2013年03月07日

新人・異動者発表会1

昨日は、
法人・異動者発表会の1回目。
来週の水曜日も発表があります。
発表者数がかなりいたため、
2回に分けて、なおかつ2つの場所にわかれて発表がありました。
発表場所はPT室とOT室。

PT室では、リハ技師部からは4名の発表(PT2名、OT2名)。
(リハ技師部以外だと看護師・准看護士から各1名の発表)
OT室では、リハ技師部からは4名の発表(PT1名、OT2名、ST1名)。
(リハ技師部以外だと、看護師・介護職各1名の発表)
PT室の講評は当ブログ管理者が、
OT室の講評はリハビリテーション科部長の福村先生行いました。

多少マイクトラブルとスライドプロジェクタートラブルはあったものの、
無事に発表を終えることができていました。

リハ技師部でいうと
大まかな内容は、
OTでは接し方や適切な活動の提供によって患者さんとの信頼関係や精神状態の改善が図れた報告、
PTは環境設定の重要性や残存機能を利用したことで、能力の改善や家庭復帰に至った報告がメインだったように思われます。、
STは1人だけなのでそのままタイトルをあげましょう、
「肺炎リスクの高い症例に対する環境調整」

来週もあるので、また報告します。
posted by リハ技師 at 16:05| 山形 | Comment(0) | TrackBack(0) | 発表+研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月08日

摂食・嚥下講義初級編

昨日の夕方の学習会、
嚥下障害講義ということで、3回にわたって行われる1回目です。
今回は嚥下障害講義の初級編。
講師は当院リハ科部長の福村Dr。

まず正常の摂食・嚥下がどのようなものであるかが説明されます。
以前の研修会でも同じように説明を受けましたが、
イラストが非常にリアルに進歩、
細かいところまで再現していたので、非常にイメージしやすいものになっていました。
嚥下障害が引き起こすものとして肺炎・窒息・栄養低下があります。
日本人死因の第3位に肺炎が出、
窒息の問題や低栄養の問題などがわかりやすく報告されました。
そして衝撃だったのは全国で行われている嚥下検査は20000件と言われていて、
その内、当院を中心とした鶴岡地区が2000件を行っているということでした。
なんと鶴岡地区だけで1割。
件数だけでなく、福村Drの肺炎発生率の低さや抗生剤使用数の激減、
また摂食・嚥下の改善も特に完全側臥位を行ってからは、
重症例で大きな改善を示す人が多数出てきたことなどが報告されました。
その後に摂食嚥下の歴史があって、本題の嚥下障害評価の基本が突入します。
この評価の理論として、福村Drが強調されているのは、
立体構造と流体力学と重力の作用でした。
その理論をもとにして、嚥下障害を大きく4つに分けて説明がありました。

ここであまり書くと講演のネタばれになってしまうので、
ここでおしまい。
少なくとも摂食・嚥下障害の教科書には載っていないような内容、
福村Drが臨床で培った新しい知見が多くありました。


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2回目は嚥下障害講義中級編として今月中に行います。
posted by リハ技師 at 08:53| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 発表+研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月31日

半年目発表会

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今日は半年目発表会、
皆さん、だいたい発表時間の7分で報告できていました。
内容も頑張って患者さんを評価し、真摯に対応したことがわかるような発表ばかりだったかと思います。
もちろん、課題はあったでしょう、
そのためにも3月の1年目発表に向けて、
またその課題を克服するように真面目に努力を重ねてもらいたいと思います。

とにかく御苦労さまでした。
posted by リハ技師 at 20:19| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 発表+研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月30日

第23回東北作業療法学会

第23回東北作業療法学会が昨日、今日と山形国際ホテルで行われました。
テーマは「いまこそ、東北に力を」
そのテーマ通り、東北の作業療法士が各地域で懸命な取り組みを行っていることに改めて気づかせてくれました。
内容的には、特別講演・シンポジウム・公開講座・演題発表。

特に印象だったのは震災関連の演題発表、そして震災における作業療法のシンポジウムでした。
今回の震災でたくさんの人が亡くなりました、そしてたくさんの住居が損害を受けました、
亡くならなくても高齢者や障害をもつ人に健康面で問題が出る人が増えました。
コミュニティが崩れた地域もあり、そのことにより家から外出しなくなった高齢者がいました。
その中で多くの作業療法士がその状況を打開しようとして、様々な工夫を凝らしていきました。
この地域の人たちをなんとかしたい、その思いが伝わった報告ぱかり、
まさにテーマ通り「いまこそ、東北に力を」の思いがフロア全体に広まった発表でした。

