技士 at 18:09| 山形 ☔| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月21日

理学療法士等による訪問看護の適正化、診療・支払側とも同意

【厚生労働省は11月20日の中医協総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、訪問看護の24時間対応や重症患者等への対応体制を充実するため、訪問看護ステーションの「機能強化型」の看護職員について一部を常勤換算により満たせるようにする一方、理学療法士等による訪問看護には制限を加えることなどを提案、診療側と支払側、双方とも同意した。】

(MP3.com 20191120日 記事引用)


これだけみてもこの業界にいる人以外は、ちんぷんかんぷんでしょう。

ブログ管理者もよくわからず、調べました。

まず基礎から…。

まず訪問看護ステーションは何をするところでしょうか。

住み慣れた自宅で療養生活が送れるように、

医師や他の医療専門職、ケアマネジャーなどと連携し、訪問看護サービスを提供すること業種です。

訪問看護ステーションの人員基準は、

管理者1名、看護職員・常勤換算2.5名以上。


では機能強化型とは何でしょうか。

この機能強化型は、平成26年度の診療報酬時に創設されたものです。

そもそも平成26年度の前までは小規模(5名以下)の訪問看護ステーションが多く、

24時間対応や休祝日の対応が困難だったりなど、

経営の不安定さが長期間にわたって大問題になっていました。

しかしこの機能強化型では、休祝日や24時間対応などを行う体制を整えて、

ターミナルケアをみる患者を一定程度対応するなどを行えば、

診療単価がかなり高くなるという仕組みになっています。


ここで記事に戻りましょう。

ブログ管理者なりに総合的にかみくだいて簡単に述べます。

訪問看護ステーション機能強化型の基準(上記で示した基準以外にいくつかあり、基準が厳しすぎるという意見も上がっているらしい…)は緩和しましょう、ということ。

ただし理学療法士などはターミナルケアにあまり関わっていないというデータもあるらしく、

一定程度ターミナルに理学療法士が関わるように規制をかけるのか、

もしくはもっと極端に理学療法士などが配置が多いところ(逆に言えば、看護師が少ないところ)は、機能強化型は認めない、ということにもなるかもしれません。


果たして…。

posted by リハ技士 at 16:39| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月20日

ケアプラン有料化先送りへ 介護保険改正案

【政府は十九日、高齢者が介護保険サービスを利用する際に必要な「ケアプラン」(介護計画)の有料化を介護保険制度の改正案に盛り込まず、先送りする方向で調整に入った。介護費の膨張を抑えるため議論している制度見直しの焦点となっていたが、一律に自己負担を求めることに与党内から慎重論が相次いだため判断した。】

(中日WEB 20191120日 記事引用)


今回、介護保険制度改正に向けての大きなポイントは4つあります。

その中の1つにケアプラン有料化がでていました。

そして今回は見送りに………、

しかしその他の3つがどうなるかはまだまだ不明です。

その3つとは、

自己負担2割の対象者拡大

要介護12の生活援助サービスを市区町村に移行

自己負担の月額上限引き上げ です。


3つとも低所得者にとっては一大事です。

仮にこの対策をやるにしても、低所得者に対しての対策が絶対必要でしょう。

ただそれにしても問題なのは、

要介護12の生活援助サービスを市区町村に移行するのは、

かなり将来、地域によっては大問題になる可能性があるでしょう。

その地域では、お金がないので、そのサービスはできません、というようなことが起こることは容易に想像がつきます(地域も財政難なので…)


診療報酬だけではなく、このように介護保険も議論されています。

要注目です


posted by リハ技士 at 17:29| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月13日

病院経営、人件費増で赤字=診療報酬改定に影響―厚労省調査

厚生労働省は13日、医療機関の経営状況を調べた医療経済実態調査の結果を公表した。精神科病院を除く一般病院の利益率(収入に対する利益の割合)は2018年度でマイナス2.7%の赤字だった。17年度と比べると0.3ポイント改善したものの、医療従事者数の増加により人件費が膨らみ、経営に影響を与えていることが浮き彫りとなった。】
(時事メディカル 2019年11月13日 記事引用)

この結果は、おそらく診療報酬の本体の改定率に影響を及ぼすかもしれません。
財務省提示の医療費本体マイナス改定は、
強制的に行えば、病院の更なる経営悪化を引き起こし、
医療行政に引き返しのつかない事態になってしまう可能性を秘めている、かもしれません。
前にも話したように、
これから政治が入り、様々な綱引きを行われ、結局は医療費本体は前回より低下させるが、ほんのわずかなプラス改定、
また同じく薬価部分を落とし、全体の診療報酬改定率はやはり前回より落としてのマイナス改定になるのではないかとふんでいます。

果たして…。

posted by リハ技士 at 16:48| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月11日

認知症診断は男女別の基準が必要

【言語に関する記憶力は男性よりも女性で優れている。しかし、女性では記憶力の高さ故に従来の認知症診断テストでは、認知症の初期症状が見逃されてしまう可能性が示された。米・University of California, San Diego薬学部のErin Sundermannらは、健忘性軽度認知機能障害(amnestic mild cognitive impairment;amnestic MCI)の診断に利用される記憶テストの基準値を男女ごとに調整すると、男女それぞれ10%ずつMCIの診断結果が変わることをNeurology2019年10月9日オンライン版)に報告した。】
(2019年11月1日 あなたの健康百科by メディカルトリュビューン 記事引用)

認知の男女差、
特に女性はもともと記憶力が高いゆえに、たとえ能力が一定程度落ちたとしても、
男性と比べてあまり記憶力に差がないということになり、
認知症の初期症状を見過ごしてしまう、という報告。
うーん、なるほどなのです。
なぜなるほどと言うかというと、
今まで女性は認知症が多い、だけどMCIは男性が多いという結果だったからです。
今回の記事で、実は女性もMCIは本当は男性と同じぐらいいたのにも関わらず、
初期症状を見過ごしてしまったために、認知症になるひとが増えたという流れになります。

しかしそもそも女性の方が記憶力、特に言語記憶力が高い、というのは、確かに実感でわかることでした。
高齢者の集いにはたいがい女性がたくさんでていて、男性はそもそも参加しないことが多いです。
参加したとしても、お話は女性がメインで、男性は静かにしていることが多いです。
なんとなくではありますが、
言語記憶力の高い人と社会的交流ができる人では統計的に相関できるんではないんでしょうか。

今後のMCIの検査における基準値が男女によって変更になるかもしれません…。

posted by リハ技士 at 18:48| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする