2020年09月17日

民医連とリハビリ

当法人が加盟している民医連には「綱領」というものがあります。
詳しく知りたい方は、民医連綱領と検索すれば、わかるかとは思いますので、
探してください。
A4 1枚程度の文章です。

ブログ管理者としては、綱領前文のところをピックアップしましょう。
そこには
「患者の立場に立った親切でより良い医療をすすめ、生活と労働の視点から疾病をとらえ、…」
上記の文章の前半の下りは、まぁ当たり前と言えば当たり前ですよね。
しかし後半の「生活と労働の…」というところは、結構オリジナリティがあるような気がします。

病気は何で起きるのか、
ただウイルスがその人に感染するという生理学的な現象ではなく、
その現象を起こしているそもそもの背景が
健康に大きな影響を及ぼすことがあります。
ゆえにその背景をきちんと分析すれば、
医療的な対応もしながらも、根本的な対応ができるのです。

この民医連の考えは、
リハビリを考えるうえで大事な要素、ICFにもつうじるものです
リハ技士なら、学生時代に実習地の先生に言われたことに、
その人の全体像を理解しなさい、と言われました。
ICFは、その全体像を理解するうえで、いいツールになります。

人間というものは、本当に複雑で、様々な切り取り方ができます。
ただ身体面の健康をとらえているだけでは、
その人の表面をなぞっているだけの分析になります。
ゆえに、その人が持っている価値観、有能感、何に興味を持っているのか、
家の中での役割、その人の家族はどんな人か、
その人の家はどのような家か、などなど様々なことがその人に大きく影響を与えます。
その人の全体像をわかれば、その人の今後の方針や具体的アプローチは、みえてきます。

ゆえにリハビリの思想と、民医連のこの綱領の前文は、
かなりリンクしていると、ブログ管理者はとらえています。


患者の評価だけでなく、様々な課題に対応するときに、
この総合的な見方は役に立つことがあります。
特に課題が複雑な時は有効です。

明日は医療福祉生協の理念について語りましょう。
posted by リハ技士 at 19:27| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]