2017年01月11日

“がん治療革命”が始まった

番組の紹介。

昨年の1120日放送

NHKスペシャル「“がん治療革命”が始まった〜プレシジョン・メディシンの衝撃〜」

またいつものように番組のホームページから引用します。


【日本人の2人に1人がかかる病、がん。その治療が根底から変わろうとしている。――

進行した大腸がんを患う48歳の男性。4度にわたる再発を繰り返し、手術不能とされていた。しかし、ある薬の投与によって腫瘍が43%も縮小。職場への復帰を遂げた。投与された薬とは、なんと皮膚がんの一種、メラノーマの治療薬。今、こうした従来では考えられなかった投薬により劇的な効果をあげるケースが次々と報告されている。背景にあるのは、がん細胞の遺伝子を解析し速やかに適切な薬を投与する「プレシジョン・メディシン(精密医療)」だ。日本では去年、国立がん研究センター東病院など全国200以上の病院と10数社の製薬会社によって「SCRUM-Japan(スクラム・ジャパン)」と呼ばれるプレシジョン・メディシンのプロジェクトが始動した。進行した肺がんと大腸がんを中心に、がん細胞がもつ遺伝子変異を詳細に解析。効果が期待できる薬を選び出して投与する。これまでに7000人近くの患者が参加し、肺がんでは1/8の人に薬が効く可能性のある遺伝子変異が見つかった。100人ほどが実際に臨床試験に入っている。このプロジェクトに参加する患者に密着しながら、プレシジョン・メディシンはがん治療をどう変えようとしているのか、がん患者とその家族に何をもたらすのか、先進地のアメリカの最新事情とともに、その可能性と課題を見つめる。】


まず基本から………。

まずがんは遺伝子に傷がつく(細胞分裂の際のコピーミス、傷口を修復する際の修復ミス)ことによって、がん化していきます。

つまり、がんは遺伝子の病気ともいえます。

いままでのがん治療はこの疾患にはこの治療と言うように、型にはまった治療でした。

しかし、今回のプレシジョン・メディシン治療は、

細胞を遺伝子レベルで分析し、その分析に基づいて適切な薬のみを投与し治療を行う、というものです。

このやり方は、遺伝子のターゲットに絞って薬を考えていくので、副作用がほとんどなく、効果の高いのが大きなメリットです。

問題は、遺伝子の解析でどこがこの人のがんのポイントなのかを探ることが難しかったり、

仮に遺伝子の問題を見つけても適切な薬がなかったりすることです。


アメリカではこの治療法に国が莫大な予算(日本円として200億円以上)を出し、

国としてこの研究を進めています。

日本ではスクラムジャパンという名称で全国役200の医療機関と10数社の製薬会社が、

その名前の通り、がんに対してスクラムを組んで、治療薬の開発に向けて努力を続けています。

この番組にでていた開発者は数年でこの治療法の実用化は始まるのでは…、と言っていました。

この数十年、圧倒的にがんで亡くなる人がダントツ1位である中、

この治療法の開発によって、そのランキングも変わってくる可能性があるかもしれません。

またがんを発症しても命が救える状況が多くなれば、

がん患者のリハビリももっと増えていくことも予想されます。

posted by リハ技師 at 20:09| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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