2017年03月16日

チーム

久しぶりに本の紹介。

堂場俊一の「チーム」という本です。

一言でいうと、箱根が舞台の駅伝小説になります。

ではもう少し詳しく説明を………。

学連選抜が主人公で、

最初寄せ集めたチームが、次第にチームとしてまとまっていくさまが描かれていきます。

その本の中から山登りの区間を任された人物が自分に言い聞かす、このような文章が…。


【踵から着地するな。そんなことはできないのだが、土踏まずを意識して、そこから落ちる感じを持て。そうすることで、踵の負担を減らすことができる。衝撃は膝で受け流せ。とにかく前かがみになってはいけない。ヘソでバランスを取り、道路に対して身体を直角に保つ。】


かなり具体的にイメージトレーニングをしていますね。

何度も何度も繰り返し練習を行ったことで、自分流の動きのイメージをつかむことができたのだと思います。

しかしスポーツはその目標とする大会に向けてのものであり、そのような大会はだいたい一発勝負。

本当にそのことがうまくいくかは、能力+その日の調子や心理状態になっていきます。

また一発勝負としての大会と言うのは、強く精神的な影響を受けるはずです。

皆さんも多かれ少なかれ、様々な心の揺れが身体にも大きく影響してしまう、ということは、経験がありますよね。


リハビリにおける患者さんも、

一発勝負での大会とはまた違う精神的な緊張を持っているはずです。

ボディイメージの問題や、

今後についての不安などの問題を抱えながら、

患者さんは新たな動作獲得に向けてチャレンジをしています。

様々な多くの問題を抱えている患者さんは、

チャレンジしていく活動に対して、

スポーツ選手よりも心の状態は変動し、身体の動きも変わっていくこともあるでしょう。

私たちはそのような心の動きも丹念に見ながら、リハビリを行っていく必要があります。


実際のリハビリでは、

イメージトレーニングをすることも場合によってはありますが、

適切に設定(目標・環境など)され、適切な方法で指導された練習・指導を繰り返し行うことで、

何も考えなくても体が自然と動く、というのが理想的だと、ブログ管理者は考えています。


さてこの「チーム」、

なかなか読みやすくて、でてくるキャラクターもなかなかユニークで面白いです。

箱根駅伝ファンであれば、一気読みする人もいるかもしれません。

posted by リハ技師 at 20:37| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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