2013年11月12日

作業療法25

国家試験にチャレンジ、今回から作業療法士版。

問題25
1.PGCモラールスケールはうつ尺度である。
2.MMSEの基準で24点は認知症と判断する。
3.ESCROW Profileは社会的不利の評価である。
4.パラチェック老人行動評定尺度はQOLの評価である。
5.Clinical Dementia Rating(CDR)は3段階評価である。

1番のPGCモラールスケールは、高齢者のQOL評価尺度がわかる検査です、
当院では使用していませんが、まずまず有名な検査ではあります。
2番のMMSE、この検査だけで認知症と判断されることはありません。
これはリハ科があるほとんどの病院で使用されているテストだと思われます、
当然当院でも使用しています。
3番のESCROW Profile、
この言葉を初めて聞いたので、この問題を取り上げました。
正解はこの3番で、社会的不利を調べる検査のようですが、
様々インターネットで検索しましたが、詳しい内容が出ているものを見つけることができませんでした。
少しだけわかったのは6項目あり、各項目1〜4点。つまり最小6点、最大24点。
その6項目は、
住宅と周辺状況、社会との交流、家族構成、経済状態、総合判断力、就学・就労・退職状況です。
4番のパラチェック老人行動評定尺度、
これはよく聞く尺度なのですが、意外とこれも検索して探せません。
高齢者の状態を簡潔にスクリーニングしたものらしいのですが…。
これも当院では使用していません。
5番はCDR、これは5段階評価、
認知症の重症度を評価する尺度になります。
これは当院で使用するか検討したこともありましたが、
結局使用されませんでした。
posted by リハ技師 at 20:35| 山形 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験にチャレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月11日

理学療法 問題87

久しぶりの国家試験にチャレンジ、
今年の理学療法士国家試験版。

問題87
ボツリヌス毒素を用いた治療で正しいのはどれか
1.ボツリヌス毒素は前角細胞に作用する。
2.痙縮のある筋に対しては筋肉注射を行う。
3.65歳以上の高齢者には禁忌である。
4.注射直後から最大効果を認める。
5.効果持続は約1年間である。

ポツヌリスが国家試験問題に出ているとは………。
さて答えは単純に2番。
まず3番の65歳以上の高齢者に対してのボツリヌス注射、
禁忌ではなく、慎重投与という対応になっています。
4番、打った直後はすぐ効きません、普通は2〜3日後に徐々に効果があらわれます。
5番は通常3〜4カ月です。
1番、作用するのはあくまでも末梢、
脊髄の前角細胞まではいきません。

次回は今年の作業療法の国家試験から出していきます。
posted by リハ技師 at 19:11| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験にチャレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月21日

理学療法 問題40

国家試験にチャレンジ、
今年の理学療法士国家試験版。

問題40
運動学習の転移が関係していると考えられるのはどれか。
1.ゆっくりした歩行を練習した後に速い歩行が改善した。
2.温熱療法で痙縮を軽減させた後に階段昇降動作が改善した。
3.片麻痺患者にCI療法を行った後に麻痺側上肢の機能が向上した。
4.椅子からの立ち上がり練習を行った後に下肢伸筋群の筋力が向上した。
5.ハムストリングスを徒手的に伸張した後にプッシュアップ動作が改善した。

これは「学習の転移」とは何かを知っていないと駄目な質問です。
簡単に言うと、以前行った学習が、後に行う学習に影響を与える事をいいます。
これを知っていれば後は簡単です。
1番以外は上記の内容に当てはまりません。

ゆえに答えは1番です。
posted by リハ技師 at 16:53| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験にチャレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月18日

理学療法 問題28

国家試験にチャレンジ、理学療法士版。

今回は、問題28。

『大腿骨すべり症について正しいのはどれか。2つ選べ。
 1.女児より男児に多い。
 2.肥満のより痩せた児童に多い。
3片側より両側発症が多い。
4.Duchenne歩行が特徴である。
5.股関節は外旋位拘縮を生じやすい.』

大腿骨すべり症、
なかなか臨床的にはあまり経験しない疾患なので、
ブログ管理者はこの問題を目の前にして固まってしまいました猫
やはりすぐ整形の本を手に取り、勉強・勉強です。

結論的には正解は1番と5番。
2番、ぽてっとした肥満型の児童が多いとのこと。
3番、片側が主になります(ただし参考書にはX線学的検討では両側が80%もいたという報告もあります)
4番はトレンデンブルグ歩行です、
この大腿骨頭すべり症は股関節痛があります。
もしもですが、Duchenn歩行だと股関節痛がある側が立脚する時に重心位置が直上になってしまいます、
これではますます股関節痛が増強されるでしょう。
(この考察、間違っていたら指摘してください)

この疾患、医学書でかなり難しい書き方で書かれていましたが、
要するに一言で言うと、骨頭が変形している疾患です。
難しく書くと
「大腿骨近位骨端線(成長軟骨肥大細胞層)で骨端が頸部に対して後下方にすべる疾患である」です。
(標準整形外科学 第9版から引用)

次回も理学療法の国家試験にチャレンジです。
posted by リハ技師 at 19:30| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験にチャレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月17日

理学療法 問題19

国家試験にチャレンジ、理学療法バージョン、
今回は問題19に挑戦です。

問題19
46歳の男性。肺気腫。咳や痰が頻繁にあり、労作時の息切れもある。現在、外出はできるが、80mほど歩くと息切れのために休まなくてはならない。
この患者のMRC(呼吸困難を評価する質問票)によるグレードは何か。

これは単純にこのMRCをきちんと覚えているかどうかです。
(ただし、このMRC、ホームページで調べてみると、
5段階のものと6段階のものとで2通りありました、
まぁ、国家試験の5段階にはあわせましたが、どっちが標準なのでしょう…)
このMRCは呼吸困難の重症度を段階的に表す時に使用します。
(すみません、ブログ管理者、呼吸関係は門外漢です、
そのためここから以下は教科書の受け売りです)

このMRCを下記に示します。
grade0:強い労作で息切れを感じる。
grade1:平地を急ぎ足で移動する、または緩やかな坂を歩いて登るときに息切れを感じる。
grade2:平地歩行でも同年齢の人より歩くのが遅い。または自分のペースで平地歩行していても息継ぎのため休む。
grade3:約100ヤード(91.4m)歩行した後、息継ぎのため休む。または数分間、平地歩行した後、息継ぎのため休む。
grade4:息切れがひどくて外出ができない、または衣服の着脱でも息切れがする。

その他、似たような呼吸困難の重症度を表わす分類として、
Fletcher-Hugh-Jones分類があります。

答え、4番でグレード3になります。

次回も理学療法の国家試験にチャレンジします。
posted by リハ技師 at 20:26| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験にチャレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月11日

理学療法 問題12

今日から新シリーズ、
国家試験にチャレンジです。
(チャレンジといっても、医学書は参考にします、
他の人にも聞いちゃいます)
イラストがついていない文章のものの中から数問ピックアップしていきたいと思います。
理学療法士→言語聴覚士→作業療法士の順で紹介していきます。
(全て専門科目)
まず当分は理学療法士国家試験(今年)のピックアップです。

これがやってみると、意外と悩みました。
下記の考え方、間違っているかもしれませんので、
何かあったら指摘してください。

問題12
48歳の女性。2年前に多発性硬化症と診断された。これまで日常生活はおおむね自立していたが、1週間前から視力の低下、両側下肢の筋力が憎悪し入院となった。薬物治療後に理学療法が開始されたが、視力の低下、両側下肢の筋力低下および軽度のしびれが残存している。
この時点の深部感覚障害の程度を適切に検査できるのはどれか。
1.運動覚試験
2.Romberg試験
3.内果での振動覚試験
4.自動運動による再現試験
5.非検査側を用いた模倣試験


まず消去法でいきましょう。
Romberg試験、これは、
「両足をそろえつま先を閉じて立たせ、体が安定しているかどうかをみる、次に閉眼させて、身体の動揺をみると、大きく揺れて倒れてしまう事がある。これをロンベルグ徴候Romberg Sign陽性とする。」
(ペットサイドの神経の診かた 第15版から引用)
下肢筋力が衰えているので、開眼でも保持するのが難しい可能性あり、
そのため、これは却下。
同じ意味で、
4番の自動運動による再現試験も、
筋力低下があるために、
その自動運動が出来ない可能性があります。
そのため、これも却下。
5番の非検査側を用いた模倣試験、
両側に問題がある症例なので、
検査側と非検査側を比較する事ができません。
そのため、これも却下です。

そうなると残ったのは1と3が残ります。

今回、理学療法士協会が厚生労働省に提出した「国家試験解答難渋問題の取り扱いについて」には今回の問題に関して下記の内容が書かれていました、
引用します。
「深部感覚障害の程度を適切に検査できる選択肢を選ぶ問題である。まず、後索型深部感覚障害の検査として、選択肢1「運動覚試験」と選択肢3「振動覚試験」が選択される。しかし、問題文に「運動覚試験」で関節覚・位置覚・受動運動覚のどれを示すのかの具体的提示がない。また、振動覚試験も感覚障害を呈する部位に施行することの問題がある。選択肢1と3の判断に難渋する問題である。」

これは1と3、両方正解にした問題でした。

次回も理学療法の「国家試験にチャレンジ」です。
お楽しみに。
posted by リハ技師 at 19:07| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 国家試験にチャレンジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする