2012年08月01日

アルツハイマー病U

認知症と生きる 熊本の現場から
アルツハイマー病U.

また記事から引用します(熊本日日新聞)
『・病気になる確率を高める危険因子は▽加齢(高年齢になるほど危険率は高まる)▽女性▽遺伝(ごく一部のアルツハイマー病にかぎる)▽糖尿病(発症リスクが2〜数倍)―など。
・日時や場所、人物などを認識する「見当識(けんとうしき)」に影響が出る。進行に従って@季節や時間A自分がいる場所B人物(夫を自分の父親と間違えるなど)―が認識できなくなる。
・妄想
・進行とともに徘徊(はいかい)は増えるが、意欲の低下が目立ち始めると自然に減る。』

この見当識の季節や時間に影響が出始めるために、
季節や時間のヒントを与えるような声かけや課題設定等を行って、
そのような能力が落ちない仕組みを作ることが
リハを行う上でのポイントになることがわかります。

妄想や徘徊も記事で警告しているように何かしらの本人の致しかたがない理由があるはずです。
記憶力の低下が中心にあって、
その後の関わり方や環境(場合によって本人の健康状態)が問題行動を起こしてしまうのだと思われます。
そのような原因追求は困難ではありますが、
それを解きほぐすことによって問題行動の本質が分かり、
適切なケアやリハが出来、
最終的には問題行動をなくすことにつながるのだと思われます。
熊本の事例では、徘徊がありました。
その人が背広やネクタイを持つことから、
仕事へ行こうとしていることがわかります。
そのような情報は関わりとしてヒントになります。
もちろん一つだけの情報ではなく、
様々な情報から総合的に判断していく必要があります。
posted by リハ技士 at 19:11| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月31日

アルツハイマー病T

認知症と生きる 熊本の現場から
今回はアルツハイマー病T

また記事から引用してみましょう。(熊本日日新聞から引用)
『・認知症を起こす代表的な病気で、認知症患者の半数近くを占める。症状はゆっくり進行する。
・最も目立つ症状は記憶障害(物忘れ)。特に初期は近似記憶障害(最近の出来事が思い出せない、新しいことが学習できない)が現れる。…(中略)…。進行に伴って記憶にとどめておける時間が短くなり、数分前の出来事も全く覚えていないということが起きる。
・発症後4、5年たつと過去何年にもわたる記憶も忘れてしまう遠隔記憶障害が現れ始める。』

アルツハイマー病がかなり進行している段階では、
なかなかリハをおこなっても改善はしていかないことが多いです。
しかしアルツハイマー病の初期の段階では、まだまだ可能性はあると思われます。
もうブーム的には過ぎましたが、
脳ドリルのような簡単な計算を早く行うという作業はまだまだ(人によりますが…)有効のように思われます。
前頭前野はアルツハイマー病初期の段階でも、
その機能はそれほど落ちないと言われています。
残存している機能を落とさない取り組み、それが川島先生の脳ドリルだったように記憶しています。
もちろん薬剤も併用させれば出来る限りその進行を遅くする事は可能のようです。
posted by リハ技士 at 11:49| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月30日

脳血管性認知症

認知症と生きる 熊本の現場から
今回は、脳血管性認知症。

また記事から引用してみましょう。(熊本日日新聞から引用)
『・脳梗塞や脳出血といった脳卒中の後遺症として生じる。
・脳卒中が起こった場所や大きさ、数によって症状が異なる。脳卒中を再発するたび、症状が階段状に進行するのが典型。
・よくみられる症状は、意欲の低下や歩行障害、言葉をうまく発声できない構音障害、嚥下(飲み込み)障害、感情の失禁など
・高血圧や糖尿病、高脂血症などの早期発見、管理の徹底による脳卒中の再発防止で、認知症の発症や進行を抑えられる。意欲の低下を抑制するには、活動性を上げるデイサービスなどを積極的に取り入れるのが有効。』

記事の事例では正月に倒れた熊本市の富田さん、
しかし6月には脳出血が再発、
再発で物忘れがひどくなり、感情も不安定に…。
家族に対しての乱暴な言葉等の家族の戸惑い、
脳卒中が認知症を引き起こすかもしれないということが当初は理解できなかったということでした。

10数年以上前ではアルツハイマーよりこの脳血管性の認知症が数としては多かったように思います。
しかし現在では逆転しました。
しかしそれでも数としてはまだまだ多い脳血管性認知症、
とにかく唯一予防できる認知症とも言えます。
高血圧・糖尿病などを防ぐことが脳卒中を予防するときに大切になります。
その認識はかなり広まっているとは思いますが、
脳卒中が認知症につながる可能性があることは意外と家族は知りません。
しっかりとそのことの情報を伝え、家族に理解させることが大切です。
そのことで家族が本人と共に脳卒中予防になお一層取り組むことにもつながるのだと思われます。
posted by リハ技士 at 14:16| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月28日

慢性硬膜下血腫

認知症と生きる 熊本の現場から
今回は、「慢性硬膜下血腫」。

まず記事から引用します。(熊本日日新聞から引用)

『・硬膜は頭蓋骨の内側で、脳を取り巻いて守る。
・硬膜下血腫は、硬膜の下の細かい血管が打撲などをきっかけにやぶれ、にじむように出血が続いて生じる。徐々に大きな血のかたまりとなって脳を圧迫し、歩行障害や認知症の症状を引き起こす。
・症状があらわれるのは、打撲から3週間〜3ヶ月程度。他の認知症に比べて急速に進行する。
・早期発見できれば、頭蓋骨に小さな穴を開けて血腫を吸引する手術による根本的な治療が可能。』

記事の事例では、
自宅の階段を転げ落ち、右半身にひどいけがは負ったのですが、
頭は打った覚えもなく、
搬送先の頭部検査でも異常はなかったとのこと。
しかし1か月後、入浴中に動けなくなり、すぐ入院となりました。

この事例を聞くと、最初の検査では分からなかったというのが怖い、
やはり頭を打った可能性があるなら、
経過をおって検査をしないといけないのだと思い知らされます。

この慢性硬膜下血腫は早期に対応出来れば、
ほぼ完治するというところが他の認知症と違うようです。

今回の記事では一応、頭部検査をしましたが、
頭をそれほど強くぶつけていないだろうと思われたときは、
頭部検査を問診程度で終わる場合もあるかもしれません、
しかしそれが問題になることは増えてきてはいないでしょうか。
記事の最後には熊本大病院の院長が、
「認知症医療における画像診断の重要性が増している」と述べています。
posted by リハ技士 at 17:12| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月27日

正常圧水頭症

認知症と生きる 熊本の現場から シリーズ。
今回は正常圧水頭症。
また記事から引用します。(熊本日日新聞から引用)

『・歩行障害・尿失禁・認知機能障害(思考が緩慢、もの忘れ等)が代表的な症状。
・脳の中心部にある脳室を満たす脳脊髄液(髄液)の流れや吸収が阻害され、たまった髄液が脳室を広げ、脳を圧迫することで発症する。
・手術で治療できる可能性があり、特に歩行障害と尿失禁の改善が期待できる。』

正常圧水頭症というと、手術で治る認知症というイメージがありました、
しかしそもそも画像診断が難しく、この正常圧水頭症を見逃す可能性があるようです、
そして手術は有効なのですが、
治る認知症という表現は適切ではないことがわかりました。
正常圧水頭症は、記事に出ているように歩行障害・尿失禁・認知機能障害が代表的な症状、
尿失禁や歩行障害は早期に改善する可能性が高いようですが、
認知機能障害の改善が出来ないケースも結構あるようです。

昨年までは日本正常圧水頭症研究会でしたが、
今年から日本正常圧水頭症学会(研究会から通算して13回)に移行したとのこと。
今後、更なるレベルアップを期待しましょう。
posted by リハ技士 at 12:34| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 認知症 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする