2017年05月16日

仮設に自治会 3割未満 熊本地震10か月

【熊本地震で熊本県内に建設された110の仮設団地のうち、自治会が組織された団地は30か所にとどまることが、読売新聞の調べでわかった。役員のなり手がいないことが主な理由で、自治会設置率は30%に満たず、東日本大震災から10か月後の被災3(岩手、宮城、福島)の設置率約65%を大幅に下回った。熊本地震の発生から10か月。自治会は高齢入居者の孤立化を防ぐ役割も担っており、各市町村は入居者に設置を促している。】

{読売新聞(福岡)2017215日 記事引用}


ブログ管理者、今年度町内会の組長を担当することとなりました。

つい先日、町内会費の徴収・酒田祭り募金の徴収という初仕事があり、

今まで見えてこなかった近所の人たちの様子を少しだけうかがうことができました。

(それほど近所づきあいしていなかったブログ管理者、

初めての町内会費の徴収に関して緊張していたのですが、

持ち回りで組長を経験しているからか、皆さんの対応が温かかったのが嬉しかったです)

今回の訪問で、

大家族から1人暮らし、裕福そうな人から結構生活が厳しそうな家まで、

家の玄関だけをみてもなんとなくその各々の暮らしの雰囲気を感じとれるものがあります。

町内会という小さなコミュニティであれば、

頻繁ではないにしろ一定程度確認することは可能だとも思います。


昔はよくこのようなことわざを使いました。

「遠い親戚より近くの他人」

この意味は、

いざというときに頼りになるのは、遠く離れて暮らす親類ではなくて、

近所に住んでいる他人のほう、ということです。

これはことわざなので、

このような考え方は昔から言われていたことなのでしょう。

それだけ近所間の付き合いの大切さを説いたことわざとオーバーかもしれませんが考えてしまいます。

熊本地震ではなおさらその近くのコミュニティが壊れました、

特に高齢者はそのことから孤立化まですすみ、身体的にも精神的にも健康悪化する報告が多数でたのです。

(熊本地震の震災関連死では、214日現在144人もいたとのこと)

ただこの自治会(町内会)設立には、責任者に手を挙げる人がいないという問題があり、

そう簡単に進められるものでもないようです。


松尾芭蕉の句で、下記のようなものがあります。

「秋深き隣は何をする人ぞ」(芭蕉最後の句と言われているようです)

この句を聞いて勘違いをしている人がたまにいます。

勘違いをする人は、この句を、

隣に住んでいる人は何をしている人か解らない、というふうにとらえている人がいます。

しかし本来は、

病気で寝たきりになって人恋しくなった松尾芭蕉、

隣から聞こえる生活音、こぼれる灯りから、

隣の人は何をしているのかな、と思いを馳せている姿をよんだ句なのです。

(ただしこの句の解釈は他にもあるようで、上記のものは1解釈なので誤解のないように…)

つまり人間的ぬくもりを求めた句でもあるのです。


自治会は少しでもそのぬくもりを与えてくれるところかもしれません。

ハードルは高いのですが、

少しでも熊本の仮設団地の自治会設立が広まることを祈りたいと思います。

posted by リハ技師 at 16:14| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする