2017年04月11日

原子炉冷却 12日間の深層

番組の紹介。

312日放送、

NHKスペシャル「メルトダウンFile.6 原子炉冷却 12日間の深層 〜見過ごされた“危機”」


番組のホームページから引用します。

【世界最悪レベルとなった東京電力福島第一原子力発電所の事故から6年。事故がなぜ、どのように起きたのか、今もなお謎が残されている。独自の取材と専門家による科学的検証を重ね、事故の真相に迫り続けてきたシリーズ「メルトダウン」。今回は、最も早くメルトダウンし、その後の事故の進展を決定づけた1号機をめぐり、現場で何が起きていたのかに迫る。原子炉の冷却に失敗した1号機、その背景には何があったのか、新たな事実が浮かび上がってきている。さらに、一連の事故対応を記録した東京電力のテレビ会議の膨大な発話を詳細に分析することで、複数のプラントで同時多発的に事故が起きた時に、人間が適切に対処できるのか、検証する。福島第一原発で進行した危機の実態を解明し、今に突きつけられた課題を探る。】


当時の福島原発事故の報道をただ見ていたら、

もう日本はどうなってしまうんだろうと、かなり不安なまま生活を過ごしていたと思います。

それほど差し迫った状況でした。


番組においても、混乱状況の中でその原発基地のスタッフがいかにして必死に対応したかが見えてきました。

所長はその状況の中でできる限りでの賢明な対応をしたとは思いますが、

なんの準備もない状態(白紙状態)でした。

例えば電源が喪失した場合、イソコンという機会が自動的に働くのですが、

そのイソコンを誰もが動かしたことがなく、

電源喪失の中でそれが機能しているか、機能していないかがわからないことで、

メルトダウンになった一端になったのです。

また1号機から4号機が次々と予測がつかないトラブルを引き起こしてしまうのですが、

所長1人がリーダーとして対応していたので、

その次から次へとくる数日間の対応に疲労困憊し、

途中退席を余儀なくされていきました、

なおかつその退席時に適切な対応ができなくなったことがあったのです。


要するに非常時に対する何の準備もしなかった、

原発は絶対安全だという原発神話がこのような状況を引き起こしたのです。


政府は世界一厳しい基準を作って、原発再稼働にゴーサインをだしています。

しかし事故調査をするときは事故の現場を詳細に評価し、

どこにどのようなことが問題があるのかを明らかにし、対応策を考えます。

それによって事故が起きたときにはどうすけばいいかが見えてきます。

しかしいまだに原子炉の中は放射能が強く、調査できるような状況にはないのです。

つまり実態はわからないまま、政府は基準を作成しています。


福島原発が総括されないままの再稼働、

次の悲劇を繰り返さない対応をぜひともしてほしい、そう考えてしまいます。

posted by リハ技師 at 18:16| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする