2014年04月07日

原発再稼働推進の疑義W 核燃料の移送

原発再稼働推進の疑義W
ネタ本は、NEWTON 4月号
特集「災厄 福島原発1000日ドキュメント」
PART1の過酷事故の連鎖

核燃料の移送

【1〜4号機の使用済み核燃料は、地震や水素爆発で壊れた建屋の使用済み核燃料プールの中で、冷却がつづけられてきた。ところが、ふたたび大きな地震がおきるなどして設備がこわれる可能性が懸念されている。長期的に保管することを考えると、ほかの安定的に冷却できる設備に核燃料を移す方が安全だ。
 そこで、4号機の使用済み核燃料を、4号機原子炉建屋の向かいにある共有プール建屋に移動させることが決まり、そのための準備が行われてきた。2013年11月18日、ようやく移送作業が開始された。
 4号機の使用済み核燃料は、建屋の5階にあるプールに、核燃料が詰まった細い管を束ねた「燃料集合体」という形で保管されている。燃料集合体は、まずは保管用のラックから1体ずつ取り出されて、専用の輸送容器(22体収容可能)の中に移動される。この作業は水中で行われ、核燃料の放射線は水によって遮蔽される。
 その後、容器の密閉性のチェックなどが行われたあと、燃料集合体をつめた輸送容器は、クレーンに吊られて、約30メートル下の地上へと降ろされる。輸送容器は、衝撃耐久テストなどが行われており、30メートルの高さから落下してもこわれることはないとされている。
 2014年2月10日現在、1533体の燃料集合体のうち、308体が共有プールへと移送されている。1度に22体ずつしか運べないため移送には時間がかかり、すべての核燃料の移送が完了するのは、2014年末になる予定だ。】
(NEWTON4月号 72ページ引用)

現時点(4月7日)で504体が共有プールへ移送されています。
やっと1/3という状況です。
この移送での問題として挙げられるのは、
この瓦礫があるプールの中で予定通りに順調に進むかというものです。
少しずつ核燃料棒は移送していますが、
そこで片付けられた燃料棒から、
隠れていた他の燃料棒の状態などがわかり、なかなかその燃料棒を移送することが困難な場合がでてくるかもしれません。
その場合は、予定した工程表通りにはならないでしょう。
そうなると作業する人の被曝線量が増えることにつながり、
この作業に大きく影響を与えます。

福島原発で働く人たちの放射線被曝、
そのことをきちんと管理しているのか、
そしてそのような人たちがもう被曝させてはいけないという判断になった時に
熟達した技術者を配置していくことは可能なのか。
国は2011年の3月11日〜12月15日で特定緊急作業従事者等被ばく線量等記録手帳を出していました、
この手帳があることによってある一定程度の被曝がある場合は、
検診を義務付け、
離職後も国の費用で一般健康診断・癌検診が受けられるようになっていたのです。
しかし12月15日の事故終息宣言の次の日から労働に携わった労働者には、
この登録証は対象にならなくなったのです。
まだまだ原子炉建屋では毎時100マイクロシーベルト以上なっているところがあります(本来は0.5マイクロシーベルト)。
どう考えても、健康に問題が起きる可能性が高くなると考えるのが自然だと思いますが…

次回で原発再稼働推進の疑義Wはいったん終了します。
(最終回は、現在の原子炉の状態)
posted by リハ技士 at 20:34| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 震災・原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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