今回は訪問リハ事例3例。
4.3階退院後、在宅生活継続に向けて
退院後徐々に、両下肢浮腫・腰痛のため活動制限がでてきた患者に対して、
自宅でのポジショニングをわかりやすく家族に指導、
その後、機能面・能力面改善した症例です。
在宅で生活をするときに当然家族は鍵を握ります。
普段近くにいる家族が患者の状態を確認し、問題があれば対応できる力をつけることは重要です。
5.畑に行くはずが閉じこもり
退院後は1人で畑に行くことが想定した患者が閉じこもり気味に…。
徐々に全身の機能低下もみられてきました。
訪問リハ担当が日常生活の活動のあり方について指導、
そしてこの時期に通所サービス(パワーリハ的な内容)も提案し、実際にこのサービスを使いました。
結果、体力も戻り畑もいけるようになり、訪問リハ終了したという症例です。
上記同様、リハ技士が患者・家族へのわかりやすい説明をすることと、
状態変化した時に、
適切なタイミング・適切なサービスを使用することで
患者さんが良くなっていく事を知らしめさせた症例。
6.自宅での過ごし方を洋式から和式に移行したケース
居間で食事をする患者の家族、
患者さん以外は畳に座って食べるが、患者さんは椅子に座って食べているとのこと。
家族と同じ目線で食事が出来るようにと、
和式動作を中心とした動作指導を行いました。
結果的に畳に一定時間保持することもでき、食事も畳に座った状態で出来るようになった症例です。
どうしても動作の効率性・安全性を考えると、洋式の生活スタイルにしてしまいがちです、
もし患者さんに和式動作をする能力があり、
家に過ごす時にその和式動作が家族のきずなを深めるものであれば、
積極的にチャレンジしていく事が必要なのだと思います。