2013年04月25日

パーキンソン病に対する音楽療法

一昨日の抄読会。
PTの報告。
パーキンソン病に対する音楽療法

パーキンソン病の4大症状。
振戦・筋固縮・無動・姿勢反射障害。
まずこの4つの症状があることをおさえながら、
情報収集・問診・観察・評価等を行い、患者さんの目標・アプローチを決めています。
しかしパーキンソンにはこの4大症状の他にも様々な症状があることも、
頭に刻まなければいけません。
その様々な症状の1つにリズム障害があります。
『音リズム刺激による機序として、パーキンソン病で障害される内的なリズム形成に対して、外的リズムである音リズムにより刺激することで歩行リズムの形成が安定化する可能性が推察されている』
障害される内的リズム、
以前別の文献でみたのは健常者と比べてパーキンソンの人達は、
統計的に有意に早いリズムを(内的に)形成していたことです。
そう言えばパーキンソンはオフの時は別として、
冒頭の4大症状が軽ければ体験的に、歩行は早足になる人が多くいた印象があります。
早足になると危険なのは皆さんも察知しているように転倒のリスクが高まります。
(実際に今日は転んでしまったというパーキンソン病をもつ外来患者の話を幾度か聞いたことがあります)
その事が続くと心配なのは転ぶと怖いので閉じこもってしまう事です。
そのために廃用が進んでしまい、機能面・能力面が落ちてしまうのです。

ゆえにリズム刺激を重視した音楽療法は、
軽度のパーキンソン病(パーキンソン症候群も含む)には、
ブログ管理者も有効のように思われます。

今回の順天堂大学の報告は、パーキンソン病外来患者25人に、
メトロノームを用いたリズム刺激(+童謡・クラッシックなど)で、
毎日最低1時間、3~4週自宅で聞かせました。
課題前と課題後では、
歩行速度・歩幅・SDS(うつ性自己評価尺度)が有意に改善したという報告。

ただそのリズム刺激を入れた音楽を聞かせるだけで、
この効果は驚愕です。
訓練メニューがそれほど大変でないので、家に帰っても続きやすいのも特徴、
当院のリハとしてもアプローチすべき内容でしょう。
posted by リハ技師 at 09:51| 山形 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 抄読会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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