2019年05月23日

認知症当事者団体、介護認定項目改善要求

【認知症の人を支援する団体が集まってつくる「認知症関係当事者・支援者連絡会議」が22日、厚生労働省内で記者会見を開いた。

………(中略)………。

今回の提言ではこのほか、「要介護認定には認知症の症状や困難度を加味する項目が少なすぎる」「認定調査のスクリーニング項目や主治医意見書のチェック項目がアルツハイマー型認知症に偏重しており、レビー小体型や前頭側頭型などの症状を拾い上げる項目がない」などと問題を提起。早急の改善を求めている。】

(JOINT 介護のニュースサイト 2019523日 記事引用)


以前このブログで要介護12.の生活援助が総合支援事業に移す案が財務省からでていることを説明しました。

このことにこの記事に出ている団体が、

上の引用には載せませんでしたが、

軽度者を切り捨てるようなものだと批判していました。

まぁ、このことは前回説明したので、繰り返しません。


今回は介護認定のチェック項目が少ないのではないか、

またその少ない認知症のチェックにおいても、アルツハイマー症状に偏重しているのではないかというものです。


ブログ管理者も2002年から2010年までの4期務めましたが、

そのころから認知症の人に対しては軽く出る傾向にあるのではないかと、

何度も要介護認定審査委員から話題が出たのを覚えています。

2010年の項目・やり方と今の項目・やり方とでは大きく違うとは思いますが、

当時の率直な問題の一つとして、

調査員の認知症の理解がどの程度あるかによって、

同じケースにおいても、その結果はバラバラになってしまうということでした。

本来は普段の生活がどのようなものであるかを聞き取るのが本来だとは思いますが、

たまたま調査した日の状況をみて判断したりなど、

どうも調査員の認知症の勉強がきちんと行われていないのではないかと思うときがありました。

現在の調査員の認知症学習レベルがどうなっているのかは気になるところです。


認知症のタイプとしては、

確かにレビーも前頭側頭も割合としては少ないことは少ないです。

2011年の国立長寿医療研究センターの調査だと、

レビーは5%弱、前頭側頭も1%強程度です。

しかし今後まだまだ増えていく認知症、

そもそも認知症自体の数は多いので、5%1%といえどもその絶対数はかなりいます。

ゆえにそのような人たちの見方も、

ある程度、チェックするところに反映するようにしてほしい、という訴えは理解できるところです。


果たして、記事の団体が訴えた内容はどのように反映するのか…。


posted by リハ技士 at 17:04| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする