2016年08月31日

乳がん判別困難伝えず マンモグラフィー自治体の7割

【自治体の乳がん検診で行われるマンモグラフィーで乳房のタイプによっては異常が見えにくいにもかかわらず、「異常なし」と受信者に通知されるケースが多いことが分かった。読売新聞が主要な131自治体にアンケートした結果、回答の約7割が、異常が見えにくい乳房のタイプを通知する仕組みがないとした。受診者に、異常が全くないと誤解させる心配がある。…】

{読売新聞(東京)・朝刊 2016612日 記事引用}


年間で乳がんで亡くなる方は、13000人、

女性ではがんで亡くなる方のうち1割が乳がんになります。

罹患数としては、年間4万人程度になります。

年齢的には40代から50代がピークになっています。


さて記事の件になりますが、

ブログ管理者から見れば、なぜ

「今回のマンモグラフィーではわかりづらいタイプの乳房だったので、

再検査をお勧めします」

、というのをただ通知すればいいだけなのでは?と思ってしまいます。

記事を何回見ても、そのことができない理由が見えてきません。

あえていうなら、

国がそのような通知の仕方の基準を作成しないと自治体はできない、というものです。

そのような声が上がったのなら、

国にそのようなルールがなくても、その課題に対して対応すればいいのに、それができないというのは…。

もうお役所仕事と批判せざるをえません。


こんだけ地方自治体ができないのであるならば、

国指針として、きちんとした通知義務があることを明記するべきでしょう。

しかし、何度も言ってしまいますが、

常識的な対応まで、国の指針作成というのは、

もう地方自治体………、ふがいなし、と思ってしまうのです。

posted by リハ技師 at 19:09| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月30日

新専門医制度 延期 医師偏在悪化を懸念

【医療の質の確保を目的に来年度から導入予定の「新専門医制度」について、日本医師会と日本病院会などの病院団体は7日、医師の偏在が深刻化する恐れがあるとして、導入延期を含めた見直しを求める意見書を公表した。自治体や若手医師グループなどからも懸念の声が上がっており、新制度移行が混乱する恐れがでている。】

{毎日新聞(東京)・朝刊 201668日 記事引用}


そもそも今までの専門医制度は何が問題だったのでしょう。

それは各学会が独自に専門医を認定していたのですが、

特に専門医に関しての広告が可能になったことで乱立が起こってしまい、

専門医の質が低下する恐れがでたことです。

それゆえに学会ではなく、第三者中立機関が認定することとしました。

初期研修2年はそのままですが、

後期研修としては、総合診療を含む19の領域に分かれ、養成プログラムに沿った研修を3年以上受けることになります。

(その間、途中で別の科に行きたい、というのはなしなのです)

この記事でわからないのは、

なぜこの新専門医制度が始まれば、地域偏在が起きるのか、ということです。

実はこの新専門医制度では、

養成の中心となる基幹施設は大学病院が中心となる、ということです。

まずそこに若手医師が集中するという事態になりますし、

人によっては研修を受けた施設が就職希望している割合も比較的多く、

短期的にも長期的にも医師の偏在が進む、ということで、

中小の医療機関が猛反対しているのです。

そのこともあって来年4月から行う予定だった新専門医制度が、少なくとも1年延期になったのです。

-

ゆえにこの新専門医制度を今後行う場合、

この医師が地域偏在するリスクに対して、

いかに仕組み上対処していくかが問題になります。

第三者中立機関である組織が、こんごどのような提言をしていくのか、要注意なのです。

posted by リハ技師 at 18:13| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月29日

多忙で…

先週の木金は、ブログ管理者、東京出張でした。
今日も会議、会議で…、
明日からまた再開します。
posted by リハ技師 at 18:19| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月23日

庄内いろりと客人

タイトルを見て、なんだこれと思った方もいると思います。
だいぶ前に日本理学療法士協会理事の吉尾先生の講演など、
当病院のリハ技士が主体になりながら有志で庄内地区のリハ技士を対象として勉強会を企画・運営してきました。
その有志の会の名前が「庄内いろりと客人」というのです。
ブログでは紹介していないものもありましたが、何回か今まで行ってきました。

当地区でこのような研修会を更にうまく広報したいと思い、
あるリハ技士からPTOTSTネットで無料で研修会情報を載せることができる、という情報を聞き、
さっそく登録をしました。
もうしばらくしたら、
PTOTSTネットのホームページ上に「庄内いろりと客人」の有志の紹介と、
研修会情報を載せたいと考えています。
お楽しみに
posted by リハ技師 at 19:59| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月22日

介護療養病床廃止 転換後住まい機能重視

【医療の必要性がないのに長期入院している人を減らすのを目的に、介護保険が適用される万世紀の患者向けの「介護療養病床」が、2017年度末で廃止される。廃止後の転換先として厚生労働省が提案しているのが、「住まい」の機能を重視した2種類の新たな施設。来年の通常国会に必要な法改正案を提出する方針だが、現場では患者の医療ニーズにこたえられるか懸念の声もある。】

{毎日新聞(東京)・朝刊 2016530日 記事引用}


介護療養病床は、どんな病床か?

簡単に言うと、

病気の状況が命に関る時期は脱しても、

まだ療養の必要があるという人のための施設です、

そして、主体は医療ですが介護も行うという施設のことです。

しかし、厚生労働省は、現在の介護療養病床には、

記事にある通り本来の意味である医療を必要としていない人たちが半数以上になっている現状があったために、

この病床を2017年度末で廃止しました。


廃止後の転換先として施設イメージとして2種類挙げられています。

その2つは、医療内包型施設と医療外付け型施設になります。

どちらも住まいの機能を強く打ち出していて、

終末期の緩和医療などの看取りをイメージしています。

医療内包型は、医師が同じ建物に常駐し、

医療外付け型は、居住スペースに医療機関が併設し、訪問診療するタイプに分けられるようです。


ただ心配なのは医療内包型においては、

医師は常勤化されますが、

おそらく看護師や介護スタッフなどの配置数は厳しくなることが予想されます。

その場合、人不足のために、きめ細やかな看護・介護は期待するのは困難で、

ひどい場合は拘束的な対応をしないと対応が困難な場合が出てくるかもしれません。


当院では介護療養病床はもっていませんが、医療療養病床は1病棟持っています。

介護療養病床にとどまらずに、

将来、療養病床自体が大きく削減されていく方向になることも危惧しています。


posted by リハ技師 at 19:57| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月19日

重症患者 冬眠で救え

【リスやクマなどが巣穴にこもって春を待つ島民。体温が下がり、心拍や呼吸も1分間に数回程度に抑えられ、エネルギー消費が少ない天然の省エネ状態になる。もし人間が冬眠できれば、病やけがで危機にひんした命を救える可能性が広がり、火星への有人飛行にもつながるー。神戸や世界各国で夢の実現に向けた研究が始まっている。】

(神戸新聞・夕刊 201664日 記事引用)


自然界でよく言われる冬眠、

哺乳類ではリスとかクマとかで、その冬眠をするイメージがありそうですね。

その冬眠って、どんな状態なのでしょう。

ごく簡単にその状態を述べると、

心拍数・呼吸数・体温が下がるなど、エネルギー消費量を節約する状態になります。

例えばクマだと、

普段の心拍数は155回程度、しかし冬眠中はなんと9回程度になるとのことでした。

ではその冬眠のまずメカニズムって、どんなものなのでしょうか。

実はこの冬眠のメカニズムって、まだよくわかっていない、というのが現時点の状況です。

ゆえに今回の記事も現在の動物レベルのメカニズムもわからない状況なので、

人間までの応用レベルというところまでは、まだまだ長いと言わざるをえません。


しかし、そもそもこの冬眠作用が人間に対してどのような効果をもたらすというのでしょうか。

当ブログはリハビリなので…。

例えば不思議なことに冬眠中のリスやクマなどはほとんど筋肉などが衰えないのです。

(廃用性の骨萎縮も起きない、とのことでした)

高齢者にかかわるリハ技士であれば廃用症候群の患者はかなりの頻度で対応することがあると思います。

その廃用症候群の原因に活動性の低下が挙げられます。

しかし、もしこの冬眠のメカニズムを知ることで、

廃用になることを防ぐ「何か」が見つかれば、

ブログ管理者的にはノーベール賞ものだと考えます。


ただ逆に動かなくても健康的になれる社会になってしまうと、

それはそれで問題のような気が………

posted by リハ技師 at 20:13| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月18日

体育館で車いすバスケがしたい 「床に傷」などで利用拒む

【床が傷つく恐れがある「タイヤの跡がつく」。そんな理由で、車いすバスケットボールのチームが東京都内で自治体の体育館を借りられず、練習場所の確保に四苦八苦しています。ところが、貸し出し実績のある体育館に聞くと、「補修に特別な出費はない」と言います。4年後には、東京五輪・パラリンピックが開かれます。…】

(東京新聞・朝刊 2016327日 記事引用)


うーん、体育館管理側の意見も設備の保守という面では理解できる一面はあります、

しかし、4年後に記事にある東京でパラリンピックがあるのに…、と思うと、

何か手立てがないのか、ついついそう思います。

そもそも体育館管理の全国的な横のつながりってないのでしょうか。

実際に障害者スポーツで貸し出してある体育館で、工夫していることなどなど、

様々な蓄積があるはずなので、

そのような情報をうまく利用して対応できるのではと、ついつい考えてしまいます。

もちろん、そのような横のつながりがなくても、

東京都はそのような情報を集めて、貸し出しを拒否しているところに指導することはできるでしょう。

しかし、そのような指導をしても(つまりそれほど床が傷つかない対応を指導)

体育館管理側が正当な理由なしにその対応を変えないのであるならば、

これは明らかに今年の4月に施行された障害者差別解消法に違反となります。


問題があるとすれば、障害者スポーツを行っている体育館が特別な床材を使用していて、

その修繕に大きなお金がかかることです。

もしそうであれば、東京都はこのオリンピック・パラリンピックに手を上げた責任者なのです。

また東京都のホームページにこのような文章を見つけました。

【東京都では、年齢、性別、そして障害の有無を問わず、誰もがスポーツに親しむ「スポーツ都市」を目指して、平成227月にスポーツ振興局を設置し、障害者スポーツもスポーツ行政として一体的に推進しています。】

このような趣旨で動いているのであれば、

障害者が体育館でスポーツができる環境づくりとして、早急に東京都は予算化すべきでしょう


さて、それにしてもオリンピックの日本人の活躍をみて、ブログ管理者も興奮しています、

この勢いのまま、パラリンピック日本勢の活躍も期待しましょう。

posted by リハ技師 at 17:48| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月17日

医学生 地域医療実習

おとといは当法人には3時間だけでしたが、地域医療実習の受け入れを行いました。

相手は大分大学の医学部の5年生、

30分からは事務長から、2時間は当院でのリハビリ展開をブログ管理者から、

そして嚥下障害へのアプローチをST科長から行いました。

本来は院長が対応するべきだったのですが、

当日は夏休み中で県外に行く予定でしたので、

役不足ながらブログ管理者が主に担当することとなました。

しかし、院長も対応できないということに呵責を感じていたのか、

その医学生のために2冊の本を用意していました。

1冊は、リハビリテーションの思想 第2版 増補版、

もう1冊は、ICFの理解と活用、です。


この実習で少しでもリハビリテーションに興味をもってもらい、

いつかリハビリテーション医になってもらいたい、

ブログ管理者、そう思っていたので、つい言っちゃいました。

posted by リハ技師 at 20:23| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月16日

噴火時の医療体制探る

【日本救急医学会九州地方会が4日、鹿児島市の桜島の大噴火を想定した災害医療に関するシンポジウムを開いた。九州・山口には18の活火山があり、自治体を中心に防災計画が策定された火山もあるが、噴火災害の医療体制構築は十分ではない。今回は医療機関や自衛隊、自治体、企業などの関係者が出席。大量の火山灰が積もって交通マヒが起き、緊急搬送が困難になるなど、想定される事態を話し合った。学会は「これをきっかけに各地で噴火災害医療の議論が深まれば」と期待している。】

{読売新聞(福岡)・朝刊 2016622日 記事引用}


日本の現在の活火山の数は110、うーん結構ありますね。

その中から要注意として、重点観測地となっているのは、その半分の50か所あります。

この50か所に関しては24時間体制で観測・監視しています。

ではなぜこのように人手とお金をかけているのか、

当然それは地震と比較すれば予知できる可能性が高いからからです。


あれ、ではなぜ2年前の御嶽山の噴火は予兆できなかったの?と言われそうですね。

やはりあくまでも地震との比較で可能性が高い、と言っているだけで、

やはり地震の予知はそれほど簡単ではないのです。

(ただ御嶽山の噴火をきっかけに改正活火山法を国会で成立させました。

まぁこの法律を簡単に言っちゃうと、

避難場所や避難ルートを示した計画の作成をしたり、

避難訓練の実施を義務化したことです)


