2013年08月25日

大学におけるリハビリテーション医学の臨床・教育・研究体制の整備

リハビリテーションの歩み、
引用文献は、リハビリテーションの歩み その源流とこれから

今回は、大学におけるリハビリテーション医学の臨床・教育・研究体制の整備。
(215〜218)
この中で気になったものを引用します。

『学会教育委員会の最新の調査(2009年、回収率84.1%)によると、リハビリテーション科独自の講義を行っているのは、国立大学65.0%(22/34)、公立大学(防衛医大を含む)75.0%(6/8)、私立大学80.8%(21/26)で、全体では72.1%と、私立、次いで公立で多い傾向があった。また講義時間数は、中央値とレンジで示すと、国立5.0時間(1.7〜31.5)、公立12.0時間(1.5〜22.0)、私率11.3時間(1.0〜50.0)と、中央値では国立が公私立の半分以下であり、ばらつきが非常に大きいが、概して私立・公立、国立の順であった。
 臨床実習を行っているのは国立73.5%(25/34)、公立75.0%(6/8)、私立88.5%(23/26)であり、日数は中央値とレンジで比較して、国立0.5日(0.5〜10.0)、公立は3.5日(0.5〜5.0)、私立は2.8日(0.5〜10.0)と、やはり国立が不十分だった。』

国立の臨床実習の中央値が0.5日というのは、ひどすぎます。
この超高齢社会においてリハビリテーションは必須なはずです。
それがこの程度の経験しか受けられないとしたら、
リハビリを目指す医師も少なくなるのは道理です。
実際にリハビリテーションを目指す医師は、
あの成り手が少ないと社会的には認知され始めている産婦人科よりも少ないのです。
リハビリテーション医は、
患者さんが病気やけがで体が不自由になった人に対して、
地域で幸せに暮らせるように支援するのが大きな役割です。
単に医療面だけでなく、生活面も総合して、患者さんを分析しなければなりません、
やはりそのためには若いうちから、
そのような臨床実習をある程度の期間を受けないと、その思想は構築していくのは至難の業だと思います。

最初の草創期の頃から比べればおそらく大学の授業・実習は格段の進歩だとは思うのですが、
まだまだといわざるを得ません。

次回は、関連専門職種の歩み、です。
posted by リハ技士 at 14:44| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリテーションの歩み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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