2013年06月03日

学会発表2 口演の仕方

論文を書こうシリーズ、
学会発表2
(論文のレトリック 南江堂 から引用)

口演の仕方

人の前で話すのが慣れている人だと原稿なしで発表する人を時折みかけます、
私的には、うらやましい…、と思ってしまいますが、
著者は、
『意気揚々とはしているが、あまりテキパキとやられると、耳に入る言葉と指されたスライド上の文字とが輻輳して、こんがらがってしまう。
 このような方法は、よほど口演に慣れたひとでないと時間どおりに終えることはできない。』
確かにそのような人は話すことが次から次へと浮かぶようで
アドリブも入れるために話す時間が長くなり、
予定の時間よりかなりオーバーしていた、
というのは何度かみたことがあります。

しかしずっと下を向いて原稿を見て話すのも若干見た目があまり良くないでしょう。
時折、聴衆を見渡すことは織り交ぜながら、
しかし原稿をきちんと読むのがベストのような気がします。

そして前にも話したようにゆっくりと、
そして棒読みにならないように話すのが大切です。
『句読点で切るべきところは一時休み、病名など医学用語はよくわかるようにゆっくりと発音する。』
このような話し方はきちんと前回も言ったリハーサルを何回も行う事と、
発表時には早く話してしまう傾向があるという意識を強く持つことです。
(ブログ管理者の失敗談から強くそう思います)

著者が強く禁じている発表があります。
それは弁解。
『「はじめに、内容が(数字が、症例数が)抄録と若干異なることをお詫びいたします」といった前置きは、学会でよく聞かれる。やっつけ仕事で抄録を書いた、ぎりぎりになってまとめた仕事だ、ということを自ら告白しているわけではあるまいが、ある意味では聴衆を愚弄した行為である。』
うーん、手厳しい。
しかしその通り、と言うしかありません。
ただこれは論文ビギナー・論文若手で、
そのような発表していたら、温かく見守ってほしいとは思います。

今回で論文を書こうシリーズは終了。
次回からはあるネタ本を使用して、
リハビリテーションにおける「倫理」をシリーズ化して述べていきたいと思います。

この論文シリーズのネタ本、
論文のレトリック 改訂第2版 消費税別で3000円(つまり3150円です)
このブログでは本当にごく一部しか紹介していないので、
興味をもった方はぜひ買って勉強してください。
posted by リハ技士 at 20:00| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月30日

学会発表1 演者姿勢

論文を書こうシリーズ
今回は学会発表の巻。
(論文のレトリック 南江堂 参照・引用)

演者の姿勢
『せっかく長時間かけて準備し、何度も予行演習してきた(はずの)口演が、聴衆にインパクトを与えるか否かの決定的な分かれ道は、演者の態度にある。』

確かにせっかくいい内容なのに、
演者の発表の姿勢で、
かなり聞こうとする気持ちが落ちてしまうことは、
多くはないのですが経験したことがあります。
珍しい例かもしれませんが、
ある学会での出来事です、
発表する前の次演者席でそわそわして落ち着かない状態が、
後ろの席にいる人から気になるほど目立っていました、
緊張しているのはわかるけれども「なんだ、こいつは」と思ってしまいました。
そのためにその発表に集中して聞くことができなかったのです。

そのためには著者もアドバイスしているのですが、
リハーサルを念入りに行う事が重要になってきます。
以前ブログ管理者は地区での発表であればリハーサルなしでもできる、と高をくくってしまいました。、
しかし、結果は、
発表すると緊張してしまい、
スライドを切り替えるタイミングを何回も間違えてしまうミスがあったのです。
(スライドの配布資料はつけていましたが、問題でした、
ブログ管理者こそ、なんだこいつは、と思われても仕方がない発表でした)

リハーサルはできれば、
1人で行うのではなく、部門全体の前で行うと、
発表の仕方の指導の指摘をうけたり、
発表原稿の修正、
そしてスライドの変更が聞く場合は、その修正を指摘してもらえます。
是非とも発表する人には部門全体で支えてほしいものです。

また緊張するような場所に立って、発表をすると、
どうしても早口になる傾向がどの人でもあるようです。
(この著書でも指摘しています)
ですので、リハーサルした時より、少しゆっくり話すという意識で発表にのぞむ必要があります。
ブログ管理者の初めての県の発表では、
リハーサルでは7分ちょうどだったものが、
県での発表の時は5分半という発表に…、
同僚からも早口で聞きとりづらかったとお叱りをうけました。
posted by リハ技士 at 15:23| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月29日

論文の書き方4 考察

論文を書こうシリーズ、
論文の書き方4
(論文のレトリック 南江堂 参照・引用)

考察
下記は上記の本の引用ではなく、著者が他のところから引用・参照した文献です。
原著が英文であるため、著書を引用しますが、
一応どの原著から引用したのかは、
引用後の下のカッコ内に記載しますので、参考にしてください。
(孫引きになります、失礼いたしました、きちんと知りたい方は原著を!!)

『1) <結果>によって示された法則、相互関係、普遍化を表わす事
2) 例外的なもの、関係が見出せなかったものを指摘し、不明な点を明らかにすること』
3) 得られた<結果>の解釈が従来の研究に一致することを、明示すること
4) 臆することなく、研究の論理的重要性と実際上の応用について考察を進めること
5) <結論>をできる限り明確に述べる事
6) 個々の<結論>についての証拠を総括して述べる事』
(Day RA.How to Write & Publish a Scientific Paper. 4th ed. Phoenix,AZ:Oryx Press;1994:45-8.)

考察は誰もが一番悩むところでしょう。
この考察の具体的なポイントをどうしても知りたい方は、
是非とも著書を買ってもらいたいと思います。
上記の引用された部分でも結構参考になるのではないでしょうか。

posted by リハ技士 at 16:29| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月27日

論文の書き方3 結果

論文を書こうシリーズ、
論文の書き方3
(論文のレトリック 南江堂 参照・引用)

結果
『<結果>result(s)の項では、それまでに述べてきた対象に対してすでに述べた方法を使って得られた成果を、その順に正しく、客観的に記述すれば良い』

著者の指摘にもあるのですが、
この「結果」に自分の考えが入っている場合があります。
学生の論文ではこのようなミスを時折みかけます。
結果は、あくまでも引用された文にあるように「客観性」が重要です、
ここに事実以外を入れてはいけないのです。
posted by リハ技士 at 19:15| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月24日

論文の書き方2 緒言

論文を書こうシリーズ、
論文の書き方2
(論文のレトリック 南江堂 参照・引用)

緒言(リハビリテーションでよく使うのは「はじめに」)
『本論文の重要さを指摘することが最初になすべきことである。』
『……、本論文の目指すところ―目的purpose,aim−を述べる。』

ブログ管理者はまず標題で読むべきものをセレクトし、
その後、「はじめに」を読んで、最後まで読むかどうかを決めていきます。
(要旨があれば、そこで最後まで読むかどうかを決めていきます)

標題で、その標題に興味をもつ人の視線を止めさせ、
「はじめに」で、読んでみたいと思わせるのです。
そこには著者の指摘があるように、
目的がきちんと明示されていなければなりません。
また、その目的がいかに重要で、興味深いものなのか説明していく必要があります。

皆さんは今までできていたでしょうか。
ブログ管理者は、……………、
反省、反省です。
posted by リハ技士 at 18:17| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文を書こう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする