2017年06月14日

日本の手術はなぜ世界一なのか 手術支援ロボットが招く未来

相当久しぶりに新書の紹介。
日本の手術はなぜ世界一なのか 手術支援ロボットが招く未来
宇山一郎
PHP新書

この本ではなぜ日本の手術が世界一なのかのの著者の考察、
あと手術に対する一般の人が持つ誤解にたいしての説明、
将来の手術の方向性などなどがあるのですが、
一番この本の目玉は第3章のロボット時代の幕開けでしょう。
以前、車の自動運転についてや、プロをも負かすAI(人工知能)など、
現在発展進行中のテクノロジーのすごさを伝えたことがありました。
そしてこの手術ロボも将来、数多くの病院で設置されることは間違いないだろうな、と思わせるものでした。

まず機械のすごさは、
数ミリ単位で動かさなければいけない手術で、
その通り細かく動かすことができるというもの。
医師でも多少なりとも好不調があり、不調な場合は手ぶれがおきて、
メスで健全な組織を傷つけたりしてしまう可能性はぬぐえないでしょう。
つまり手術の精度と安全性を大幅に高めてくれたといってもいいものでした。

この本、きわめてわかりやすく書かれているものの、
読みやすさを優先したためか、
科学的な裏付けをした説明は少なめにはなっています。

将来はもしかしたら、
手術支援ロボの影響で、
外科医の腕(技術)で評価されるのではなく、
どう手術していくか、という戦略をもった医師が評価される時代になるかもしれません。
posted by リハ技士 at 21:05| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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