『風疹はせきやくしゃみで感染し、前身の発疹や発熱などの症状が出る。
感染研によると、6月9日までの1週間に報告された全国の患者は517人。都道府県別では、大阪が最も多く129人で、東京(82人)や神奈川(59人)を上回っており、首都圏中心だった流行が広域化している可能性がある。年初からの累計患者数は前年同期(339人)の約30倍で、調査を始めた2008年以降で最多だった昨年1年間(2392人)をはるかに上回った。
風疹の定期予防接種を受けた人が少ない20〜40代の男性が多く、男性患者の83%を占める。厚生労働省の担当者は「昨年は日本人の出国者数が過去最高を記録。海外で感染して帰国した人が多かった可能性があり、それをきっかけに今年は感染拡大が進んでいるのではないか」とみる。
風疹には感染後の治療法となる抗ウイルス薬がなく、ワクチンの予防接種が対策の柱。ただ妊娠中の女性はワクチンを打てないため、
夫や家族らの感染防止が重要だ。昨年10月以降、妊婦が感染して障害が出る「先天性風疹症候群」の赤ちゃんが11人報告されている。』
(日本経済新聞・夕刊 2013年6月18日 記事引用)
昨年から少しずつ増え始め、今年の5月・6月が風疹発生のピークだったようです。
(実際に4月時点で風疹の注意を呼び掛ける文書がありました)
先月末の状況ではピーク時の1/5弱(週間での比較)まで減少しました。
しかし例年の平均値からみるとまだ、多い数になっています。
都道府県発生数も厚生労働省で確認したところ、
記事の通り大都市ほど発生しています。
このような発生増のために風疹の予防接種が急激に伸びています、
例年30万回程度の接種数が今年に関しては5月だけで32万回程度にもなっています。
一時的にはワクチン不足になっていましたが、なんとか増産し、現時点では不足は解消しているようです。
ただしまた風疹患者数が増えてくるとなると、またその任意の予防接者数は増え、
再度不足状態になる可能性はあり、予断はできません。
1歳児と小学校入学前の1年間は多くの市町村で無料となっているところが多いようです、
将来、風疹を妊婦にうつさないためにも、また妊婦自身がかからないためにも、
ワクチンをうつことをお勧めします。
2013年08月09日
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