2017年03月07日

精神科長期入院患者 地域へ

【厚生労働省は、統合失調症などで精神科に長期入院する患者を2020年度末までに全国で最大39000人減らす目標を決めた。日本の精神科入院患者数は国際的にも高水準で、1年以上の長期入院は14年現在、185000人に上る。少人数で生活するグループホームなどを整備し地域社会で暮らせる人を増やす方針だ。】

(岩手日報・朝刊 2017110日 記事引用)


この長期入院者の退院促進は、

平成16年の精神保健医療福祉改革ビジョンから提起され始め、

平成18年の障害者自立支援法で、精神障碍者の社会復帰がうたわれるようになります。

ただし平成16年から10年で7万床を減らすということを目標としていましたが、

昨年でその10年を終え、結果1万床の削減にとどまりました。


精神科の長期入院は、必要だから入院させている、というよりも、

精神科に対する地域の偏見・差別が大きく、

入院させた方が地域の人たちは安心、ということのような気がしています。

(あと、退院促進が収益に結びつかない、という問題も大きかったと思います)

実際に日本だけが欧米と比べても精神科のベッド数は世界一で、なおかつ2位を大きく引き離しています。

日本だけが精神的な問題を抱えていると考えるのは、ブログ管理者は無理があると考えていて、

そうであれば精神障害者の日本人の向き合い方が、このような精神病院に閉じ込めるような風土になったのではないかと推察しています。

そのためにブログ管理者は精神科の病床を減らすことは賛成です。

ただ退院しても地域の人たちが不安を抱かせないような体制づくりをしていく必要があります。

いきなり在宅は困難な場合もあることから、

記事後半にあるようにグループホームなどで開かれた家庭感のある施設を利用し、

地域で暮らせるようにしていくのです。


今度こそ、本来社会復帰できる精神患者が、地域に戻れることになることを望みます。

posted by リハ技師 at 22:06| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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