2017年02月27日

新春 お餅注意報

【新年はおめでたい話題が尽きない一方、高齢者が餅をのどに詰まらせ、救急搬送されるニュースが後を絶たない時期でもある。消防は注意を呼び掛けているが、依然として高水準で推移している。「七草がゆ」の7日を迎えても、まだ餅を食べる機会は多い新春。なぜ危険を知りつつも日本人は口にするのだろうか。】

{産経新聞(東京)・朝刊 201717日 記事引用}


最後のなぜ餅を食べてしまうのか、

そんなの単純に「おいしいからだろっ」と記事につい突っ込みを入れたくなってしまいますが、

確かに餅での窒息事例は多く、なんとか対策を練らなければいけないものになっています。

実際に昨年どの程度いたのでしょうか。

全国のデータはなかったので東京都のデータ(餅でのどを詰まらせて救急搬送されたケース)でみていくと、

年間だいたい110件程度でした。

年齢層でみていくと、なんと60歳以上の割合が92.7%ということで圧倒的に高齢者が多いのがわかります。

東京では死亡が8%

重篤(生命の危険が切迫しているもの)37%

重症(生命の危険があるもの)8.7%と合わせて過半数が命の問題にまで支障をきたしているのです。


しかしよくよく考えてみると、おかしいことに気が付きます。

以前こんにゃくゼリーがのどをつまらせたということで、

一時こんにゃくゼリーの生産がストップしたことがありました。

その間にこんにゃくゼリーの何が問題で、どのようにそのリスクを減少させるのかと言う提言もしたプロジェクトも作られ、

実際にそのプロジェクトの提言からこんにゃくゼリーは復活しました。

しかし、餅はそのようなプロジェクトを作って、評価・分析したということは聞いたことがありません。

いや、こんにゃくゼリーは、それ単品で問題になっているのに対し、

餅は様々なタイプがあるから、比較できないという反論もかえってきそうです。

しかし実際にもちの件数はかなり多いのに、なにも国が具体的な対策をとっていないのは???です。


いや、ブログ管理者は別に餅にもっと規制をかければいい、と言いたいわけではありません。

逆にもちに規制がかからないのに、

なぜこんにゃくゼリーだけが規制の対象になったのかがわからないのです。

こんにゃくゼリーだけでなく、

いろいろ理由を上げればのどを詰まらせる食品などたくさんあるような気がします。

よほど、その食品が設計上問題であれば別ですが、

ブログ管理者から見るとこんにゃくゼリーの件は、行き過ぎではないかと考えてしまいます。


窒息事故は施設でも病院でもありうる話です。

そうならないためにも評価をし、

その人にとって窒息しないような食品形態で提供する必要があります。

皆さんのところはちゃんと評価できているでしょうか。

posted by リハ技師 at 20:15| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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