2019年08月06日

健康寿命

前回は平均寿命の話をしました。

今回は、健康寿命の話をしましょう。

健康寿命はきちんとした定義があります。

「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」です。

そんな平均寿命と健康寿命は年々延びているのですが、

平均寿命と健康寿命の差は、これも拡大しています。

国はこの差に対して注目しています。

特に女性に顕著のようでした(厚生労働省「第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」(平成303月))

健康寿命の高さランキングを都道府県別でいうと(以下2016年度のデータ)

優秀なのは山梨県と愛知県(山梨県 男性1位、女性3位、愛知県 男性3位、女性1)

よくないのは徳島県と奈良県(徳島県 男性44位、女性43位、奈良県 男性41位、女性41)

ちなみに山形県は男性7位、女性23位…とのこと。


リハビリ的には介護予防をどう展開していくかが問われていくところです。

その介護予防、

この鶴岡で2020年の7月に日本予防理学療法学会第6回サテライト集会が行われます。

当法人の理学療法士も多数、事務局や実行委員として担う予定です。

posted by リハ技師 at 17:45| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月05日

平均寿命、男女とも最高=81.25歳と87.32歳−厚労省

2018年の日本人の平均寿命は男性81.25歳、女性87.32歳で、いずれも過去最高を更新したことが30日、厚生労働省の調査で分かった。17年からの伸びは男性0.16歳、女性0.05歳。過去最高の更新は男性が7年連続、女性が6年連続となった。

 国・地域別では、男性は香港、スイスに次ぐ3位、女性は香港に次ぐ2位で、いずれも前年と同じ順位だった。厚労省の担当者は「健康意識の高まりや医療技術の発達によるがんなどの死亡率低下が、平均寿命の押し上げに影響しているのでは」と分析している。】

(時事通信 2019731日 記事引用)


もう嫌になるほど、暑い日が続きますね

ブログ管理者も若干夏バテしています

皆さんはどうでしょうか。


さて最近ニュースでこの平均寿命に関しても取り上げられていました、

気づいた方はいたでしょうか。

平均寿命の高まりに、健康意識の高さが要因として挙げられています。

確かにテレビを見ると、結構健康に関する番組は多いですよね。

書店でも雑誌での特集はかなりあります、

今回の参議院選挙だって、議員を選ぶときに参考にする政策としては、

社会保障を挙げている人がトップでした。

これは今回の参議院選挙だけでなく、

ほとんど最近の選挙では、この分野が関心度では1位になっています。

健康意識の高まりと言うことでは、上記の状況から、確かに記事の通り、そうだろうと実感はしています。

そういう意味で徐々にここ最近死因として増えているのが、老衰です、

大きな病気をすることなくぎりぎりまで天寿を全うするようなイメージが老衰にはあります。

(2017年度の女性だけの調査ではなんと第3位が老衰になっています)

このような結果をみていくと、日本人って、再度国際比較すれば健康的な方に入るんだと再認識してしまいます。


ただここまでくると、やはり問題になってくるのは認知症でしょう。

体はまずまず健康だけど、認知症だという人は、これからもっと増えていくことでしょう。

そのような人たちと、どう共に生きていくのか、

またなるべく認知症にならない予防的な研究も更に進むでしょう。


ブログ管理者が高齢者と言われるようになった時に、どのように日本の医療観は変化していくのか、

ただもうその時は身を任せるしかありませんが………

posted by リハ技師 at 19:10| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月02日

ICD-11

皆さん、ICD-11を知っているでしょうか。

ICD-11は「国際疾病分類第11回改訂版」というものです。(今年の5月にWHOで正式決定された)

この国際疾病分類の改定は1990年以来なので、およそ30年ぶりの改定でした。

しかしそもそも疾病分類って何??というところになりますよね。

厚生労働省のホームページからこの疾病分類の説明としては、

【世界保健機関(WHO)が作成する国際的に統一した基準で定められた死因及び疾病の分類。

我が国では、統計法に基づく統計基準として「疾病、傷害及び死因の統計分類」を告示し、公的統計(人口動態統計等)において適用している。また、医学的分類として医療機関における診療録の管理等においても広く活用されている。

正式名称は、疾病及び関連保健問題の国際統計分類。】

ということでした。

このようなWHOの分類に各国が従うから、国際比較もできます。

また同じ基準で各国が使用するので、世界全体の状況も理解でき、

WHOとして、世界に健康に関することに対しての様々な提言ができるのです。


ではICD-10からICD-11に変更したわけですが、何が変わったのでしょうか。

まず現在問題になっている性同一性障害などの「性」に関する状態像が章まるごと追加となりました。(以前は精神障害の項目に入っていました)

また新たに章として開設されたのが睡眠・覚醒障害に関してでした。

あと話題になっていたのが、ゲーム依存症のようなものも追加されたようです。

気になるのが、

「生活機能評価に関する補助セクション」というのも新設されました。

これが結構リハビリに関係しそうでしたが、今一つ、この内容がわかっていません。

(ICFの概念に基づいた内容であることは確認しています)

他にも様々変更はありましたが割愛、

ただどちらにしろ、

まだこのICD-11は和訳されていないようなので、和訳されたものがでればきちんと読み込みたいと思います。


さてさて、

疾病分類に生活機能が入ってくる………、

リハに携わるものとしては、

とうとう「病」と「生活」の関係性に世界が強く着目している時代に突入したなぁという感慨に襲われました。

posted by リハ技師 at 15:02| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月26日

2019年上半期「老人福祉・介護事業」の倒産状況

2019年上半期(1-6月)の「老人福祉・介護事業」倒産は、55件だった。年上半期では2018年同期から2年連続で前年同期を上回り、介護保険法が施行された2000年以降では、年上半期で最多を記録した。

 なかでも、ヘルパー不足が深刻な訪問介護事業者の倒産が急増した。この状況で推移すると、2000年以降で年間最多の2017年(111件)を上回る可能性が出てきた】

(gooニュース 201974日 記事引用)


小規模事業所ではなかなか人手確保が困難のようで、

倒産したところの中身をみていくと、小さいところほど倒産しています。

確かに介護職の人手不足は深刻です。

(当法人においても、会議では介護職確保の議論はかなりの頻度で行われていて、

全国的にそうだと思いますが、

医師・看護師・介護職の確保は法人では至上命令と表現すべきものです)

また倒産したところでは設立5年以内が3割と、

意外と新規にこの介護事業に進出した組織が多いのですが、そこがうまくいっていません。

この介護産業は、進出ハードルはひくいものの、

資金やノウハウがなくて安易に進出しているケースが多いのではないかと、

上記の記事では分析をしていました。


介護報酬改定は2021年ですが、

これまでの介護報酬改定率は、

2003年が-2.3%2006年は-2.4%(2005年度の改正もふまえる)

2009年は+3%2012年は1.2%2015年は-2.27%2018年は+0.54%

現在の政府は2012年の12月からなので、

おそらく政府の今までの動きをみていくと、

介護報酬改定率を大きなプラスにすることは考えづらいでしょう。

10月からの消費税も結局、今までもそうであったように、

借金を少なくするために使用されるのではないかと考えています。


そもそも人手不足に対して、政府は外国人を介護職にという対応と、

そもそもの介護保険の対象者数を絞る(要介護12を介護保険から外す)という対応が考えられています。

果たして今後政府が上のような政策も含めて、

どのような対策を出していくのか、注意深く見守っていきましょう。

posted by リハ技師 at 16:58| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月22日

高齢者の「通いの場」明確に=介護予防推進で骨子案−厚労省検討会

日曜日は2年目発表会も

ブログ管理者は他の出張があったため、出席できなかったので、

様子はわからないものの、

とにかく、2年目とその指導者はご苦労様なのでした。

(後でその様子は聞いておきます)


さて

【厚生労働省は19日に開いた有識者検討会に、介護予防事業の推進に向けた中間取りまとめの骨子案を示した。高齢者が集まって運動や会食、喫茶、趣味を楽しむ「通いの場」について、介護予防に効果のある取り組みを全国に広めるため、類型化するなどして定義を明確にすることを提案した。

 骨子案は、市町村の担当職員に通いの場の具体的なイメージを持ってもらうため、参考となるような各地の事例を周知する方針を示した。この他、通いの場を利用した高齢者に「ポイント」を付与するなど、積極的な参加を促す仕組みについて検討する必要性も盛り込んだ。】

(2019719日 時事通信社 記事引用)


その骨子案がどこを探しても見つけられなかった………

ただ昔の資料で介護予防先進地域の紹介はあり、

おそらくその骨子案も同じような地域の紹介は載っているだろうと推察しています。

その先進地域のところで共通するのは、「住民主体」。

もちろんこの「住民主体」までもっていくことが、

行政側でかなり工夫と連携が必要であることは確かで、

そこに関しては確かに先進地域の取り組みはかなり参考になるのだと思います。

ただその地域の環境によって、その状況は変化するので、

そのまま使用できる、というものではありません。

なので最初の運営側の利用者や地域の分析はある程度は必須で、

おそらく先進地域もただ介護予防をなんとなくやったら成功したのではなく、

きちんと評価したうえで動いたのではないかと思います。


とにかく工夫して、通いの場所を作り、孤立をなくし、

なおかつ身体も精神も廃用にさせない取り組みが、

23年後には多くのところで、できているでしょう。

果たしてうちの地域はどのような通いの場所があればいいのか、

皆さんも考えてみてください。

posted by リハ技師 at 18:51| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする