2011年05月19日

物理療法のエビデンスとトピックス

総合リハビリテーション 4月号
特集「物理療法のエビデンスとトピックス」

5つの論文が報告されています。
3つの論文をごく簡単に報告しましょう。

「物理療法のエビデンス」
物理療法のエビデンスを確立することが難しいがまず説明されています。
そしてエビデンスについての説明が入ってきます。
最後にエビデンスに基づいた物理療法の実例が挙げられていました。
その中で一つ気になった電気治療の報告では、
「中等度の嚥下障害には有効であるが重篤な嚥下障害には無効とされる」
当院ではこのようなアプローチは行っていませんが、
もっと具体的にどのように行ったか知りたい内容でした。

「痙縮に対する振動刺激」
中枢性麻痺の振動刺激は今まで麻痺筋の運動誘発を目的としていました、
しかし著者は振動刺激痙縮抑制法を開発、
バイブレーターを使用していて、写真にそのつけ方が載っていました。
結果としては促通反復療法と併用すると、
MASとSTEFで有意に改善を示していました。
CI療法との併用も確かに試しても面白いかもしれません。

「褥瘡に対する物理療法」
壊死組織の除去としては、
水治療法(推奨度C1)・電気刺激療法(推奨度C1)。
創の縮小としては、
水治療法(推奨度C1)・電気刺激療法(推奨度B)・光療法(推奨度C1)
陰圧閉鎖療法(推奨度C1)、高圧酸素療法(推奨度C1)。
感染・炎症の制御としては、電気刺激療法(推奨度C1)。
ポケットの解消・縮小には、陰圧閉鎖療法(推奨度C1)。
褥瘡に物理療法は恥ずかしながら初耳でした。
物理療法 恐るべし。
posted by リハ技士 at 19:50| 山形 | Comment(4) | TrackBack(0) | 本の紹介 ジャーナル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たしか川平法でCI療法と振動刺激を合わせてリハビリをしていたはずでした。一昨年くらいのクリニカルリハビリテーションに載っていたはずです(あやふやですが・・・汗)。参考までに。
Posted by 近場のPT at 2011年05月31日 08:28
近場のPTさん,コメントありがとうございます.
川平法ですか,あまりこの辺りでは行われていないやり方ですが,川平法の本も第2版がでているぐらいですし(第1版は買っています),注目していかなければいけない療法かもしれませんね.
私もその本は買ったのはいいものの,少し読んでそのままにしていました.
うーん,反省!!
Posted by ブログ管理者 at 2011年06月02日 08:37
川平法はCI療法と共通するものが多いと思うのですが私だけでしょうか?笑
鶴岡にも様々な先生が来る勉強会があればいいな〜なんて思ってます。(人任せですが笑)
Posted by 近場のPT at 2011年06月02日 16:24
CI療法は勉強しましたが,以前のコメントでもわかるように川平療法はしっかり読んでいないので共通点がわかりません.近場のPTさんはきっちり勉強していますね.
私も鶴岡にこのような講師がきてくれないかとつい祈ってしまいます(私の場合は神頼み,笑)
Posted by ブログ管理人 at 2011年06月06日 19:52
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