シンポジウムでは福島の南相馬市立総合病院の報告が胸を熱くしました。
原発事故からくる放射線の影響で南相馬をでるスタッフが続出しました。
(作業療法士は全員退職)
一時は患者さんの数よりスタッフが少ないというところまできてしまいました。
しかし岩手県・宮城県にはボランティアが多く支援が入ったのに対し、
福島県ではあまり支援が入りませんでした。
「福島は見捨てられた」
そのように当時残っていたPTの一言が私の胸を突き刺しました。
その後に全国から支援が入ります(8ヶ月間)、
そして今年4月に作業療法士2名が入職、申し送りをしてその支援は終了しました。
いまだに南相馬の医療従事者はまだまだ少ない数ではありますが、
今年4月に入職した作業療法士の「当病院に就職したいと思われるような職場にしたい」という一言が1つの光明でした。

来年の東北作業療法学会は福島、
テーマは、
「新たな挑戦 こころと絆」です。
被災県・福島、今も原発事故の放射線で苦しんでいる地域です、
その中での学会主催は大変ではありますが、強い意味があります。
今学会以上に心揺さぶられる学会になることは間違いないでしょう。
今学会が終わったばかりですが、次回の東北作業療法学会が待ち遠しいです。
posted by リハ技師 at 15:37| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 発表+研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月24日

第3回北海道・東北地協リハビリ技術者交流集会

土日に秋田で、
第3回北海道・東北地協リハビリ技術者交流集会が行われました。
本来は一昨年、岩手県である予定でしたが、諸事情で中止。
秋田で昨年行う予定でしたが、昨年の震災で延期、今年の開催となりました。
(第1回は宮城県、第2回は北海道)

今回の学会テーマは「連携、ひとつになろう 北海道・東北民医連リハビリ部門!!!」でした。
1日目は中通リハビリテーション病院 院長 小貫院長先生より特別講演がありました。
そのあとに県連紹介。そして懇親会。
2日目は各分散会に分かれて発表・討議を行いました。
(当院からは座長・発表者各1名)

1日目の特別講演では患者さんと対等に向き合うことの大切さと
リハ部内でのコミュニケーションの大切さを教えられました。
2日目の分散会では私は教育の分散会でしたが、
やはりスタッフに対しての理解を深めるためにコミュニケーションを測っていくことと、
リーダーのビジョンをしっかり示すことの重要性が大切だと再認識しました。

秋田の実行委員の皆様はご苦労様なのでした。

posted by リハ技師 at 08:46| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 発表+研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月20日

第6回山形県高次脳機能障がい者リハビリテーション講習会

第6回山形県高次脳機能障がい者リハビリテーション講習会が、
今週の日曜日、9月23日に山形ビッグウイングで行われます。
時間は13時〜16時、
基調講演として当院に月1回きている、丹治和世先生。
高次脳機能障害について、一般の人にもわかるように話すと思われます。
特別講演は柳浩太郎さん、
ワタナベエンターテインメント所属の俳優さんです。
交通事故によって高次脳機能障害をもちながらも、
いろいろありながらも現在の職業を頑張っています。
2010年には自伝エッセイ「障害役者」を出版しています。

確か2年前のベストハウス123という番組で、
柳さんは紹介されていた記憶があります。
確か医師から回復不可能と烙印を押されたにも関わらず、奇蹟の俳優復帰。
かなり感動的な内容だったという記憶があります。
あとかなりイケメンだった記憶が…。
俳優復帰には様々なハードルが待ち構えていたと思います、
その時にどのように感じ、どのようにふるまい、どのような支援がありがたかったのか、
そのような話を聞くだけでも、
今後の高次脳機能障害患者にどう向き合えばいいのか参考になると思います。

ブログ管理者も参加したいのですが、この日は別のところで研修会の発表。
当日、参加するリハ技師がいるので、後日感想を聞いてみたいと思います。
posted by リハ技師 at 20:08| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 発表+研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月14日

丹治先生学習会 驚きの介護民俗学

一昨日、丹治先生の学習会がありました。
今年みた本の中で一番参考になった本ということで、
その本の紹介でした。
タイトルは「驚きの介護民俗学」です。
著者は六車由美さんという方。
この著者、以前は大学で民俗学の教鞭にたっていたようです、
(リサーチしたところ山形の東北工科芸術大学にいたとのこと)
しかし何か思うところがあってヘルパー2級の資格を取り、
静岡県の特別養護老人ホームの介護職員となります。
六車さんはその施設の利用者の皆さんとふれあう事で、
その利用者さんの語られることが民俗学の宝庫であることに気づきます。
しかし今まで介護の現場から民族学を語った人は皆無でした。
六車さんは介護職員という立場から患者さんの語りを民俗学なアプローチで記録していきます。
そこには様々な、私たちにも参考になる発見があったのです。

例えば「聞き書き」、
(この聞き書きは民俗学のフィールド調査ではよく行う事らしい)
認知症患者の語る言葉、その言葉を言葉通りそのままメモしていく、その事が重要なのだと…。
時折認知症の患者さんが私たちにわからない言葉を出したりします、
その時には安易にわからないので受け流してしまうことがあるかもしれません。
しかし昔あった物や仕事なのに、現在は全く存在しないものもあります。
例えば認知症の高齢者がその物や仕事に何か忘れられない強力な記憶があり、
その言葉が今でも出てしまう。
もしその言葉を探っていけばその利用者さんとの距離は縮まるかもしれません。
もちろん1つの言葉だけではその人を探ることは難しいでしょう、
様々なその人が語られるキーワード、もしくはその人のしぐさを探りながら、
ただ現在の目の前の認知症の利用者を表面的に見るのではなく、
時系列を含めて総合的に理解していく、
その作業が私たちにも必要なのかと感じました。
もう一つ参考になったのは、驚くことの重要性です。
高齢の利用者が何か自分の思いを出すことは必要です、
その思いをスタッフが知ることによってその人への対応の鍵が分かってくるからです。
ではどうすればその思いを引き出せるのか、
六車さんは引き出す側の反応にかかっている、
その反応が驚きだと。
確かに私も普通に人と話していて、その人が驚いてくれると話したかいがあったように感じます。
そしてもっと話したいと思ってしまいます。
しかし実際に普段の多忙な勤務の中でその驚きを続けていくことは可能なのでしょうか。
六車さんは、矜持と知的好奇心を持ち続けることでそれは可能だと言うのです。
矜持とは皆さんも聞き慣れない言葉だと思うので、言い換えるとプライドという意味です。
介護職のプロとしてのプライドと何かを「知る」ことへの欲求、
例え多忙でもそこにうまく結び付けられるのであるならその驚きは継続していくと…。
(丹治先生は知的好奇心でなくて、好奇心だけでもいいと言っていました)

介護民俗学、うーん、俄然興味を持ち始めました。
posted by リハ技師 at 13:42| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 発表+研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月26日

長谷川和夫先生の講演からアランへ

一昨日、山形県連の10周年事業がありました。
特別講演にあの長谷川式認知症スケールの長谷川和夫先生が講師でした。
タイトルは、前回も書きましたが、
「認知症のご本人と介護家族を正しく理解するために」。
その中から注目したのが、
認知症ケアのポイントというスライドのところです。
スライドにき3つ書かれていました。
満月新しい絆を創ること
満月それを知識ではなくて、行動として表現できるか?
満月そして、必要な感性をもっているのか?
特に私が注目したのは2番目のところでした。
もう一つのスライドも心に残ります。
認知症ケアの技法
1.寄り添う心と絆
2.聴くことを第一に。待つこと。
3.目を見て話す事。
4.明るく楽しい気分を大切に

認知症の問題行動に対して、
私たち医療者もその問題行動となる背景は理解していても、
あまりにもその問題行動がひどく、頻度も多くなると感情的になってしまいます。
しかしその時に再度反省させられるのは本当にその人の認知症背景を深く理解していたのか、
ただ感情的な対応になっていないかを考えてしまうのです、
「寄り添う心と絆」という抽象的な言い方ではありますが、
その姿勢があるかないかによって私たちは客観的に物事を見られなくなってしまうのです。
寄り添う心をもっているからこそ、客観的に見えるというのは逆説的にきこえるかもしれませんが、
この寄り添う心というのは単に感情ではなくて、私たちの意志でもあると思います。

この考えは以前、アランの幸福論から少し応用して導き出したものです。
「悲観主義は感情で、楽観主義は意志の力による」
(アランの幸福論から)
後ろ向きに考える事は非常にたやすいと思います。
(私もついつい悲観的になることが多くあります)
例えば新人がうまく仕事が出来ない、
患者さんとの関わりで失敗してしまった、
もう自分は駄目だと感情的になることは簡単です(もちろん苦しいでしょう)。
しかしこうやればうまくいくかもしれない、
ああやれば何とかなるはずと考え、
そしてそれを実行する事は非常に強い意志が必要になってきます。

人はやはり経験する事で成長していきます。
あることで何か駄目でも、次にそのことを総括しながら希望を見出し実行をする、
そのサイクルがなければ高いレベルに到達する事はないでしょう。
これは他者にも言えます、
その人の問題だけを指摘する人は、その人を悲観的にさせるだけでなく、
自分も感情的に指摘していることに気が付きません。
あなたはこうしたほうがもっとうまくできるはずだと言える人の方が、
その人に希望を与えますし、
実際にその人の問題だけでなく、全体を評価できる人ということになります。

楽観主義・寄り添う心・幸福は意志によるのだ、
アランのこの考えは私も感銘を受けました。
認知症はまだまだリハ技術は進んでいません。
せめてこの心の問題は基礎において対応すべきです。
いや、認知症だけでなく、全ての事に言える事なのかもしれません。
最後にアランの述べた言葉で終わりにします。

「”幸せ”だから笑うのではない、”笑う”から幸せなのだ。」
posted by リハ技師 at 20:06| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 発表+研修 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする