2013年07月10日

庄内プロジェクトの3年間を振り返って

抄読会、PTの報告。
「庄内プロジェクトの3年間を振り返って」
山形県医師会会報 平成23年5月 第717号
鈴木聡(鶴岡地区医師会 鶴岡市立荘内病院)

まず冒頭の「はじめに」から引用しましょう。
『厚労省のがん戦略研究事業である「緩和ケアプログラムによる地域介入研究(OPTIM)」が平成20年4月から3年間の予定で全国4カ所のモデル地域で開始され、23年3月で終了した。』
ブログ管理者は恥ずかしながら、
当地区にいながらも、
このようなモデル地域であったことを把握していませんでした。
緩和ケアもリハで行う事は多々あると思われます、
抄読会発表者も指摘していたように、
訪問リハの分野ではこの緩和ケアをしているところにリハが介入することは十分あります。
当院でも訪問リハを拡大しようとしている中、
この緩和ケアにも目を向けなければいけない、そう考えます。

まずこのプロジェクトで行ったことは何か、
まず挙げられていたのは緩和ケア技術の向上です。
「緩和ケアスキルアップ研修会」、3年間で27回の研修会を行っています。
病院・施設の要望に応じて、
「出張緩和研修会」、3年間で26回の研修会を行っています。
また「キャンサーボード鶴岡」を開催し、
日常臨床に多忙な勤務医を対象に、
がん症例検討、ミニレクチャーも行いました。

次に挙げられたのは、患者・家族への適切な知識の提供です。
市民公開講座を4回、出張講演会を9回行い、
その他毎月開催された「ほっと広場」で患者・家族が参加し、
悩みを共感したり、安らぎの場として提供しました。

次は、地域の緩和ケアの包括的なコーディネーションです。
まず相談窓口を設置し、そこから適切な判断と紹介を行いました。
相談窓口は、緩和ケアサポートセンターとなり、
3年間で相談が537件に上りました。
そしてその緩和ケアサポートセンターでの地域カンファレンスの開催や、
地域緩和ケアリンクスタッフの配置と支援を行いました、
地域緩和ケアリンクスタッフは緩和事例検討会の参加と、
各施設での伝達学習会講師としての役割を務めました。

次は緩和ケア専門家による診療です、
しかしここは割愛しましょう。

このプロジェクトにより、がん患者を受け入れた診療所は飛躍的に増えていること、
がん患者での地域カンファレンスが数多く行えるようになったことなど、
大きな変化がありました。


皆さんの地域の中には、実は様々な医療展開・介護展開があって、
同じ地域にいながらも、それに気づいていない、ということがあると思います。
しかしその地区で行っている事業・プロジェクトが、
よく自分のしている仕事の視野を広げてみると、
実際には関係があったり、もしくは今後関係してくるだろうということがあると思います。
今回の報告は、
そのことを考えさせられる報告でした。

目視野を広くしなければ………。
posted by リハ技士 at 16:40| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 抄読会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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