2013年10月02日

災害時の避難所整備・運営 高齢・障害者の支援強化

『東日本大震災の反省を生かそうと昨年10月以降、内閣府が有識者会議で内容を整理してきた。南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの災害に備え、平時の準備や災害発生時の対応など、段階に応じた細目を定めている。
 指針案では、避難所の運営責任者を市町村職員や施設管理者としたが、そうした人らの被災も想定し、誰でも避難所を立ち上げられるような簡潔な「避難所運営マニュアル」を作成するよう要請。このなかで要援護者に必要な支援を明確にするよう明記した。
 避難所の備蓄として、食糧や飲料水のほかに、食物アレルギーに配慮したアルファ米やアレルギー対応のミルク、高齢者・乳幼児のための紙おむつや女性向けの生理用品を検討するよう具体的に求めた。避難所内に要援護者向けの「福祉避難所」を設置することをあらかじめ考えておく重要性も指摘した。
 南海トラフ巨大地震の被害想定で、避難所不足が指摘されている事も踏まえ、避難所は、周辺にいる在宅の被災者にも必要な物資や情報を提供する「地域支援の拠点」として機能するべきだと提言。支援の漏れをなくすため、避難者の名簿作りや周辺地域の見回りを求めた。』
{朝日新聞(東京)・朝刊 2013年7月25日 記事引用}

かえって障害をもつ人や、高齢者などの弱者が避難所に適応できず、
避難所を転々とすることもあったり、
物資の配給の情報が届かなかったりしたということが、
この引用された記事の後に続いて書かれています。
このように災害弱者ほど避難所に住みづらい現実もあったことから、
この避難所運営の指針案が出てきました。
同じく記事から具体的な細目をいくつか引用しましょう。
『運営に当たる市町村職員の被災を想定し、地域住民でもわかる運営の手引きをつくる』
『バリアフリー化を進め、福祉避難室を設置』
『食物アレルギーの人にも配慮した備蓄をし、配る際には原材料を提示』
特に最初の引用は大事でしょう。
よく電子機器のマニュアルで分厚いものがあります、
丁寧に多くの事が書かれていることは認めますが、
よく理解できないものが多いです。
震災になった時に素早く対応するためには避難所運営のマニュアルは、
そのようなものではなく、
工夫を凝らして分かりやすいものになるように努めなければならないでしょう。
そしてその中に避難所にくる弱者の特徴とその対応も記載されていなければなりません。

そのような避難所に弱者が優先されて入るようにするためには、
在宅でなんとか住める人には住んでもらわないと、
先ほどの弱者に対しての優先的な対応ができなくなります。
記事にあるように、
そのような在宅の被災者にも必要な物資や情報が提供できるのであるなら、
在宅でとどまれる人はとどまることができ、
災害弱者は避難所に行く、
というようにすみ分けすることができます。
今回の指針はその点において画期的提言でした。
posted by リハ技士 at 12:02| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 震災・原発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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