今日は専攻医から、
日本リハビリ医学会で発表する演題を報告してもらいました。
詳しい内容は後日報告しましょう。
さて…。
【自民党のデータヘルス推進特命委員会(委員長・塩崎恭久元厚生労働相)は30日、これまでの議論を集約した政府への提言をまとめた。
介護分野では、重度化の予防などで成果をあげていく観点から「栄養は重要な要素」と指摘。適切な栄養リハビリテーションや栄養管理を実施していくため、「報酬面を含めて、管理栄養士などの活躍の場を広げていくことが必要」と意見した。介護報酬の加算の拡充などで後押しすることが念頭にある。】
(joint 介護のニュースサイト 2019年5月31日 記事引用)
現在でも栄養に関する介護報酬上の評価は存在します。
2018年度の介護報酬改定においても、3つ栄養関係で加算が増えました。
1つ目は、栄養スクリーニング加算。
管理栄養士以外の介護職員等でも実施可能な栄養スクリーニングを行い、
介護支援専門員に栄養状態に係る情報を文書で共有した場合の評価です(回/5単位)
2つ目は低栄養リスク改善加算。
低栄養リスクの高い入所者に対して、
多職種が協働して低栄養状態を改善するための計画を作成し、
計画に基づき、定期的に食事の観察を行い、
当該入所者ごとの栄養状態、嗜好等を踏まえた栄養・食事調整等を行うなど、
低栄養リスクの改善に関する新しい評価でした。(月300単位)
3つ目は、再入所時連携加算。
介護保険施設の入所者が医療機関に入院し、
施設入所時とは大きく異なる栄養管理が必要となった場合について、
介護保険施設の管理栄養士が当該医療機関の管理栄養士と連携して、
再入所後の栄養管理に関する調整を行った場合の評価を創設したものです。(回/400単位)
もともとあった栄養改善加算に関しても、
一定要件を満たせば、管理栄養士が栄養ケアマネジメントの兼務ができるようになったなどの変更もありました。
2021年の介護報酬改定では、記事を読んでみると更に評価はされる方向のようです。
2018年度の新しい加算は、内容をみてもわかるように、行ったことに対しての加算ですが、
2021年度の評価では、もしかしたらアウトカム評価、
つまり結果で評価をするという方式が強まるのではないかと危惧します。
(診療報酬も・介護報酬も徐々にこのような流れになってきている…)