2012年08月29日

外転:三角筋+回旋筋群+棘上筋

機能解剖シリーズ 肩編
外転:三角筋+回旋筋群+棘上筋

満月三角筋
三角筋は前部線維・中部線維・下部線維に分けられます。
前部線維はそれから2つの線維に、
中部線維はそのまま1つの線維に、
後部線維は4つの線維に分かれます。
棘上筋がなくても全可動域の外転が可能で、
その最大筋活動性は外転90度でMAXになります。
満月回旋筋群
外転時に回旋筋群(棘下筋、肩甲下筋、小円筋)が収縮することによって、
骨頭が外上方に脱臼することを防ぎます。
特にその回旋筋群は外転60度で最大となります。
満月棘上筋
棘上筋も三角筋がなくても全可動域の外転が可能で、
その最大筋活動性は外転30度でMAXになります。
30度でMAXということからもわかるように、外転初期に棘上筋は有用です。

次回は 外転の3段階、です。
posted by リハ技士 at 18:49| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 機能解剖学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月27日

肩編 棘上筋と外転

機能解剖シリーズ 肩編
棘上筋と外転

DSC06882.JPG

写真(左図)を参照ください。
D(肩甲棘+肩峰)とE(烏口突起)と※(烏口肩峰靭帯)で出来る穴を棘上筋溝と言います。
棘上筋溝は強固で拡大できない輪を形成しているため、
何かの原因で肥厚すれば動きに支障が出てきます、
ある程度肥厚するとひっかかってしまうような感触の弾発現象が起きてしまいます。

次は写真の右図をご覧ください。
間違って同じDが書かれていますが、
右図のDは僧帽筋上部線維です。(まぎらわしくなってすみません)
Aは三角筋、Bは棘上筋、Cは前鋸筋です。
三角筋と棘上筋は肩甲上腕関節における外転動力の機能的連携を、
前鋸筋と僧帽筋は肩甲胸郭関節の外転動力の機能的連携を形成しています。
その他、外転に関係あるのは、肩甲下筋、小円筋、棘下筋があります、
上腕二頭筋も以前述べたように外転作用があります。

次回は外転の生理学です。
posted by リハ技士 at 15:02| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 機能解剖学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月23日

肩編 肩甲帯の動力筋

機能解剖学シリーズ 肩編
肩甲帯の動力筋

画像 015.jpg
上記の写真をご覧ください。
(右が後方から肩甲骨と胸郭の関係、
左は前方から肩甲骨と胸郭の関係を表現したイラストです)
まずだいたいの筋の流れを知ることが大切です。
僧帽筋は停止部が3に分かれるので、
その機能もそれぞれ覚えた方がいいと思います。
上部線維(A@)は肩甲骨挙上、
中部線維(A@)は肩甲骨を椎骨の棘突起に近づけ、また胸郭に押しつけます。
下部線維(A@)は肩甲骨を下内方に引き寄せる、
3つの線維束同時収縮は、
肩甲骨の下内方への移動、
もしくは肩甲骨を上方へ20度回旋させます。

図を見ても明らかですが、
菱形筋は肩甲骨の下角を上内方に引き寄せます。
(肩甲骨が挙上し関節窩は下を向くような動き)

肩甲挙筋は名前の通り肩甲骨を挙上させます、
また菱形筋と似たような作用があり、
関節窩が菱形筋ほどではないですが、下を向くような動きになります。

前鋸筋は上記の写真ではその作用は分かりづらいでしょう。
また引用・参考文献ではこの前鋸筋には上部線維束・下部線維束でその作用が違う事が書かれています。
(知らなかった…)
上部線維
肩甲骨を前外方向に引き寄せます。
また重いものを押す時に肩甲骨が後退するのを防ぐ役割があります。
下部線維
肩甲骨の下角を外方へ引き寄せ、関節窩を上に向けます、
外転30度以上で物(つまり負荷がかかった場合)を運搬するときに使います。
まぁ、両方、覚えましょう。

小胸筋は肩甲骨を下制させ、関節窩を下に向けさせます、
これは平行棒を持つ運動で用いられるとのこと。

鎖骨下筋は鎖骨を下降させる、つまり肩を下げるような作用があります、
また鎖骨の内側端を胸骨柄に押しつけるという作用もあります、
つまり胸肋鎖関節の適合筋と言えます。

次回は棘上筋と外転です。

posted by リハ技士 at 20:27| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 機能解剖学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月22日

肩編 肩鎖関節

機能解剖シリーズ 肩編
肩鎖関節1

この関節は非常に安定性のない関節になっています。
引用・参考資料(カパンジー機能解剖学)の表現を借りれば、
「噛み合わせ」がまったくない状態です。
まず肩甲骨の肩峰にある関節小面と鎖骨の関節小面で関節を作るのですが、
どちらも凸同士でぴったりはまるような関節ではないのです。
靭帯機構も弱く、脱臼しやすい関節ということでした。
その弱い靭帯の中で重要なのが円錐靭帯と菱形靭帯、
どちらも肩甲骨の烏口突起から鎖骨の下面に付着しています。
この関節は現在、靭帯でより安定させているのではなく、
「三角筋―僧帽筋筋膜のマント」という三角筋繊維と僧帽筋線維を結ぶ筋膜線維が、
肩鎖関節の適合に役割を果たしていると報告されています。

画像 014.jpg

次回は肩甲帯の動力筋です。
posted by リハ技士 at 08:52| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 機能解剖学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月18日

肩編 胸肋鎖関節

機能解剖学シリーズ 肩編
胸肋鎖関節

胸鎖関節の関節面はどのようになっているのでしょうか。
まず下の写真を確認してください。

画像 012.jpg

簡単に模型を作りました、
正直あまり参考にならない程度のお粗末なものになりましたが、
イラストだけではわかりづらいと思うので、
なんとなく感じてもらえればそれで結構です。
2つの方向軸があります。
1つはイラストでみると横の軸、
これはこの軸によって鎖骨の遠位端が上方・下方にいきます、
もう1つの軸はイラストで見ると縦の軸です、
この軸によって鎖骨の遠位端が前方・後方にいきます。
次のイラストでも確認してください。

画像 013.jpg

次回は肩鎖関節です。
posted by リハ技士 at 17:18| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 機能解剖学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする