2010年12月07日

高次脳機能障害について

リハイントロダクション、
今回は高次脳機能障害について
「大脳には直接投射野と連合野がある。直接投射野は大脳と大脳以外とを結ぶ部位で、そのため一次領域と呼ばれ、感覚野(視覚、聴覚、触覚など)と運動野にあたる。連合野は大脳内での神経連絡が行われる部位で、二次領域と呼ばれ、情報の処理にかかわる。大脳の前半部(前頭葉)は運動機能にかかわる。大脳の後半部(頭頂葉、側頭葉、後頭葉)は感覚機能にかかわる。左大脳半球は言語機能にかかわり、優位半球とも呼ばれる。右大脳半球は空間認知にかかわり、劣位半球とも呼ばれる。病気や怪我のために大脳の連合野が損傷されると高次脳機能障害が出現する。高次脳機能障害には言語、認知、記憶、思考、注意、行為など人間が社会生活を送るうえで必須な機能の障害が含まれる。これらの機能は現代社会では高い価値を与えられている機能であり、これらの障害を帯びると人は安寧した生活を送ることが難しくなる。また、麻痺のない高次脳機能障害は障害の認定が受けにくく、社会福祉サービスも整っていない。」
(教材による認知リハビリテーション、種村純・椿原彰夫、永井書店)

よく例えで「脳は宇宙のようなものだ」と言われることがあります、
それほどわかっていないことがたくさんあり、
これからの研究が待ち望まれる分野であることを示しています。

この高次脳機能障害は、本当に様々な障害があり、
どのような障害かを診断するのかが
まだまだ遅れているように思われます。
交通事故をにあい、頭を打ったとします、
麻痺はなかったものの、
判断力や注意力が仕事に影響があったとします、
しかし周りの人は「事故があってからやる気がなくなったな」というように
誤解を受ける人はたくさんいるかもしれません。
医療側がしっかりと診断を下さないためにそのような事が出てしまいます.
この診断に対して数年前に,
高次脳機能障害の「診断基準」が、行政的な観点から策定されました。
この診断基準が有効的に使われることを望みます.

また仮にきちんとした診断がつけられても
記事にあるように社会福祉サービスは不十分です.
しかし徐々に改善しつつあります.
例えば,
高次脳機能障害と診断されれば「器質性精神障害」として、
精神障害者保健福祉手帳の申請対象になります。


次回のリハイントロダクションは,
呼吸リハビリテーションについてです.
posted by リハ技士 at 08:52| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | リハイントロダクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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