2012年06月17日

FIMとは

リハビリテーションQ&A,
今回で6回目.
今日は,
「FIMとは」
です.
今からだいたい30年前に開発されたADL評価法です.
ADL評価法の中で,
最も信頼性と妥当性が高いと言われていて,
リハビリテーション関連の世界では幅広く活用されています.
運動ADL13項目と認知ADL5項目で構成されています.
1週間以内に10点以上,FIMが低下する状態を急性憎悪と呼んでいいことになっています.
FIMの特徴としては,
評価者はリハビリ専門職でなくてもできること,
どの疾患でも適応できること
「しているADL」を評価するADL評価であること,
などが挙げられます.
各項目7点で,満点は126点です.

よくリハ医師関連の学会などで報告されることが多いのが,
入院時FIMから退院時FIMを予測する帰結予測の試みです.
「集団の傾向予想には使えるものの,個々の患者の予測は難しいレベル…」
とのこと.

一定期間のFIM点数の増加分をFIM利得といい,
単位日数当たりのFIM利得をFIM効率と言います.
上記のFIM利得を参考にして,
まだ入院させた方がいいのか,退院させた方がいいのかということが
判断可能になります.
もちろん退院はFIM利得だけでなく,
退院先の環境が整ったのかどうかなどもポイントです.

現在,地域ではまだこのFIMのADL評価法は浸透されていません.
リハ関連病院以外では,
Barthel Index(B.I)を使用しているところが圧倒的でしょう.
文献にも書かれていましたが,
世界的にも信頼性・妥当性の高いFIMが地域の共通言語になれば,
地域におけるADLに対してのコミュニケーションは深まるような気がします.
posted by リハ技士 at 17:35| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | リハビリテーションQ&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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