2017年11月16日

特定看護師 広がぬ理念

【自らの判断で一定範囲の医療行為ができる「特定看護師」の研修制度が、201510月の導入から2年を迎える。超高齢化社会で在宅医療を支える人材として期待され、国は全国で10万人の養成を目指しているが、実際に研修を受けた看護師は、想定より極端に少ない。人や賃金面の理由で研修機関が増えないことなどが拡大を阻んでいる。】

(中日新聞・朝刊 2017912日 記事引用)


まず特定看護師って、わかるでしょうか。

まぁ、ごく簡単に言うと、医師に変わって医療の一部を行うことができる看護師です。

なぜこのような看護師の制度ができたのでしょうか。

これは将来的に医療・介護職の人材が不足していくことをふまえて、

様々な職種が職能の移譲という手法で対応していく、ということです。

職能の移譲とは、

仕事でお互いに重なり合っている部分があることを当然として考え、

さまざまな職種が職種間で相互乗り入れして職務を遂行することを意味します。

今まで医師しかできなかったものも、

医師もできるけれど他の職種もできることで、医療の効率化が図れる、というものです。

このような背景で進められてきた特定看護師、

しかしなかなか記事によると、普及できていません。

指定研修機関の少なさ・指導者不足・研修者の負担が大きいと、記事では書かれています。

しかし、それだけでしょうか…。


この特定看護師は、もう看護師とは呼べないのではないのかと、ついつい見てしまいます。

なんかミニ医師のような感じが…。

看護師の専門性は何なのか、ということは問わなければいけません。

特定看護師になりたい人もたくさんいるかもしれませんが、

それ以上に今まで歴史的に培ってきた看護師の姿に魅力を感じ、仕事をしてきたひとはいます。

特定看護師の研修が受けられる環境にある人にあり、その能力がある人でも、

あえてそこは目指さない、というひとが結構いるのだと思います。


ゆえにおそらく国は研修機関を増やしたりなどの環境づくりを早急に進めるでしょうが、

国の目標数値にはなかなかハードルは高い、とブログ管理者は見ています。

posted by リハ技師 at 20:49| 山形 ☔| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月15日

入院中にエコノミー症候群

【医療死亡事故を再発防止に生かす医療事故調査制度で、今年3月までに原因調査を終えた330件のうち、入院中に別途で寝ていたことによる急性肺血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)が原因のものが8件あったことが、第三者機関「日本医療安全調査機構」のまとめで分かった。同機構は、患者自身も予防に努めることが重要として、ベッド上で足首を動かすように呼び掛ける「患者参加型」の提言をまとめた。】

{毎日新聞(東京)・夕刊 201794日 記事引用}


入院中にエコノミークラス症候群、でもこれは意外とあることのようです。

他のホームページからの知識ですが、手術後に肺塞栓症になることも多いという記述も…。

(高齢者になればなるほどその傾向が…、あと足の麻痺がある、寝たきり状態だと更に…)

このような肺塞栓症は死亡率が高く、3割程度の死亡率だと聞いたことがあります。

そのためにも記事では患者参加型の対応が必要だということで、記事がまとめられています。

大きな大震災の時にも被災者が車中泊をすることによって、エコノミー症候群を起こす例は多発しています。

ブログ管理者も東日本大震災の時に、

鶴岡地区にきた被災者にエコノミー症候群にならないようにということで、

技士会(PTOTST)がその人たちの体操を提供しようということで1回だけ取り組もうとしたことがあります、

しかしそれも被災者側さんの都合がつかずできませんでした。


当然、患者参加できない人たちもいるので、そこは一定程度動かすような人たちが必要でしょう。

患者参加できない人はリハ技士が関わることで、肺塞栓リスクを低くすることができるでしょう。

ブログ管理者、急性期のリハは経験していないのでよくわかりませんが、

そのことも急性期におけるリハの大きな役割なのだと思います。

posted by リハ技師 at 16:07| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月14日

介護充実へ 患者情報共有 高知市 ルール策定

【介護が必要な高齢者の退院後などの暮らしを支援するため、高知市内の医療と介護の専門職が入退院時に患者情報を共有するルールが策定され、71日から運用が始まった。高知市が呼びかけ、市内病院の9(55病院)と、ケアマネージャーが所属するすべての居宅介護支援事業所(120事業所)などがルールに基づいて情報共有を進める。】

(高知新聞・夕刊 201776日 記事引用)


この共有の中にどのような情報項目が入っているのでしょうか?

このことをうかがうような記事は出ていなかったので詳細は不明ですが、

まずこの情報項目の在り方についてはいろいろ議論して決めていったでしょう。

詳しくたくさん情報があれば、細かなことがわかりますが、

そうなると入力は大変になりますし、それほどいらないのでは?と思う情報も入っていくでしょう。

当地域の脳卒中や大腿骨近位部骨折の地域連携パスにおいても、

どの項目を入れ込むのかはかなり議論になったと聞きます。


あと問題なのは情報の標準化です。

例えばADLを図る指標はいろいろあります、

何を使わなければいけないのかを話し合い、その測る指標を共用できるように統一していく必要があります。


もう一つ大切なのは、入力が楽である、とか、

みて見やすい情報レイアウトにする、ということです。

このようなこともあって、当然ですが、専門の業者と連携して、

上記のことが達成するように対応していきます。


今日は庄内南部の地域連携パス会議、

今日は会議ではなく、12月の第18回日本クリニカルパス学会の予演を行う予定です。

当院からは医師と作業療法士が発表します。

posted by リハ技師 at 18:28| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月13日

ゆりかご検証報告書 「孤立出産」懸念強く? 

【「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の在り方を検証する熊本市の専門部会が23日に公表した報告書は、ゆりかごが医療の介助を受けない「孤立出産.」を招いている可能性を指摘。出産直後に長距離移動しているケースが複数あることから、「母子の生命を脅かす存在となっている可能性がある」と強い懸念を示した。】

(熊本日日新聞・朝刊 2017924日 記事引用)


ドラマで今注目しているのが、前回のシリーズでも好評だった「コウノドリ」です。

今回も視聴率は12%強程度とまずまずの高視聴率になっています。

ヒューマン医療ドラマで、主人公は産科医です。

ブログ管理者も見ています。


さて記事のこうりとりのゆりかご、聞いたことのある人はいますか。

知らない人もいるので、簡単に説明すると、

親が育てられない子どもを匿名で受け入れる、というものです。

下手に山中に捨ててしまい、赤ちゃんを死なせるよりは、

このような匿名での受け入れを整えることで、命だけは救えるという趣旨のもと、

できたものです。

(現在では、熊本の慈恵病院のみしか行っていません)


この「こうのとりのゆりかご」に対して批判も数多くあります。

例えば、この「こうのとりゆりかご」があることによって、

安易な育児放棄を助長させるものだ、というものがあります。

またこの記事では、

へその緒が付いたままでポストに入れられたりなど、

すぐにでも医療的処置を必要とする赤ちゃんがかなりいたということで、

熊本市の専門部会は批判的な論調で報告しています。


この記事から2日後の同じ熊本日日新聞の記事では、

この専門部会の報告に対して慈恵病院の理事長が「ナンセンス」だと真っ向から対立しています。

果たしてこの問題は、どうとらえればいいのか、皆さんも考えてください。


さてドラマの「こうのどり」、

これは原作が漫画で、「講談社漫画賞一般部門」を受賞しています。

興味のある方は、漫画もどうぞ。

posted by リハ技師 at 18:55| 山形 | Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月09日

それ、救急車必要?

【琉球新報社が実施した県内18消防本部へのアンケート調査で、ほとんどの消防が救急車の適正利用を求める声で一致した。事例を聞いたところ、「タクシー代がなかった」「ピーラーで指先を数ミリ切った」など、明らかに不適切な出勤要請を受けたケースが相次いでいることが分かった。】

(琉球新報・朝刊 201799日 記事引用)


今日は119日、

ということで「119番の日」になっています。

ということで今日のコラムは救急車関連。


他にも不適切な事例がこの記事に書いてありましたが、あぜんとなるようなことがたくさん出ていました。

20歳代男性が料理中にピーラーで指先を数ミリ切り、救急車要請、

酩酊状態で路上に寝ていたことでの救急車要請、などなど、もうあきれてしまいます。


まずそもそも高齢者が増えていることもあり、

救急車搬送の件数は、平成20年以降増え続けています。(総務省のデータより)

また東京のデータではありますが、

軽症者割合(この場合の軽症者の定義は初診医師により入院しなくてもいいと判断された人のことを言います)は、

平成18年の60.3%をピークに下がり続けていましたが、平成25年からまだ上がり始め、

平成25年から再び上がり始めています。(平成27年では54.1%)

もちろん軽症か軽症ではないかは、素人の人が判断できるものではありません、

ゆえに一定程度軽症者がいるのは自然なことです、

上記のデータから軽症者が多いことだけで、「けしからん」とはなりません。

結果として軽症だった場合と、

故意に行った場合もしくは故意でなくても非常識の場合とは分けて考えるべきでしょう。

ただその故意ということに関しても、その内容によっては吟味する必要があります。

例えば一人暮らしの高齢者、ついつい寂しくなって救急車に電話してしまう………、

もちろん、このこと自体を容認してはいけないですが、

このような事例から福祉サービスなどとの連携を図る必要があるのではないかという議論につなげていかないと、

ただその人に対して怒ったり、罰則を用意しても意味がないように思います。


もちろん、どうしようもない人たちもいるわけで、そこは「教育」が必要なのでしょう。

posted by リハ技師 at 18:15| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月08日

イエメンで「最悪のコレラ禍」

【内戦が続く中東イエメンでこれらが大流行し、危機的な状況に陥っている。難民が大量に発生し、医療施設は破壊され、衛生状態は悪化するばかり。世界保健機関(WHO)は「史上最悪のコレラ感染」と声明を出している。世界の最貧国の一つで、国際社会から忘れられがちなイエメン。国際的な人道支援が急務なのだがー。】

(中日新聞・朝刊 201781日 記事引用)


シリアやイラクの紛争が国際ニュースでいろいろ目にすることはあったのですが、

イエメンがこれほどとは、ブログ管理者………、無知でした。

知ってみると同等もしくはそれ以上に人道的に問題のある地域になっているのが、

イエメンと言えるでしょう。

そのイエメンの内戦、3つの宗派対立が激化し、

20178月時点でイエメン国民の5万人が死傷し、300万人以上が国内難民となっています。

(イエメンの人口は2800万人なので、約1割強が難民となっています)


コレラに関していえば、85万人以上が感染した、感染しているという報道があります。

このコレラ感染を拡大させている要因として、食糧不足と衛生状態の悪化があります。

国民の約2/3にあたる1700万人が、食糧不足に直面し、

国民の約半数が清潔な水さえも手に入らない状況なのです。

そして更に深刻にさせているのが、医療施設の破壊です。

たとえ医療施設が残っているところでも、内戦状態がひどすぎてそこまで行くことができなかったりしています。

国際医療支援団体「国境なき医師団」たちもこの状況に、絶望的な健康状態だと警告を発しているのです。

更にまた深刻なのがこの最近のニュース。

サウジアラビアがイエメンの陸海空の封鎖を行ったため、

国連の支援団体がイエメンの支援に入れなくなっているのです。


昔、コレラというとかなり恐ろしい治療できないような感染症というイメージがありましたが、

現在では治療可能でなおかつそれほど医療費もかからないものになっています。

しっかりとした支援があれば、対応できるのに、できないもどかしさ。

果たしてどうすれば、このことを打開できるのか、

報道では悲観的なものしかでていないのが現状です。

posted by リハ技師 at 18:03| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月07日

ホームレスを巡回ケア

【ホームレスが高齢化している現状を踏まえ、厚生労働省は来年度から全国の自治体で、保健師や看護師らでつくる医療チームの巡回活動を始める。社会福祉士などと連携して生活保護の受給を促し、治療を継続できるように支援もしていく。高齢化は今後も進行するとみられ、早期対応で医療費の抑制につなげる効果も見込む。】

(日本経済新聞・朝刊 201791日 記事引用)


ホームレスは減少していると言われています。

2003年で25000人いましたが、今年の数でいうと約1/5になっている、というのです。

その現象の理由として、ホームレス自立支援法が大きい、と言われています。

そのホームレス自立支援法とは何でしょうか。

この名前は通称で、

正確には、ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法と言います。

内容としては、

国と地方自治体の責務として自立の意思のあるホームレスの自立の支援、

ホームレスとなるおそれのある者が多数存在する地域への支援、

その他ホームレスに関する問題の解決に取り組むこととしている、というものです。


しかし数は減ったものの、その中に残っている人たちは高齢化していて、

様々身体に病を抱える人が多くなっているという現状は、なんとかしなければなりません。

今回の厚生労働省の方策は、

そこに手当てするものであり、ブログ管理者としても評価できるものです。

(予算として27千万円計上しているそうです)

今後特にホームレスが多い上位5自治体(東京都・大阪府・神奈川県、愛知)などで、

このような巡回ケアを目にすることがあるかもしれません。

posted by リハ技師 at 18:26| 山形 ☀| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月06日

シリーズ 人体 神秘の巨大ネットワーク プロローグ

番組の紹介。

930日放送のNHKスペシャル。

「シリーズ人体神秘の巨大ネットワークプロローグ」


番組のホームページから、この番組の概要が書かれているので、紹介しましょう。

【今、医学の世界で、これまでの「人体観」を覆す、巨大なパラダイムシフトが起こりつつある。今までは、人体のイメージと言えば、「脳が全体の司令塔となり、他の臓器はそれに従う」というものだった。ところが最新科学は、その常識を覆した。なんと、「体中の臓器が互いに直接情報をやりとりすることで、私たちの体は成り立っている」そんな驚きの事実が明らかになってきた。このいわば「臓器同士の会話」を知ることで、いま医療の世界に大革命が起きている。例えば、がんや認知症、メタボなどの悩ましい病気を克服する画期的な方法が成果をあげ始めているのだ。】


この番組のすごいところは、

最先端の技術で映像として、例えば臓器同士のコミュニケーションをしているという状況を表現できているということです。

なおかつノーベル賞受賞の山中先生がとてもわかりやすく説明してくれました。


さて中身もある意味革命的です。

臓器同士が会話(当然比喩です)するということがわかったおかげで、

この会話の問題で病気になるのではないかということにまでわかってきたのです。

(つまり会話の中で間違った指令を出すことで、異常がおきる事例が認められました)

そしてこの会話をうまく操る、という治療法が成果を上げています。


10万分の1oという物質を例えば腸から血液にのって全身に運ばれ、

様々な臓器にメッセージを伝えていました、

番組は、今回そのような決定的瞬間を撮ることに番組は成功しています。

(なんとこの臓器同士の会話、最初に発見したのは日本人科学者だったそうです)

このことから血液を一滴でも調べれば、その様々な臓器から出る物質を分析することで、

13種類のがんを早期発見することも近い将来できるようになる、ということでした。


特に番組で紹介されて分かりやすかったのは、間接リウマチ。

関節リウマチは、免疫細胞が敵がいないにも関わらず敵がいるぞと言うメッセージを出し続けます、

そして正常な関節の細胞を敵と勘違いして攻撃してしまい、間接の破壊が進んでいくのです。

最近の治療法では、

そのようなデマ情報が飛び回らないような薬剤を開発しているのです。

posted by リハ技師 at 17:59| 山形 | Comment(0) | 番組紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月02日

富山型ディ 来年度国導入

【高齢者や障碍者、子どもを分け隔てなく受け入れる「富山型デイサービス」の事業所が、全国で約1500か所へと増加している。富山発祥の先駆的な福祉サービスは第1号の誕生からやく四半世紀を経て、社会にしっかりと根を下ろしつつある。2018年度からは国が富山型ディの理念を生かした「共生型サービス」を導入する方針で、県内の関係者は運営のネックとなっていた報酬の改善や、一層の普及につながることを期待している。】

(北日本新聞・朝刊 2017816日 記事引用)


富山型デイサービス自体を知らない読者もいると思うので、説明しましょう。

これは富山赤十字病院の看護師3人が始めたデイケアハウスで、

その時の呼びかけが、

「赤ちゃんからお年よりまで障害児も障害者もみんないらっしゃいこのゆびとーまれ!」というものでした。

つまり、年齢や障害に関係なく、受け入れられる施設づくりを目指したのです。

これが様々なところで評価されました。

実際に子どもがそばにいることで高齢者が元気をもらったり、

逆に子どもは高齢者からのしつけを学んだり、他にも高齢者の気持ちを推し量れるような教育などの効果があったからです。


今までは障害福祉サービスとして、この富山型(共生型)はサービスを公的に提供できましたが

(現行の障害福祉制度では、

介護保険サービスを提供する事業所として指定を受けているところであれば、市町村が給付を認める判断を下せます)

現行の介護保険制度上では、介護保険サービスを提供できる仕組みにはなっていませんでした

(障害福祉サービスの事業所として指定を受けているだけでは、介護保険サービスは行えなません)

例えば65歳を迎えた障害者は今までのなじみの施設を使うことができなくなるケースがでてきたのです。

来年度の改定では、そのあたりの課題を整理し、きちんと対応できる仕組みにしていくのでしょう。


それよりも介護報酬の改定率がどうなるのか、

そしてどこにマイナス改定が入っていくのか、戦々恐々です。

posted by リハ技師 at 16:58| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月01日

対応問われる「薬剤耐性」

【抗菌薬(抗生物質)が効かなくなる薬剤耐性(AMR)感染症への対応が問われている。日本政府は20164月に「AMR対策アクションプラン」を策定し、中期的な成果指標も掲げた。だが医師による抗菌薬の不適切な処方は依然として多いとの指摘がある。感染症関連のビジネスは成立しづらく、新規抗菌薬の開発が停滞しがちになるという構造問題の解決も容易ではない。】

(日刊工業新聞・朝刊 2017824日 記事引用)


今日は院内全体で年2回必ずある感染関連の学習会がありました。

テーマは結核について。

保健所から講師を呼んで1時間講義を受けました。

その内容はおそらく数日遅れで病院のブログにのるでしょう。


さて記事の感染症関連の薬剤開発は、ビジネスになりづらい、というのは初耳でした。

これは日本だけでなく、世界全体に言えることのようです。

例えば成人病関連の薬剤開発より収益性は低くなります。

なぜなら成人病関連は薬剤を服用する期間が長いことが多いですが、

感染症関係は短期間の薬剤の服用になるからです)

しかし抗菌薬が効かなくなる問題は非常に深刻で、

海外ではそのことを真摯に受け止め、産学官で連携した研究がなされています。

日本においてもこのような薬剤開発は、何かインセンティブをつけるような対策が必要でしょう。


それと同様に問題なのは、医師の不適切な抗菌薬処方です。

どうも昔の医学教育では感染症に関する教育が不十分だったという指摘もあり、

そのこともあってこのような抗菌薬が効かなくなる薬剤耐性感染症を引き起こす事例が出てきているのです。


政府は2020度までに、

2013年比で33%の抗菌薬使用量減を目指しています

posted by リハ技師 at 19:06| 山形 ☁| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする