2013年09月02日

廃用症候群モデル

リハビリテーションの歩みシリーズ、
引用文献はリハビリテーションの歩み その源流とこれから。

リハビリテーション関連諸制度の歩みの章から一部を引用します。

『…、リハビリテーションの基本的な進め方にも全く違う二つのタイプがあるのだということである。
 従来のものは「脳卒中モデル」と呼ぶべきで、…(中略)…、脳卒中、骨折などにより急激な生活機能の低下に続いてある程度の回復傾向を示すものに対して、その回復を促進するプログラムである。
 これに対して、新しい第二のモデルは「廃用症候群モデル」であり、廃用症候群(最近の呼び方では「生活不活発病」)のみか、変形性関節症などの慢性疾患に廃用症候群が加わったもので、…(中略)…徐々に(しかし詳しくみれば階段上に)生活機能が低下してくるものをいう。このモデルに対しては、急激に低下した時期にいち早く発見して短期集中的な「活動」(ADLなどの生活行為)向上のためのリハビリテーションを行う「早期発見と早期対応」が有効である。これは「断続的リハ」と呼ぶべきで、従来いわれてきた漫然とした「維持期リハ」とは区別すべきものである。』

廃用症候群モデルの患者は確かに徐々に機能・能力が落ちていきます。
問題になるのは、あるきっかけが契機となって急に落ちる場合です、
それは風邪などの病気を発症した場合、
家族などとうまくいかない等の心理的問題があった場合、
家の環境が変更しそのことに適応できない場合等が挙げられるでしょう。
断続的なリハでは、
なぜ落ちたのかを明確にし、環境の問題・心理的問題があれば、
リハ技士だけで完結できる話ではないので、
チームとしてまず原因を解明し、チームとして原因にアプローチしていきます。
そしてリハ技士は出来るだけの機能・能力回復をその時に集中的にリハを行い、
できるだけ高い自立とQOLを目指していくことになります。
そしてその目標が、
ある程度達成したら、
リハは機能・能力チェックするなどの確認レベルに戻っていく(つまり訓練頻度は少なくなる)という形になります。
posted by リハ技士 at 19:16| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリテーションの歩み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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