2016年01月19日

認知症の臨床的徴候

112日に行われた抄読会、PTの報告。

「認知症の臨床的徴候PTジャーナル Vol49 No2


また、いつものように気になった文章を引用します。


【介護においては認知症を理解して本人の立場に立って物事を見ることが重要である。認知症とは本人の望まざる疾患による病的な状態であることを前提に、認知機能障害や生活機能障害を理解することで目の前の一見不可解な言動を了解でき、さらには本人の心理状態を考え合わせることで、本人にとって必要な介護を適切に提供できると考える。】


上記の引用を見ると、

いたって普通のことを言っているよね、ということになるかもしれません。

医療・福祉関係者や認知症の方に少しでも役に立とうという認知症サポーターは、

認知症の行動・心理症状を知ったことで、

認知症の方を理解しようとする立場に立つ思考になるのが自然です。


ただこのような知識がなければ、

認知症は人が崩壊していく状態としてとらえてしまい、

他者からは異常と思われる行動に対しては何の意味もない行動ととらえるかもしれません。

そしてそのような見方は、認知症の方を「人」としてみないという意識にさせていく…。


今時、よほどの人でなければ、そんな人権無視の見方なんてしないんじゃないの、という反論も聞こえてきそうです。

しかし認知症のことを例えある程度知っていたとしても、

認知症の問題となる行動に介護する側が感情的になってしまう可能性があります。

それほど認知症のケアは大変です。

更にしかし、もっと深い知識があり、認知症への正しい理解をしていれば、

その感情を理性的に抑えることもできるかもしれません。

(もちろん家族介護者だけで、認知症を支えることは到底できません)


山形県作業療法士会も、認知症の正しい理解を進める、ということで出前講座を積極的に行っています。

昨年から本格的に行いはじめ、今年は昨年以上に出前講座をしていくでしょう。

このような地道な啓もう活動は、必ず役に立っているとブログ管理者は信じています。

posted by リハ技士 at 20:35| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 抄読会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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