さて実際に噴火に至った場合、どのような被害が出るのでしょうか。

ここでは火山灰の影響のみを説明していきたいと思います。

まず真っ先に浮かぶのは、交通網がマヒしてしまう可能性があることです。

具体的にどのようなことでしょうか。

まず火山灰が道路上にあると非常に滑りやすくなり、事故につながる可能性があること、

電線の上に火山灰が積もり、そこで雨が降って、

水分が山灰に含むことによって重くなり、電線が切れたりして、

例えば信号機が機能停止状態に陥ったりすることが考えられます。

鉄道も火山灰の影響で、信号誤作動の恐れがあるといわれています。

飛行機は完全に火山灰が降っている状態であれば運行不可となります。


地震と同じように現在どこにでも噴火は起こり得るという準備をしていくことが、

当然のことながら必要でしょう。

当県(山形県)で時折もしかして噴火の前兆…と報道されるのは、スキーで有名な蔵王。

現在、噴火レベル1になります。

(昨年4月に噴火警報が発令され、6月に解除)

当法人に一番近い活火山は鳥海山、

ここ最近は噴火などに関する報道はないものの、

以前には、

1801年に死者8名をだした噴火、

1974年には東側火口などから水蒸気爆発をしたこともあり、

油断は…できません。

posted by リハ技師 at 18:19| 山形 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月15日

障害児預かり20業者処分

【障害のある子どもを放課後や長期休暇中に預かる「放課後等デイサービス」で、利用実態がないのに報酬を受け取ったり、必要な職員を配置していなかったりする不正が相次ぎ、今年2月時点で16自治体の20事業者が指定取り消しなどの行政処分を受けていたことが15日、共同通信のまとめで分かった。自治体が返還を求めた金額は約2億円に上る。】

(宮崎日日新聞・朝刊 2016516日 記事引用)


以前も放課後等デイサービスをこのブログで取り上げ、

どのような内容なのかを説明したことはありますが、

今一度記事の説明より少し詳しく述べましょう。

放課後等デイサービスとは、

学校通学中の障害をもつ子どもが、

放課後や夏休み等の長期休暇中において、

生活能力向上のための訓練等を継続的に提供することにより、

学校教育と相まって障害を持つ子どもの自立を促進するとともに、

放課後等の居場所づくりを行うものになります。


今回の問題は、参入していた組織がいい加減な対応をしながら報酬を得たことです。

このように至った原因として取り上げられているのは、

職員の配置基準と対応時間の基準についてです。

設置基準は、

障害者施設などでの勤務経験がある児童発達支援管理責任者1(専任)が常勤、

子ども10人までなら指導員または保育士を2人以上などと定めています。

なんと、その指導員になんの明確な要件がないのです。

つまり実質全くの素人の人を配置していいことになります。


対応時間の基準についても問題です。

なんと短時間の対応でも、

1日分」として報酬は支払われる、というものになっています、

また障害が軽度・重度での違いもなく、

業者によっては、軽い障害で短時間の障害児しか受け入れない、というところもでています。


記事の中に出ていた放課後等デイサービスの開業を呼びかけるホームページに出ていた言葉に、

ブログ管理者、強い強い違和感を感じました。

それはどんなものなのかというと…。

「新規参入3年で売り上げ3億、利益1億を目指しませんか?

このような参入を促すメッセージ、皆さんはどう思うでしょうか。

もしかしたら企業は儲けることを目指すのは当然、自然なことだ、と感じる人もいるのでしょうか

しかし、このような営利主義一辺倒でいけば、

このような事業は人件費が一番かかると思われるので、

そこを抑えるために資格給などを支払う必要がない素人を雇うでしょうし、

対象者も限定するでしょう、

そして時間も限定…。

基準も緩いので、これでいいや、ということになります。

そうであれば儲け中心で考えている企業は、

明らかに子どもに対して不適切な支援になることは間違いないでしょう。

心配するのは人材にお金をかけていないので、

特に障害児に虐待をするケースが次々と増えていくのではないかというところが気になります。

(実際に大阪ではトイレに閉じ込めるなどの虐待が発覚し、その業者は指定取り消しになりました)


厚生労働省は3月にサービスのガイドラインを作って、

自治体に指導の徹底を求めた、ということなのですが、

このようなサービスが急増していて、自治体も実態の把握がままならない状態のようです。

これはやはり最初の設置基準から見直す必要があるといわざるをえないでしょう。

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posted by リハ技師 at 18:56| 山形 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする