2016年01月07日

集団リハビリテーション

1215日の抄読会、OTの報告。

「総論 集団リハビリテーション」

作業療法ジャーナル vol4820147月号

澤俊二


著者の澤先生は、現在の診療報酬で、

PTOT分野での集団療法がないことを嘆いていて、

PTOTで集団療法で診療報酬できるようにすることを声を大にして訴えています。


今回の抄読会の内容において、かなり太田仁先生の引用が目立ちます。

(ブログ管理者も好きなリハ医の一人でもあります)

特にブログ管理者が気に入ったのが、

・元気が出ない理由 遭遇する精神・心理的問題点

・脳卒中の集団リハビリテーション訓練の13原則

というものです(表形式)

この中身を引用した方がわかりやすいかとも思いましたが、

引用文献の中にある引用ものを紹介するのは、マナー違反かと思い、別のものを…。




【退院した後、在宅に帰ってから元気になっているものと思っていた大田氏だったが、元気になるきっかけは、同じ悩みを持つ人同士が集い、身体の障害を緩和する体操をやりあい、見合って、相手の気持ちを感じ合って情報交換することだと気がついた。】




この引用文献の前提に、

退院した後も、うつうつと過ごす人が多かったという実態があります。

せっかくリハビリして自立して地域に帰っていった人が、元気をなくしている………

たいがいそのような人たちは、社会参加するようなことをせず、閉じこもっている人たちが多い…。

そこで、注目したのがピアサポートでした。

集団がうまくそのピアサポートを使用することで、

新たに社会参加へ動こうかな、という心を作り出せると、著者は実体験をもとに断言します。


特に今後地域で行われる総合介護予防事業では、

集団療法は、大きな意味をもつものだと考えます。

現実的にもその介護予防対象者数は膨大であり、集団でやらざるえない状況もあるでしょう。

介護予防事業を機に、集団療法を行うようになり、

そのことで、集団療法質向上へのこだわりが出てくるようになり、

その結果、集団療法の効果も明確になってくるかもしれません。

そして診療報酬に、集団療法が認められる時がやってくる、と言いたい…のですが…。



posted by リハ技士 at 20:38| 山形 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 抄読会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
言われている集団訓練にあたるのかどうか定かではありませんが、口腔体操や立ち上がり訓練を録音されたものを流すだけで事足れりとすることに反対です。こういった場面にもリハスタッフが立ち会うべきです。
Posted by tomeru at 2016年01月13日 20:55
tomeruさん、コメントありがとうございます。tomeruさんの言っていることはその通りです。集団訓練をパターン化してはいけません。私たちは様々な患者さんの反応をきちんと感じ取って、それで、集団訓練の内容・話し方、席のありかたなどを、その上で変化させていきます、つまりより良い集団作りにつながっていくのです。
ブログ管理者も地域の人たちの介護予防を行ったことがありますが、常に参加している人の表情をよくみます、やはり楽しくないと、その集団に来てくれなくなりますし、私の指導したことも「つまんない」ということで、頭に入らなくなることを防ぎたいからです。ゆえにtomeruさんの言っている通り、リハ技士がきちんと入ることによって、集団での効果が上がったと、思わせるようにしなければなりません。
Posted by ブログ管理者 at 2016年01月14日 20:35
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック