【情報技術(IT)と人型ロボットを活用した遠隔医療でも、お年寄りのリハビリ意欲向上に効果ありー。国家戦略特区として愛媛県が昨年度続ける「リハビリ遠隔医療・ロボット実証プロジェクト」の中間報告で、こんな結果が出た。同県は2018年度まで実証実験を続け、ロボット産業の新たなビジネスモデルに育居たいとしている。】
(中日新聞・長官 2017年5月7日 記事引用)
遠隔診療は、聞いたことは何回もありましたが、遠隔リハビリねぇー。
あくまでも研究段階のようですが、国は真剣にこの遠隔リハビリを考えていることが、
記事の文脈からわかるような感じになっています。
実験を行っているのは、
藤田保健衛生大学と国立長寿医療研究センター+1民間企業。
この研究対象、過疎地向けで、
モニターを見ながらの体操指導やリハビリ相談というイメージがあるかもしれませんが、
大都市も人口があまりにも急増し、リハビリ砂漠になっているところもあり、
そのようなところでもこの遠隔リハビリもニーズはかなりあるのかもしれません。
記事によると、
40分間のリハビリ体操をロボットが手本を見せる取り組みを週1~2回、4週間続けた結果、
リハビリ体操の利用者さんの興味(興味度を10段階で評価)は、平均5から7.1へ、
ロボットの抵抗感は、4.8から3.4へ、
逆に親しみやすさは、4.3から7.4に上昇したとのこと。
これをもって記事では、意欲向上に一定程度効果があるかもしれない、ということになったようです。
このような実験が今年度・来年度続けられていきますし、
ホームページで検索してみると、他の企業もこのビジネス
これは遠隔リハビリの実験ではなく、リハビリロボットの開発がメインですが、
将来もしかしたら、
AIなどのテクノロジーが更に発展したら、
「遠くにいるリハ技士」より、「近くの(家にある)リハロボット」を求める世の中になっているかも…。(その場合は、リハロボット+遠隔的要素も機能として加わっているでしょう)
ただブログ管理者、
これを行き過ぎると逆に「閉じこもり」を促進してしまう結果になりはしないかと危惧しています。