2012年07月27日

顔面神経麻痺のリハビリテーション

リハビリテーションQ&A。
今回は、顔面神経麻痺のリハビリテーションはどのように行うのか?

まず顔面神経麻痺の原因の中で代表的なのが、ベル麻痺とハント症候群です。
ベル麻痺は急性発症し原因不明と記憶していましたが、
この総合リハビリテーションの文献では、
膝神経節における単純ヘルペスウイルスタイプTの再活性化と書かれていました。
まずここで誤解する人もいるかもしれないので………、
膝神経節は顔面の神経節です、
形がL字になっていて、膝のように折れ曲がっているところから、
このようなややこしい名前になりました。
再活性化とは、
「いったん感染したウイルスが病原性を発揮せず常在しており、
免疫力低下や局所刺激によって膝神経節で神経炎を起こすこと」と書かれていました。
ハント症候群は、水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化です、
ハント症候群は耳や耳の中に水ほうや、かさぶたができるのが特徴のようです。

予後診断に基づいて筋力強化の随意運動の適応あるいは禁忌を決めていきます。
その予後診断としては、
3週間ほどで完全回復する脱髄型、
発症から3カ月で完全回復する軸索断裂型、
発症4カ月以降に迷入再生による病的共同運動が出現する神経断裂型に分かれます。
顔面神経リハの対象は、この神経断裂型になるでしょう。
病的共同運動を出さないためにも文献では、
1.強力な随意運動を回避する
2.表情筋の伸長マッサージ(ストレッチング)をできるだけ頻回に実施する
3.眼瞼挙筋を使った開瞼運動を繰り返す、
という基本手技が書かれていました。

ベル症候群は仕事の知人や通所リハの利用者でも見たことのある疾患です、
その人たちは早期に回復(おそらく脱髄型)しました。

入院患者さんでも入院中にベル麻痺を発症する事もあるかもしれません、
当然医師と相談の上ですが、
このような顔面神経麻痺のリハビリテーションを行う必要性はあるでしょう。
うーん、顔面麻痺に対してのリハを経験したことがなかったので、勉強になりました。
posted by リハ技士 at 18:49| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリテーションQ&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック