2017年08月31日

医療知識持つ「専門士」創設10年

【入院中の子どもをケアするため、医療知識を持つ保育士が増えている。幼い子供の食事の介助のほか、治療をしていない時間の遊び相手やおむつの交換やトイレの補助、昼寝や夜に寝る際のサポートまで担う役割は広い。病状に合わせて保育内容を柔軟に変更することで、通常の保育士では難しい子供の入院生活を支えている。学会が資格を創設してから10年。資格の認知度の向上が課題だ。】

(日本経済新聞・朝刊 2017529)


記事のような仕事を行っている保育士は医療保育専門士と言います。

2007年から創設し、2016年度までには総勢160人が誕生しています。

ただ国の補助金はないことや、

診療報酬として加算はあるもののわずかで人件費を賄うほどのものではないため、

立場的にはまだまだ不安定な位置づけと言えます。

記事では、諸外国の例も挙げられていて、

アメリカでは、このような資格が1980年代から創設され、

小児医療チームには重要な役割を担っていて、

多くの病院に配置されている、とのことでした。


この医療保育専門士、どうすればなれるのでしょうか。

当然保育士の資格を持っていること、

そのうえ、座学研修、

事例に関するレポート作成(各領域の9のレポートを作成)

面接試験、があります。

そして資格は5年ごとの更新制です。

なかなかハードルが高い資格ではありますね。


日本医療保育学会のホームページから、

医療保育の定義が書かれていました。

引用します。

【医療を要する子どもとその家族を対象として、子どもを医療の主体として捉え、専門的な保育支援を通して、本人と家族のQOLの向上を目指すことを目的とする。】

専門的な保育で病児の心をほぐし、

うまく小児治療に望めるように橋渡しをいる、この医療保育専門士。

まだ認知度が低いこともあって、まだまだ数は足りないようです。

少なくともこのブログをみた皆さんは、

このような資格があることを覚えてください。

posted by リハ技師 at 18:48| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月30日

薬 費用対効果悪いのはどれ?

【厚生労働省は、膨らみ続けている薬剤費の抑制策を強化する。高額な新薬が続々登場していることをふまえ、費用対効果がよくない薬を値下げする基準のもととなるデータとして、1年延命できる薬に公的保険からいくらまで支出を認められるかという世論調査を今夏に行う。2018年度からこの値下げ基準を本格導入する考えだ。】

{朝日新聞(東京)・朝刊 2017614日 記事引用}


費用対効果、

これからはこのような観点からの医療費の切り込みが絶対あるはずです。

費用対効果とは意味が違いますが、

リハビリの世界にも似たようなことが求められてきています。

平成20年には、回復期リハビリ病棟の入院料の施設基準に質の評価が導入され、

同じく昨年の平成28年には、ADLの改善(FIM得点)に基づくアウトカム評価を導入されました。

介護保険分野でも、訪問リハ・通所リハにおいての社会参加支援加算もその例として挙げていいものでしょう。


さて記事に戻りましょう。

とりあえず今回は

がん治療薬「オプジーボ」など医薬品7種類・医療機器6種類、

費用対効果の側面で評価していく、とのことでした。


2015年度の医療費は約42兆円、ここ10年で8兆円増加していて、

どうみても財務省は医療費抑制に動くことは間違いなく、

厚生労働省も費用対効果というものを駆使して、財務省と一緒に進めていきそうです。

その中でリハビリ診療・介護報酬もその効果というものが迫られるものになっていくのか、

要注目です。

posted by リハ技師 at 13:23| 山形 ☔| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月29日

研修会案内のホワイトボード

県レベル・全国レベルの研修会案内は、
作業療法室にあるホワイトボードに貼っています。
下がその写真。
DSCN2266.JPG
だいたい途切れることなく、
この程度の研修会案内は毎回きています。
(この近くで行う研修会の数も増えてきました)
昔は研修会の内容もかなり偏ったものが多かったのですが、
ここ数年、研修の内容はバラエティ豊かになっていて、
リハビリの幅の広さを感じ取れるような感じになっています。

posted by リハ技師 at 19:17| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月28日

ホンダの歩行アシスト

すでにホンダの歩行アシストをレンタルしています。(3年契約)
下の写真がその機器です。
DSCN2243.JPG
どのような機械なのでしょうか。
ブログ管理者のつたない伝え方では、誤解があるとまずいので、
ホームページから文章を引用します。
【Honda歩行アシストは、「倒立振子モデル」に基づく効率的な歩行を サポートする歩行訓練機器です。歩行時の股関節の動きを左右のモーターに内蔵された角度センサーで検知し、制御コンピューターがモーターを駆動します。股関節の屈曲による下肢の振り出しの誘導と伸展による下肢の蹴り出しの誘導を行います。】

実際に患者さんに使用しているシーンはこちら。
IMG_0085.JPG
ちょっと逆光で見えづらいかもしれません…。
山形では当院が初めて使用する機器になるそうです。
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posted by リハ技師 at 18:24| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

山形県 初 HAL-FS01 2017年09月 本格導入決定 使用講習会を受講

県内初の HAL-FS01モデル 自立支援用 単関節タイプ 導入が決定しました

昨日の午後には導入に向けて管理者が講習会を受講しDSCN2231.JPG
本格的な導入に向けて準備しています。

特に、脳の病気による上肢麻痺に対して大きな期待をしています。
これまでは、急性期の病院から転院し1ヶ月以上経過している上肢麻痺は回復の予後が難しく
弛緩性の麻痺に対してのアプローチに苦慮していました。
今回、HAL-FS01の導入によりわずかな筋電出力があれば
大きな動きへ変化させることが出来、運動に結び付けられる可能性があります。
上肢から下肢、全身へ運動は連鎖反応を起こして来ることも予測されます

急性期のみならず、回復期・生活期でも活用を検討し効果を期待しています。



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posted by リハ技師 at 17:30| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

大学の就職説明会に LET GO!! GET!!

今年も始まっています

学生向けの就職説明会
昨日は仙台の東北文化学園大学主催に行って来ました。

沢山の学生さんとお話しできて、DSC_0710.JPG

PT/OT/STリハ技士の募集を行っています。

鶴岡協立:検索HPのサイド項目:求人クリック職種の 〇 マルをクリック

法人:医療生活協同組合やまがた
今年度、山形市の診療所を吸収合併したので、法人名が変更になりました。

主に、急性期病院の鶴岡協立病院とリハに特化した鶴岡協立リハビリテーション病院があります。
双方に配置されているリハビリスタッフ数は100名を超え、
東北山形県で最大規模です。

亜急性期病棟・地域包括ケア病棟・回復期病棟・難病疾患に対応する長期療養病棟
心リハ・呼吸リハ・通所リハビリ・訪問リハビリテーション・地域での介護予防教室など
多様な枠組みの中で専門技士が活躍しています。

複数のリハ医と一緒にEBMを基に個別性のあるリハビリテーションを展開しています。
教育環境は整備され、卒後1年間をかけて独り立ちできるよう
担当教育とチーム制を組み合わせ個々の個性を活かしながら育成を行っています。

最新のリハビリテーション機器に投資を惜しみません。
単関節ロボットHALL・HONDAアシスト・ATENSHON・ゲイトイノベーション・ポータブルVEなど
多くの機器を活用しながら、専門職が評価とアプローチを展開させ改善に結びつけています。

私達が大切にしていることは、患者様の社会復帰です。
地域の中での生活を目標に地域の中でリハビリテーションを行うことが出来ます。

もし、皆さんが真のリハビリテーションをTRYしたいと思うなら
当院へお越しください



posted by リハ技師 at 14:19| 山形 ☁| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月22日

免荷式リフトPOPO

当院の今年度の投資要求で認められた「免荷式リフトPOPO」。
購入はもう少し後ですが、
その前にデモできていて、かなり使用しています。
(購入ということで、デモの期間を長くしてくれました)
どのようなものかというと…。
(以下、パンフレットの文章引用)
【リフト機能で身体を吊り上げ、下肢にかかる体重の負荷を軽減する「免荷機能」により、これまでにない歩行訓練を実現できます。ハーネスが身体をしっかりと保持し、バランスを崩しても転倒のリスクが軽減されます。】

ブログ管理者は作業療法士なので、あまり歩行のことは不勉強なのですが、
ハーネスを使ってかなり安全に訓練することができるので、
積極的なリハビリ展開ができそうですし、
患者さんも安心して歩行に取り組むことができるので、
不安で非麻痺側が過緊張して歩容状態が悪くなる、ということもなさそうな気がします。
もちろん免荷の調整ができるのも、メリットです。
(あと取り付けも比較的簡単でした)

本格的な導入が待ち遠しいです。
2017-08-22 17.43.03.jpg
posted by リハ技師 at 18:08| 山形 ☔| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

美容医療 解約可能に

【政府は27日、美容医療でもクーリングオフを可能とする特定商取引法の政令改正を閣議決定した。これまでエステサロンによるサービスの長期契約は解約できたが、美容医療もトラブル相談が多発していたため規制対象に追加された。今年121日以降に契約したものから適用される。】

{朝日新聞(東京)・夕刊 2017627日 記事引用}


一応、その美容医療のクーリングオフの対象は決まっていて、

脱毛

にきび・しみ・ほくろなどの除去

肌のしわやたるみの軽減

脂肪の溶解

歯の漂白、の5種類だそうだ。


しかしそもそもどのようなトラブルが多いのでしょうか。

消費生活センターという消費(商品やサービス)全般に対する苦情・問い合わせを受けるところがあります。

その相談件数の2割が美容医療に関することで年々少しずつ増えているようです。

苦情の内容としては、

美容医療したのに、かえって悪くなったというもの。

あとは強引な勧誘、

また適切でない高額な価格設定なども問題になっています。


では具体的に今回の政令改正で変わったのでしょうか。

まず契約時の書類に最低限(料金・期間など)の情報を明記して、患者さんに渡すことが義務付け。

また広告も今までは無法地帯であったのに対し、

これからは誇大広告なども強く禁止し、

それに違反すれば行政処分となるのです。

まぁ今まで美容医療がこのクーリングオフの対象になっていなかったのが問題です。


しかしこれでトラブルが大きく減るかというとなんとも言えません。

なぜなら今回のクーリングオフの対象は、

5万円以上かかったもので、なおかつ契約期間が1か月以上のものとなっているからです。

この契約期間1か月以上となると、一回きりの手術のトラブルに関しては、

クーリングオフの対象とならない、ということです。


このことから美容医療を受けたいと思っている方は、

美容医療の世界は、

ピンからキリまであることを自覚し、

かなり慎重に医院探し、契約書確認などをしていく必要があると言えるでしょう。


posted by リハ技師 at 18:33| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月18日

ドラッグラグ 5大がんは「ほぼ解消」

【海外で承認されている薬を国内の患者が使うまでに時間がかかる「ドラッグラグ」は、肺がんや大腸がんなどの治療を中心に、この10年で改善されてきた。だが患者が少ない希少がんでは、解消されていないものもある。】

{朝日新聞(朝刊)2017625日 記事引用}


ドラッグラグについてのコラムを以前書いた覚えがあります。

ドラックラグがもたらす患者の不利益について、話したかと…。

それが今では一変しているというこの記事は、驚きでした。

この一変するきっかけは、がん対策推進基本計画、

ではこのがん対策推進基本計画とは、どのようなものだったでしょうか。

今から10年前に策定されたもので、大きく分けて9つに分けられます。

1.がん医療

(1)放射線療法、化学療法、手術療法の更なる充実とチーム医療の推進

(2)がん医療に携わる専門的な医療従事者の育成

(3)がんと診断された時からの緩和ケアの推進

(4)地域の医療・介護サービス提供体制の構築

(5)医薬品・医療機器の早期開発・承認等に向けた取組

(6)その他(希少がん、病理診断、リハビリテーション)

2. がんに関する相談支援と情報提供

3. がん登録

4. がんの予防

5. がんの早期発見

6. がん研究

7. 小児がん機関整備

8. がんの教育・普及啓発

9. がん患者の就労を含めた社会的な問題

、というもの。

ドラックラグ対策は1(5)にでていますね。


そしてこのがん対策推進基本計画の目標が具体的で、

平成19年から10年間でがんによる死亡者の減少 (75歳未満の年齢調整死亡率の20%減少)となっています。

なかなか高い目標で、

どれだけ本格的に取り組むかと言う本気度が伝わってくる数値目標です。

さて、その10年が今年度になります。

果たしてその結果はどうなるのか???

もちろんまだ結果はこれからなのですが、

厚生労働省では中間総括をしていて、

減少はしているのですが、20%減少は困難ではないかという統計予測がでています。


さて話は戻しましょう。

さてドラッグラグはどの程度変わってきたのでしょうか(特に2013年度になって大きく変わったようです)

ドラッグラグは申請ラグ(申請の準備にかかる期間)と審査ラグ(審査期間)に分かれますが、

2012年には申請ラグが32.9か月、審査ラグが1.6か月、

2013年には申請ラグが5.7か月、審査ラグが0か月となっています。

うーん、かなり早くなっていますね。

(記事に出ていた慶応大学の教授は、もうほぼドラッグラグは解消してている、と言っています)


しかしこれは外国のいい薬をタイムラグなく、使用することができてよしとみるか、

あまり迅速にやりすぎて安全性は果たして大丈夫なのか、という不安は残ってしまいます。

ただ今回の記事を読み進めると、

臨床試験の体制が確立され、またその対応にも慣れてきていることが大きく、

安全性に対しての問題に関しては疑っていない………。


ただ引用文の最後にあるように希少ながんでは、まだドラッグラグはあるとのこと。

今後はその改善がポイントになっていくでしよう。

posted by リハ技師 at 19:14| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月16日

高校生 作業療法見学

今日は2人の高校生が、
将来作業療法士になりたいということで、見学にきました。
(県作業療法士会で行っている高校生体験・見学ではありません)
対応はブログ管理者が対応。
作業療法士の魅力を様々な作業療法見学を通して、90分程度熱く語りました。
1人は鶴岡の高校、もう1人はなんと内陸の南陽市の高校でした。
当法人では、
理学療法士・作業療法士に関しては奨学生の制度があります。
その南陽市の高校生は、当法人の奨学生に応募したいとのこと、
うーん、庄内地方(地元)以外の奨学生希望は珍しかったので、びっくりしました。

現在、作業療法士の確保はなかなか大変です。
最後帰るとき、その高校生に、
もう5年後待っているぞ、と伝えてしまいました…
posted by リハ技師 at 19:56| 山形 ☔| Comment(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする