2016年11月09日

病気腎移植 部会審議へ

うーん、トランプが大統領に………

今後のアメリカがどのような政策をだしてくるのか、

戦々恐々ですね。

さて、いつものコラムに戻りましょう。


【有識者でつくる厚生労働省の先進医療会議は4日、宇和島徳洲会病院(宇和島市住吉町2丁目)が、一部保険適用となる先進医療の指定を目指し、臨床研究を進めてきた「病気腎(修復腎)移植」について、安全性や倫理的問題などを25日の先進医療技術審査部会で審議することを決めた。】

(愛媛新聞・朝刊 201685日 記事引用)


病気腎移植問題、皆さん知っていますか。

一時期かなりニュースで取り上げられました。

それは2006年、今から10年前。

ある事件で宇和島徳洲会病院の万波医師が病気腎移植をしていたことが発覚、

日本移植学会は「医学的妥当性がない」との声明を出し、

それを重視したのか、厚生労働省は20077月にこの病気腎移植を原則禁止にします。

しかし、容認を求める患者らが移植学会幹部らを提訴するという事態になったのです。

(腎移植するうえでの待機期間の平均が12年強と長いために、

患者からは病気腎移植を待ち望む声が多かったのです)

そのような声もあり、20091月に厚生労働省はこの病気腎移植の臨床研究を容認します。

その年の12月にその臨床研究第1例を実施し、

2011~2012年に先進医療として申請されますが、専門家会議から却下されます。

そして、今回の記事へ…、ということになります。


まず腎臓の絶対的なドナー不足があることは、間違いありません。

そのような背景もふまえて、

宇和島徳洲会病院の挑戦的に切り込んだ対応は、評価したいと思います。

しかし何事にも新しいことを行う時には「段取り」というものが必要です。

いくつかこの病気腎移植問題のニュースを見ていくと、

宇和島徳洲会病院はそこを軽視したといわれても仕方がない状況でした。

またその治療に当たるうえで、きちんとした根拠を出せるために様々な評価が必要なのですが、

そこに関してもかなり雑なものになっていたようです。


おそらくその反省もふまえて宇和島徳洲会病院は、

今回の臨床研究を進めていったのだと思います。

倫理的な問題もあるので、そこもきちんとした対策をとってもらい、

早く腎臓移植を希望する患者にうれしい知らせを届けてもらいたい、

ブログ管理者としては、そう願っていました。

posted by リハ技師 at 20:18| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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