2018年12月13日

保健事業と介護予防の一体的な実施へ 厚労省、報告書を公開

【イ)市町村において、地域の健康課題等の把握や地域の医療職能関係団体等と の連携等を含め事業全体のコーディネートを行うとともに、高齢者のいる世帯へのアウトリーチ支援や通いの場等の事業内容の充実を図るため、医療専門職を配置する。

チ)介護予防の通いの場等については、スポーツジム等の民間の取組、地域の集いの場等との連携や、高齢者の参加を促すための個人に対するインセンティブ措置(ポイント制の導入促進等)を講ずることも考えられる。

) 事業実施にあたっては、フレイルのおそれのある高齢者全体を支援するために、国民健康保険と後期高齢者医療制度の保健事業を接続して実施できるようにする。】

(厚労省資料 高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に関する有識者会議報告書の一部抜粋)


この報告書のイ)には、医療専門職種の配置という文言がでています。

この医療専門職種は何を指しているのかと言う文章は入っていません。

おそらくこれから、理学療法も作業療法なども、

自分たちの専門職種が介護予防に必要であるということを厚生労働省に様々訴えかけるでしょう。

そのためにも現在の総合支援事業にリハ技士がどれだけ関わるようになって、

介護予防としてのアウトカムをだしているのかが問われてくるかと思います。


あとは地域がその専門職種を確保しようとするときに、

リハビリ技士が応募に来てくれるのか、ということはあると思います。

新たな分野なので、しり込みをする人が多いかもしれません。

しかし逆にチャレンジ精神をくすぐるような分野でもあることは確かなので、

一定程度応募する人はいるような気がします。

また介護予防分野にフィットするリハ技士もやはりいるでしょう。


将来、介護予防分野はリハ技士が行う業務の中でも、

主要ないくつかある分野の中の1つになっていることでしよう。

健康寿命を延ばす、という社会から求められているこの命題を

リハビリ関係者は受け入れなければいけないからです。

posted by リハ技士 at 20:33| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月12日

訪問介護、セクハラ根深く サービス拒否難しく

【訪問介護の現場で、女性ヘルパーへのセクハラが横行している。背景にあるのが「保険料を払ったのだから」と権利を振りかざす利用者側の意識。事業者がサービス提供を拒否しにくい現行制度も、現場に負担を強いている。人手不足が深刻化するなか、セクハラ問題が介護制度の土台を揺さぶっている。】

(日本経済新聞・電子版 2018127日 記事引用)


今年はニュース記事には、

政治の世界からスポーツの世界まで、

「ハラスメント」という言葉が何度もでてきました。

またドラマでも唐沢主演の「ハラスメントゲーム」というものもでてきて、

ハラスメントの年と振り返ってもいいぐらいの感じだったような気がします。


セクハラ関係で、医療・介護分野の対処が難しいのは、

この訪問系のサービスです。

自宅に伺ってのその自宅での空間に伺うのは、基本的に1人だけ。

それも大半は女性。

その密室の環境の中で、セクハラ行為をする………。


しかし記事では事業者がサービス提供を拒否しにくい現行制度があると言っています。

確かに介護保険では、

事業者は利用申込み者から依頼があった場合はサービス提供を断ってはならない、と原則はなっています。

しかし、です。

最初は、セクハラ行為に対して、毅然とした対応をする、とか、

そのような隙を見せないような対応をする、とか、

担当者を変えてみる、とか、

家族に報告する、などの対応をしても変わらない場合は、

サービス提供解除の検討も当然すべきです。

あくまでもサービス提供を拒否してはならないのは、原則なので、

きちんとしたサービス提供継続のための努力を事業者側が、

しっかり行っていれば、可能だと思われます。

ただ重要事項説明書にそのことを一文入れておくなど、

裁判になった時のもしかしての対応(基準作り→マニュアル化)はすべきでしょう。

posted by リハ技士 at 18:54| 山形 ☔| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月11日

病院向け税還付導入を見送りへ、消費増税で政府・与党

【政府・与党は消費増税で収支が悪化した病院に、税の還付で損失を埋める制度の導入を見送る。日本医師会を中心とする医療界は医療機器などの仕入れ負担が増える分を、税の還付で補填する仕組みを求めてきた。ただ、還付は患者が負担する医療費に消費税を課すことが必要。実現性が低いと判断して税による補填を断念した。】

(日本経済新聞・20181211日 記事引用)


来年の10月に消費税は本当に増税になるんでしょうか。


消費税の問題として、

逆進性があるだとか、

かえってデフレを悪化させるだとかの指摘はありますが、

病院に対しての経営的な影響も大きいのです。

なぜなら医療は消費税が上がったからと言って、価格転嫁できません。

医療はきちんと公定価格が決まっていて、病院側で価格を設定できないからです。

ただし厚労省が消費税増税ということで、診療報酬上の補填をしてくる可能性はあります。

今までも厚生労働省は今まで増税してきたときにそうしてきたとは確かに述べています。

しかしその後のマイナス改定などもあり、

どこまで補填しているのかがまったく不明確な状況であることは確かでしょう。


おそらく消費税増税でますます医療機関の経営は、

悪化しているところが増えていくでしょう。

そもそも今の不景気の中で、消費税を上げて、

また不景気になり、かえって税収が落ち込むのであるなら、

消費税増税は意味がないのではないかとも思ってしまいます。

そうならないために、軽減税率だとか、ポイント還元だとか、

複雑怪奇な仕組みにしているようですが、

もうブログ管理者の頭がついていきません


消費税増税そのものには反対です。

しかしブログ管理者的には、

例えば医療機器は医療機関が買う場合は、

消費税はなし、もしくは軽減税率を適応する、

というような仕組みにすれば、まだほんのちょっとだけ納得なのですが………。

posted by リハ技士 at 19:08| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月10日

「長く歩く人、認知症になりにくい」東北大の研究グループが発表

【1日に歩く時間が長い人ほど、認知症になりにくいとの研究結果を、東北大の研究グループが発表した。

調査は、宮城県大崎市の65歳以上の住民13990人が対象。1日の歩行時間で「30分未満」「30分〜1時間」「1時間以上」の3グループに分け、2007年から約6年間にわたって、認知症になった人がいるかどうかを調べた。

 その結果、「1時間以上」のグループで認知症になった人の割合は、「30分未満」のグループと比べて28%少なかった。「30分〜1時間」も「30分未満」より19%少なく、歩行時間が長いと認知症になりにくい傾向がみられた。】

(読売オンライン 20181210日 記事引用)


まぁ、そういう結果にはなるでしょう、と皆さん思う結果でしょう。

昔から有酸素運動が認知症にはいいというのは、

多数の文献から報告されていて、

リハ技士の多くは常識的に知っている内容だと思います。

また別の報告では社交的な人ほど、認知症になりづらいという報告も聞いたことがあります。

たくさん歩いているということは、

それほど外の環境に行く用事があるということですから、

社交的な人と歩く時間が多いというのは、おそらく相関があると考えます。


実際に当法人のたまり場でも、

散歩の重要性は、当スタッフが何度も参加している人に言っている内容でしょう。

ただ問題は、

散歩するモチベーションをどのように高めればいいかということです。

私たちが問題にするのは、

その散歩するモチベーションが低い人ですから、

そのような人に対しての対応の工夫が必要になってきます。

ただこれがなかなか難問で、

一人一人によって、その人の考え方の癖や、その人の環境の違いによって、

その対応の仕方は変えなければいけません。

共通する考え方はあっても、定型的なやり方などはないと思われます。


ブログ管理者、最近歩く量がめっぽう減っています。

歩くというのは今から習慣化しないとまずいのではないかとは考えますが、

最終的にはどうしても楽なことばかりに………、なってしまいます。


posted by リハ技士 at 19:14| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月07日

年末のブログ予定予告

今まで例年は、いくつかのテーマでランキングをしていましたが、
今回はなしにします。
最終日に今年1年のブログを振り返る程度にして、
最後にしたいと思います。
その最終日は12月31日にします。
posted by リハ技士 at 19:10| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月06日

このドラレコで安全運転を 高齢者に貸し出し 映像分析し助言へ

【高齢ドライバーの事故が相次ぐ中、高齢者にドライブレコーダーを貸し出して映像を分析し、安全運転を教える取り組みが全国で広がっている。大阪府警は今年4月以降、7090代の計27人を指導。民間の病院でも、レコーダーの映像や認知機能検査を基に、高齢者らに助言する専門外来の開設が相次いでいる。】

(毎日新聞 2018125日 記事引用)


最近では、あおり運転がワイドショーやニュース番組で特集されています。

そのあおり運転対策で、

ドライブレコーダーを取り付けることが、

あおられた人を守るためにも推奨されています。

私の知り合いでも取り付けた、という声がちらほら聞こえてきています。


今回はそのドライブレコーダーで、

本人の運転の癖を把握し、本人にそれを見せ、客観視させるという

なかなか面白い取り組みではあります。

今回の対象はMCIを対象にしているとは思いますが、

そのMCIにおいても高次脳機能障害と同じように空間認知が悪い場合もあり、

その場合、例えば道路のセンターラインを越えて運転していることがあっても気づかないこともあります。


ただどこをピックアップして、その映像を見ているのかなど、

気になる点は多々ありますが、

自動車運転評価の1ツールとして、有効のような気がしています。


当院でもドライブレコーダーの活用は、

外来患者らおいては有効かもしれません。

posted by リハ技士 at 16:54| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月05日

回リハ病棟、18年度改定後にリハビリ指数2.1点上昇 日慢協調査

2018年度診療報酬改定の前後で、回復期リハビリテーション病棟入院料を届け出ている病院の約7割でリハビリテーション実績指数が上昇していたことが、日本慢性期医療協会(日慢協)の調査で明らかになった。また、183月末時点で旧入院料1を算定していた病院に対して、6月末時点で新入院料1を算定していた割合は57.5%だった。調査は187月、日慢協会員の病院を対象に実施した。】

(CB news2018125日 記事引用)


回復期リハビリテーション病床は、

年次推移としては右肩上がりに増えてきています。

それは、リハビリと言うニーズがあるのは、もちろんなのですが、

やはり経営的に黒になりやすいという側面もあります。

ここ数回の診療報酬改定で、

その回復期リハビリテーション病棟の診療報酬を抑制するような手立て(?)をしてきました。

数年前にADL改善のアウトカム評価が取り入れられ、

そして今年度の診療報酬では、その評価が厳しくなりました。

当然そのような病院ではADLの改善をどう進めるべきか、というところが、

大きな課題になってきます。

そのような状況が続いているので、

当然そのADL改善を示すリハビリ実績指数が上がっているのは、

それはそうだろうと言うしかありません。


ただ今回気になったのは、

旧入院料1をとっていたところに対して、新入院料1をとっているのが6割に満たないところに注目しました。

今回の入院料1をとっているのは、山形県においては、当院ともう1つの病院。

山形県には回復期リハ病棟をもっているのは10事業所あるのに、

このような状況というのは、やはりハードルは少なくとも低くはありません。

かぜのうわさでは、

もう1つの病院が来年1月から入院料1をとるという情報は聞こえていますが、

おそらく徐々に入院料1をとれるところはでてくるでしょう。


ただ将来、更にこの評価が厳しくなれば、当院では入院料1はもう厳しいです。

………、心配です。

posted by リハ技士 at 18:37| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月03日

入院中の子供に元気を サンタ姿でチャリティーラン

【サンタクロースの衣装で走ると、参加費の一部が闘病中の子どもたちへのプレゼント購入費用に充てられるイベント「大阪グレートサンタラン」が2日、大阪城公園(大阪市中央区)であった。穏やかな陽気のなか、約5300人が約4キロのコースを思い思いに走ったりスタンプラリーを楽しんだりした。】

(朝日デジタル 2018122日 記事引用)


12月、もうすぐ今年も終わりますねぇ〜。

その前にクリスマスもあり、子どもたちが喜ぶ時期でもあります。


さて今回の記事の写真もみましたが、

5000人以上のサンタクロース姿で歩いているのは圧巻でした。

(トナカイ姿の人もいました…)

その動画も確認したのですが、

これは参加していて、楽しそうだなぁと感じさせてしまうイベントで、

なおかつその参加費が闘病中の子どもたちのプレゼントにする、というのはまさに一石二鳥のアプローチと言えます。

あとはどのように子どもたちにプレゼントするのか、

というのがブログ管理者的には気になるところ…。

病気で精神的にもつらい思いをしている子どもたちには、

うまく夢があるような対応をしてもらいたいと個人的には強く思います。


楽しく行うチャリティ、

これだったら結構お金が集まりやすいかも…、

チャリティの新しい姿が見えてきたような気がしました。

posted by リハ技士 at 19:11| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする