2017年09月11日

サ高住進む「介護施設化」

【「自立した高齢者の早めの住み替え先」という想定だったサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)。しかし最近は特別養護老人ホームの待機者の受け皿になるなど「介護施設化」が進み、対応が追い付いていない施設もある。一方で札幌を中心にサ高住の建設ラッシュが続いており、人口の札幌一極中心に拍車をかけている。】

(北海道新聞・朝刊 2017626日 記事引用)


20154月に特別養護老人ホームの厳格化を機に、

おそらく特別養護老人ホームの待機者の数は急減していったと思います。

これだけみると、厳格化をしたおかげで、待機者は減り、

特別養護老人ホームの入所はしやすくなったと思ってしまいます。

しかしこの厳格化が、サ高住の介護施設化か進んだともいえます。

つまりそれは、軽度者は特別養護老人ホームには入れなくなった、ということであり、

その人たちの行き先がサ高住などにいっている、ということなのです。

ただまだサ高住に行けた方は、まだいいのかもしれません。

経済的に不安なところは、

無届け施設などを頼らざるをえなくなります、

そのような場所は、虐待など問題を起こすところも多いのです。


さてこうなるとサ高住の対象者は、

本来元気な介護の必要がない高齢者が対象だったはずですが、

そのような人たちが他に移れず、状況が悪化してもずっと居続けるのです。

それは本来有料老人ホームで適切なケアが必要なのに、

まだ適切なケアができなくても、まだお金が安いサ高住を選んでしまうのです。

ゆえにサ高住では、転倒などの屋内事故が多発しているという報道(朝日新聞 57)がありました。

(20151~20168月までの事故件数は3362)


厚生労働省はサ高住の状況を調査し、適切な対策を打つべきでしょう。

posted by リハ技師 at 19:02| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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