2013年04月21日

どのような文を書くか2 学術用語はとりわけ正しく

論文を書こうシリーズ。
今回は、
どのような文を書くか2。

『言葉の正しい用い方がとりわけ重要なものは学術用語technical termである。………(中略)………、各専門学会が出版している最新の用語集を常備し、疑わしい時はただちにそれを引いて確かめる習慣を持ちたい』

まず専門学校1年生の時に、いかに勉強しなかったのかが象徴される事件があります。
それは前回の「看護夫」事件と同じ実習の時です、
先生からある脳卒中の方を見学していました、
右手がほとんど動かない人でしたが、なんとか歩くことは補装具を利用してできていました。
先生から見学の後にその患者さんの説明がありました、
『この人の「かたまひ」は重度で………』
当時の私は何の迷いもなくメモに「肩麻痺」と書いていました。
そして当然のようにレポートに書き、次の日の指導者から再度、
「うーん、内容以前だなもうやだ〜(悲しい顔)」、とため息をつかせてしまいました。

上記の内容はあまりにも低レベルな話ですが、
昔習った言葉が今では使用されていないケースもあります。
有名どころでは、
大腿骨頸部内側骨折・大腿骨頸部外側骨折です。
最近はこの内側・外側をつけた頸部骨折の言葉を見かけることがなくなってきたのではないでしょうか。
これは大腿骨頸部・転子部骨折ガイドラインでそのように提起され、
日本整形外科学会も統一する方向になっています。
当然、痴呆は認知症、精神分裂病は統合失調症なども変わりましたね。
このように昔習った言葉も変化していきます。
皆さんも気をつけるように…。
posted by リハ技士 at 17:13| 山形 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月19日

どのような文を書くか1 辞書を引く習慣をつける

論文を書こうシリーズ。
今回は、
どのような文を書くか1。

『最近ではパソコンのワープロ機能を使うので、その変換の不注意による誤字も、しばしば目につくところである。せめて代表的な国語辞典、英和辞典を常に引く習慣をつけねばならない。』

誤字、
今でもブログ管理者はありますが、学生時代(1年生)はひどかった。
(当時は手書きです)
例えば現在は「かんごし」といっていますが、昔は「かんごふ」と言っていました。
漢字にすれば「看護婦」ですが、
当時何を勘違いしたのか「看護夫」と実習のレポートで何回も書いていたりしていました。
(そう思い込んでいました)
その他にも誤字はあり、「指導者より日本語の添削する実習じゃないよ」ときつく言われました、
また同じく指導者より落ち着いて何回も辞書を開いてレポートを書くように指示されました。
(お恥ずかしいふらふら)
現在、パソコンのワープロ機能でひらがなを打ちこめば漢字の選択肢がいくつかだされます、
しかし正しく漢字の知識がなければ間違った選択をしてしまい、
結果、誤字になってしまうことはあります。
時折、学会抄録で誤字を見つけたりすると、
この論文の価値観が落ちたように感じてしまうことがあります。

皆さんも気をつけてください。
posted by リハ技士 at 13:26| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月18日

論文を書く前の心得4 資料を集めよう

論文を書こうシリーズ。
今回は、
論文を書く前の心得4。

「四番目になすべきことは、資料を集めることである」

症例報告であれば症例に関する様々な記録・データの資料を集めることは必須です。
しかし、それと同様に過去の似たような論文などから学び取ることも必要になってきます。
このような論文の情報は、現在インターネットで簡単に入手できます。
まず有名どころはPubMed、
世界71カ国約4300誌の文献データ。
しかし約8割が英文誌ということでハードルが高いです。
(翻訳ソフトもありますが、論文には専門用語がありすぎて的確に訳してくれません)
ただ無料というところがすごい。
その他としては医学中央雑誌、
年間2400和文誌、24万件以上の文献が収録されています。
次はJOIS、その中のJMEDICINE、
国内誌約2500誌、25万件以上、収録されています。
日本語なのでハードルは低いのですが、
有料、なおかつ比較的高額であるのが痛い。
(法人で金を払うタイプもあるようです)

英語を磨くか、お金をかけるか、それとも上層部にお願いして法人で契約してもらうか、
悩ましいところです。
posted by リハ技士 at 09:21| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月17日

論文を書く前の心得3 カテゴリーを決めよう

論文を書こうシリーズ。
今回は、
論文を書く前の心得3。

『第三に大切なことは、どのような論文を書くか決めることである。』
この著書ではたくさん書かれていましたが、
リハ技師分野でありそうなカテゴリーをチョイスしてみます。

原著論文
短報
症例報告
学会抄録

学会抄録は上記各々三つの要約と言っていいでしょう。
短報・症例報告・原著論文は著書の中から文章を引用しましょう。

『短報short communicationは、速報的に、とりあえずの研究成果を発表するもので、基礎的実験の成果をできるだけ早く発表したいときに行われる公表形態である。』

『症例報告はcase reportは、文字通り1例ないし数例の得意な患者の詳細を述べたものである。少しまとまった症例数を扱う場合をという。』

『原著論文original paperとは、新しい研究の成果を記述するもので、実験的研究と臨床的研究とかがある。…(中略)…<症例報告>や<短報>も当然オリジナル(原著)ではあるが、原著論文とは少し長いものを指す』

私から見ると研究(短報)にするのか、症例報告にするのか、ということに尽きるような気がします。
若手であれば症例報告が中心となるでしょうし、
中堅以降はどちらもありえるでしょう。
雑誌に投稿する場合は原著論文にチャレンジしてもいいのでしょうが、
まだ正直、敷居は高いです………。
posted by リハ技士 at 15:01| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月16日

論文を書く前の心得2  他人の論文を読む

論文を書こうシリーズ。
今回は、
論文を書く前の心得2、です。

『第二に、他人の論文を読むことである。自分が今調べていることに関係する論文はいうに及ばず、他人の論文を読むように心掛ける。』

これは、ブログ管理者、ほとんどやれていません。
まず普段から論文を読む、という事ができていません。
基本は何か発表するときに、そのテーマに関連した文献を拾って読むだけです。
その発表も恥ずかしながらブログ管理者は2〜3年に1回ぐらいしかしていないので、
論文になれるはずもありません。
今日から少しずつ全国学会レベルの論文を読もうかなと………。

『論文を読み終えた後は、その論文によって著者が伝えるものは何であったかということを振り返って考えてみる。この論文が従来の報告を超える主張をもっているかどうかを静かに問うてみる。………(中略)………、徹底的に分析する。』

これも、もう全く駄目です。
徹底的に分析するのは県学会の査読ぐらいです、
その時は査読指針があるので、それに従って査読します。
2〜3時間かけてやりましたが…。
1つの論文にこれをやると相当時間がかかりそうなので
これはたくさん読んだ中、気にいったものを徹底分析していきたいと思います。

『他人の論文の中に巧みな言い回しや論旨の進め方に注意して、できるだけそれをまねるようにし、かつノートにとっておく。』

論文ではこのようなことはしたことはないですが、
若いころに文章が苦手だったので、
気にいった新聞記事や本から文書をそのまま書きだしたことはよくやりました。
それの論文バージョン、と思えばいいことかもしれません。
posted by リハ技士 at 17:00| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする