2014年04月15日

白石区の姉妹 孤立死から2年 同じ日、悲劇再び

【札幌市白石区のアパートで20日、女性(76)と長女(49)が死亡しているのが発見された。同区で知的障害がある女性と姉の孤立死が分かったのは、くしくも2012年の同じ日。札幌市はこの2年間、孤立死の防止に取り組んできたが、「限界」も見えてきた。】
【白石区役所によると、20日に見つかった女性は長女と2人暮らし。昨年5月に、要介護認定を受けていたが、介護サービスは利用していない。一人暮らしではないため、民生委員による高齢者の見守りの対象ではなかった。
 札幌市は2年前の姉妹孤立死の再発を防ごうと、高齢者や知的障害者の安全網を強化。発覚から半年後の12年7月、公的支援を受けていない知的障害者のうち希望者に、民生委員が原則月に1回、訪問して様子を聞く「見守り」を始めた。
 この年の12月には、コープさっぽろ(札幌)など3社と見守りの協定を締結。障害者や高齢者宅に商品を配達する際に、新聞がたまっているなどの異変を感じたら、区役所や警察署などに通報する仕組みもつくった。東区など3区で保健師を増やし、地域との連携強化も始めた。
 一方で、札幌市が電力会社やガス会社に求めた料金滞納の生活困窮者らの情報提供は、個人情報保護を理由に進んでいない。知的障害者の見守りも、拒否されるケースが多く、希望者は20人にすぎない。】
(北海道新聞・朝刊 2014年1月24日 記事引用)


2012年の事件はブログ管理者も覚えています、
確かこのブログでも紹介しました、
またNHKでも特集されていました。
ガス・電気が止められた共同住宅で最初に姉が脳内血腫で急死、
知的障害のあった妹はその家の中で凍死するという痛ましい事件でした。
札幌市はその2年前の孤立死事件をへて、
札幌あい(愛)・あい(目)ネット事業報告書を作成しました。
5つの取り組みがでていました。
1.孤立死防止に向けた普及啓発活動
2.町内会・まち推進センター・民生委員・老人クラブによる訪問活動
3.サロン活動の推進
4.公的サービスの提供
5.地域ボランティアへのお誘い です。

これだけの関わりがありつつも、このような状況はまた起きてきました。
記事では札幌市地域福祉推進担当課の人が、行政だけではもう限界であることを述べています、
今回の亡くなった親子の背景・いきさつなどを理解しないとまだなんとも言えませんが、
住民ぐるみで孤立死をなんとかしなければという、意識とそのつながりがなければ、
少なくとも今後ますます増える高齢者の孤立死を減らすことはまず不可能でしょう。
実際に記事では、地域の見守り活動をする人が大きく増えたり、
マンションなどの共同住宅で孤立しないような工夫がされている事例も紹介されていました。

このコラムを見て、よし今度から近所のことはしっかり見ようと思った人、
その時にチェックするポイントも、この記事に書かれていました。
6点挙げられています。
異臭・異音がする
同じ洗濯物が干されたままになっている
カーテンがあけっぱなし、あるいは閉めっぱなしになっている
室内灯がついたまま、あるいはついていない状態が続いている
ポストに郵便物や新聞がたまったままになっている
庭の手入れやゴミの処理、除雪がされていない

皆さんの近所ではこのような状況の家はないでしょうか。
皆さん一人一人の近所に対しての意識を強く向けることで、
孤立死はもっと少なくなるかもしれません。
posted by リハ技士 at 19:33| 山形 | Comment(3) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
質問させていただきたいのですが、知的障害を持っている場合、体温調節は(自分で羽織ったり脱いだりすること以外に)、もともと身体・医学的に不具合があったりするのでしょうか。もし知的障害がなければ、仮に暖房がなかったにせよ、助かる見込みはあったのでしょうか。
Posted by マミー at 2020年09月20日 16:38
コメントありがとうございます。さて質問の件。必ずしも知的障害を持っている場合、身体に不具合の状況があるとは言えません。ケースバイケースでしょう。
あと知的障害がなければどうだったのか、という質問。うーん、難しい質問ですね。どれだけ外の人たちに、自分たちの生活の苦しさを発信できたか、ということが問われますが、もともと地域の人たちとの触れ合いが嫌いだったりすると、自分たちの苦しみを内に閉じ込める場合もありそうです。知的障害がなかったお姉さんもなくなっているので、あくまでも推測ですが、外からの働きかけがないと、助かる見込みは低かったのかもしれません。
Posted by ブログ管理者 at 2020年09月25日 12:02
お返事ありがとうございます。

なるほど、ケースバイケースなのですね。

暖房がなかったとは言え、40歳で家の中で低体温症で亡くなるものなのか疑問に思ってお聞きしました。
身体的に不具合がなくとも、2、3週間食事をとらないと、誰でも家の中で凍死の可能性もあるのかもしれないですね。

お姉さんは脳出血で病死をなさっていますね。
Posted by マミー at 2020年09月25日 17:16
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