2010年04月11日

グラン・トリノ

久しぶりに映画の紹介。
グラン・トリノです。
クリントイーストウッド監督・主演の映画です。
早速ストーリーを紹介しましょう。

パイプオルガンが鳴り響く教会からこの映画の舞台が始まります、
クリントイーストウッドが演じるウォルトは、
妻の葬式に苦虫をかみつぶしたような表情で立ち続けています、
そこに孫もくるのですが、
私から見ても葬式にくるような服装ではないので、
その孫を睨みながらますます表情は険しいものにちっ(怒った顔)なっていきます、
参列した息子2人の会話で親子関係はよくない事がわかってきます。
その後家で身内や参列客に食事をふるまうのですが、
そこで気を許せるのは犬のデイジーだけなのです。

ウォルトはフォードで車を作っていた職人、
ベトナム戦争で10人以上の若者を殺していて、
その事をいつまでも悔いています。
一人の孫は車庫にあるウォルトの車(グラン・トリノ)をみて、
「お爺ちゃんが死んだらこれをどうするの」と自分が欲しいことを言い出す始末。

その時に隣にアジア系の家族が引っ越してきます。
その中にタオという少年が出てきます、
少年は親戚の不良グループから目をつけられ、
隣の家・ウォルトの車を盗むように言われます。
そして夜にタオは盗みに行くのですが、
ウォルトから気付かれ逃げ帰ることになります。
タオは思い直し不良グループから離れようとしますが、
不良グループはそれを認めずタオの家でもみ合いになってしまいます。
そのもみあいが隣のクラントの家にまでおよび、
クラントは自分の庭に被害が出た事で怒り、
不良グループを銃で脅かし追っ払うのです。
その後もタオの家族と少しずつ距離は縮まり、
タオの住む隣の家の食事会まで行くようになります。
そして身内より、
タオの家族の方に愛着を感じるようになっていきます。

タオの家族はタオがクラントの家に忍び込み車を盗もうとしたことから、
タオをクラントのところで償いをさせると言い張り、
クラントもタオの家族に圧倒されて渋々了承してしまいます。
クラントは近所に住むアジア系の家の補修をタオに命じます。
きちんとタオは言われた仕事をまじめにこなし
父親がいないタオはクラントを人生の師とまで仰ぐようになります。
クラントもこの少年を育てることが最後の仕事だと思い対応していきます。

その働かせている途中、
クラントは血を吐くなどの体調不良があり医者にかかります。
(映画では明確にはセリフとしてはでていませんでしたが、
もう長くないと診断されたようでした)

その間タオは少しずつ変わりかけてきました、
何も自己主張できなかった暗い男から、
自分の意見を言える様な男へ。
クラントはタオが自分で稼げるために建設現場の仕事を紹介します、
ただそのためには男のしゃべり方を身につけなければいけないと言われます、
その実習を理容店で行うのですが、
これがかなりにやりー(長音記号2)とさせられるシーンでした。
そしてタオは建設現場で仕事をするようになります。

しかし不良少年はタオやタオの家族の命に危険パンチを及ぼすようになっていくのです。

ストーリーはここまでにしておきましょう。
最後の展開は意外でもあり、
しかし納得いくものでもありました。
おそらく多くの人は最後のクライマックスで
静かな感動が心に広がっていく映画だと思います。



この映画には老人(クリント)と少年(タオ)との交流のシーンがあります。
妻を亡くした老人が何をすることもなく、
漫然と過ごす日々。
しかしそこにタオがきて、
タオを一人前にするという人生の最後にふさわしい仕事に、
生きる喜びを感じていく。
偏狭な高齢者がいたとしても、
それはただ今までの人間関係が悪かったからかもしれません、


様々な交流を通して
人は年をとっても変わりえる、
人は年をとっても何かを成し遂げることができうる

私たちは、
そう信じることが大切ではないかと考えさせられた映画でした。

皆さんもぜひ見てください。
(クリント・イーストウッドの映画で、「チェンジリング」という映画もあります、
この映画も必見です)
posted by リハ技士 at 19:22| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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